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公開番号2025102094
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219316
出願日2023-12-26
発明の名称錠剤容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人
主分類B65D 83/04 20060101AFI20250701BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】片手で操作可能で取出し口のロック機能を有する錠剤容器を提供する。
【解決手段】側方への取出し口Mを有する収納体20と、収納体20の下半部20aが当該収納体20の前方への傾動可能に連結されたカバー体2と、を具備する。カバー体2は、収納体20の直立姿勢で取出し口Mを覆閉しており、収納体20が前記直立姿勢から前方への傾斜姿勢へ傾動されたときに、取出し口Mが開放される。前記収納体20を、前記カバー体2に上側高さ及び下側高さの間で昇降可能に組み付けるとともに、前記収納体20の上部に、当該収納体20が前記上側高さにあるときに前記カバー体2に配備した受部12へロックされ、前方への傾動を制止する係止部44を設ける。収納体20は、押下げ及び前方への傾動操作用の押圧部48を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
錠剤を収納するとともに、側方への取出し口(M)を有する収納体(20)と、
この収納体(20)の下半部(20a)が当該収納体(20)の前方への傾動可能に連結されたカバー体(2)と、を具備し、
前記カバー体(2)は、前記収納体(20)の直立姿勢で少なくとも前記取出し口(M)を覆閉するように設け、前記収納体(20)を前記直立姿勢から前方への傾斜姿勢へ傾動させたときに、前記取出し口(M)が開放される錠剤容器において、
前記収納体(20)を、前記カバー体(2)に上側高さ及び下側高さの間で昇降可能に組み付けるとともに、前記収納体(20)の上部に、当該収納体(20)が前記上側高さにあるときに前記カバー体(2)に配備した受部(12)へロックされ、前方への傾動を制止する係止部(44)を設け、
前記収納体(20)は、押下げ及び前方への傾動操作用の押圧部(48)を有し、この押圧部(48)の操作により前記係止部(44)のロックを解除することができるように構成したことを特徴とする、錠剤容器。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記収納体(20)の下半部(20a)及び前記カバー体(2)の対向面同士の一面には、前記側方に配向された回転軸(28)が、その他面には、当該回転軸(28)が上下方向への変位可能に遊嵌された軸穴(10)がそれぞれ形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の錠剤容器。
【請求項3】
前記収納体(20)又は前記カバー体(2)の一方に配置した主支点部(f1)から、その他方に配備した主当接部(e1)に当接させるための主バネ部(C1)を突設させており、
この主バネ部(C1)は、前記押圧部(48)の傾動操作により前記収納体(20)が前記直立姿勢から傾動する際に前記主当接部(e1)に添って変形し、前記押圧部(48)の解放により変形前の形状へ復元することで、前記収納体(20)を前記直立姿勢へ復帰させるように形成されたことを特徴とする、請求項又は請求項2に記載の錠剤容器。
【請求項4】
前記収納体(20)の直立姿勢で、この収納体(20)の上半部(20b)から垂設された可撓片(54)を、前記カバー体(2)に形成された傾斜受面(j)に載置させ、
前記収納体(20)を押し下げることにより、前記可撓片(54)が前記傾斜受面(j)を下方へ摺動するとともに、前記押下げの解放により前記傾斜受面(j)を上方へ摺動して原位置に復帰することを特徴とする、請求項3に記載の錠剤容器。
【請求項5】
前記収納体(20)又は前記カバー体(2)の一方に配置した副支点部(f2)から、その他方に配備した副当接部(e2)に当接させるための副バネ部(C2)を突設させており、
この副バネ部(C2)は、前記押圧部(48)の押下げ操作により前記収納体(20)が前記上側高さから前記下側高さへ下降することにより、前記副当接部(e2)に圧接されて変形し、かつ、前記押圧部(48)の解放により、前記収納体(20)を前記上側高さに復帰させるように形成されたことを特徴とする、請求項3に記載の錠剤容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、錠剤容器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
この種の容器として、側方に取出し口を有する錠剤収納用のケース体に、当該取出し口を閉塞する蓋体がヒンジを介して連結されたものが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-122345
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の容器は、持ち運びの際に、蓋体に付設された操作部(指掛け部)に他物が当たることで、取出し口が不意に開いてしまうことがあった。
【0005】
本発明の目的は、片手で操作可能で取出し口のロック機能を有する錠剤容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の手段は、錠剤を収納するとともに、側方への取出し口Mを有する収納体20と、
この収納体20の下半部20aが当該収納体20の前方への傾動可能に連結されたカバー体2と、を具備し、
前記カバー体2は、前記収納体20の直立姿勢で少なくとも前記取出し口Mを覆閉するように設け、前記収納体20を前記直立姿勢から前方への傾斜姿勢へ傾動させたときに、前記取出し口Mが開放される錠剤容器において、
前記収納体20を、前記カバー体2に上側高さ及び下側高さの間で昇降可能に組み付けるとともに、前記収納体20の上部に、当該収納体20が前記上側高さにあるときに前記カバー体2に配備した受部12へロックされ、前方への傾動を制止する係止部44を設け、
前記収納体20は、押下げ及び前方への傾動操作用の押圧部48を有し、この押圧部48の操作により前記係止部44のロックを解除することができるように構成した。
【0007】
本手段は、図1及び図4に示す如く、側方への取出し口Mを有する収納体20の下半部20aを、前記取出し口Mを覆閉するカバー体2に連結させ、図2(B)に示す如く、前記収納体20を前方へ傾動させることにより、前記取出し口Mが開放される錠剤容器に関する。
収納体20は、カバー体2に昇降可能に組み付けられている。
前記収納体20の上部には、収納体20が上側高さにあるときに前記カバー体2に配備した受部12へロックされ、前方への傾動を制止する係止部44が設けられている。
前記収納体20は、押下げ及び前方への傾動操作用の押圧部48を有する。
この構造によれば、取出し口Mの開放には押下げ及び前方への押込みという2段階の操作が必要となるので、取出し口が不意に開く不都合を防止でき、かつ、容器を持つ手の一指で押圧部48を押し下げた後に前方へ押し込むことにより、片手での操作が可能である。
故に使用感を向上させながら、意図せぬ取出し口の開放(誤操作を含む)を防止できる。
【0008】
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記収納体20の下半部20a及び前記カバー体2の対向面同士の一面には、前記側方に配向された回転軸28が、その他面には、当該回転軸28が上下方向への変位可能に遊嵌された軸穴10がそれぞれ形成された。
【0009】
本手段では、図1及び図4に示す如く、収納体20の下半部20aをカバー体2に回転軸28を介して連結している。
具体的には、収納体20の下半部20a及びカバー体2の対向面同士の一面に、側方に配向された回転軸28を、その他面には、回転軸28が上下方向への変位可能に遊嵌された軸穴10を形成している。
この構造によれば、収納体20の昇降及び傾動という2種類の動作を、既存の錠剤容器の枢着機構と同程度に簡易な構成で実現できる。
【0010】
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ前記収納体20又は前記カバー体2の一方に配置した主支点部f1から、その他方に配備した主当接部e1に当接させるための主バネ部C1を突設させており、
この主バネ部C1は、前記押圧部48の傾動操作により前記収納体20が前記直立姿勢から傾動する際に前記主当接部e1に添って変形し、前記押圧部48の解放により変形前の形状へ復元することで、前記収納体20を前記直立姿勢へ復帰させるように形成された。
(【0011】以降は省略されています)

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