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公開番号
2025104948
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223153
出願日
2023-12-28
発明の名称
キャップ
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
主分類
B65D
47/20 20060101AFI20250703BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】簡単な構造で内容物の注出形態を切り替え可能なキャップを提供する。
【解決手段】キャップは、キャップ本体(11)と、上キャップ(12)とを備え、キャップ本体(11)は、装着部(15)と、天壁部(16)と、天壁部(16)に設けられる第1の注出口(31)及び第2の注出口(32)とを備え、上キャップ(12)は、キャップ本体(11)に取り付けられた状態でキャップ本体(11)の周方向に回転可能な筒状部(40)と、筒状部(40)の内側に配置されて天壁部(16)の一部を上方から覆うカバー部(41)とを備え、上キャップ(12)は、筒状部(40)が回転することで、カバー部(41)が第2の注出口(32)を塞いで第1の注出口(31)を露出させる第1回転位置と、カバー部(41)が第2の注出口(32)を露出させる第2回転位置とに回転可能である。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
内容物を収納する容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、前記キャップ本体に取り付けられて前記キャップ本体を上方から覆う上キャップとを備えるキャップであって、
前記キャップ本体は、前記口部に装着される装着部と、前記口部の上面を塞ぐ天壁部と、前記天壁部に設けられる第1の注出口及び第2の注出口とを備え、前記第1の注出口は前記天壁部に設けられる複数の孔の集合体であり、前記複数の孔は前記第2の注出口よりも広範囲に配置され、
前記上キャップは、前記キャップ本体に取り付けられた状態で前記キャップ本体の周方向に回転可能な筒状部と、前記筒状部の内側に配置されて前記天壁部の一部を上方から覆うとともに前記筒状部と一体に回転するカバー部とを備え、
前記上キャップは、前記筒状部が回転することで、前記カバー部が前記第2の注出口を塞いで前記第1の注出口を露出させる第1回転位置と、前記カバー部が前記第2の注出口を露出させる第2回転位置とに回転可能であるキャップ。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
ヒンジ部によって開閉可能であって前記天壁部を上方から覆うヒンジキャップが前記上キャップに取り付けられ、
前記ヒンジキャップは、前記上キャップに取り付けられた状態で前記周方向に回転可能な回転部と、閉状態で前記天壁部を上方から覆う蓋部と、前記回転部と前記蓋部とを接続する前記ヒンジ部とを備える請求項1に記載のキャップ。
【請求項3】
前記回転部を任意の回転位置に停止させる回転停止部を備える請求項2に記載のキャップ。
【請求項4】
前記キャップ本体は、前記上キャップを前記第1回転位置及び前記第2回転位置に位置決めするストッパー部を備える請求項1に記載のキャップ。
【請求項5】
前記キャップ本体は、上方に突出して前記天壁部を周囲から取り囲む環状壁を備え、
前記ストッパー部は、前記環状壁に形成された段部であり、
前記上キャップは、前記環状壁に上方から嵌合する環状の溝部を備え、前記溝部を介し前記環状壁に沿って回転し、
前記溝部内に、前記第1回転位置及び前記第2回転位置で前記段部に当接する壁部が設けられる請求項4に記載のキャップ。
【請求項6】
前記上キャップにおいて前記筒状部の内側には、前記筒状部の内側を塞ぐ隔壁部と、前記隔壁部の一部を構成し、前記隔壁部に設けられた環状の切り込み部が破断することで前記隔壁部から切り離される蓋板部とが設けられ、
前記隔壁部から前記蓋板部が切り離されて残った部分は前記カバー部となり、
前記隔壁部から前記蓋板部が切り離されることで前記切り込み部に沿った開口部が形成され、
前記開口部は、前記第1回転位置で前記第1の注出口を露出させ、前記第2回転位置で前記第2の注出口を露出させる請求項1に記載のキャップ。
【請求項7】
前記上キャップにおいて前記筒状部の内側には、前記カバー部と、前記上キャップを上下方向に貫通する開口部とが設けられ、
前記第2回転位置では、前記複数の孔の一部及び前記第2の注出口が前記開口部から露出するとともに、前記複数の孔の残りが前記カバー部によって塞がれ、
前記第1回転位置では、前記第2の注出口が前記カバー部によって塞がれるとともに、前記複数の孔の全部が前記開口部から露出する請求項1に記載のキャップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャップに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、容器本体の口部に装着されるキャップにおいて、容器本体の内容物を注出する形態を、局所的に注出する形態と、シャワー状に注出する形態とに切り替え可能なものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のキャップは、キャップ本体の上面に設けられる注出孔と、キャップ本体の上面を覆うエラストマー製の弁体と、この弁体に設けられる複数の拡散用注出孔とを備える。特許文献1の構造では、容器本体を弱く圧搾すると、注出孔を介して内容物が局所的に注出され、容器本体を強く圧搾すると、圧力によって弁体がキャップ本体の上面から離間し、内容物が拡散用注出孔からシャワー状に注出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平6-32345号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の構造では、キャップ本体の上面にエラストマー製の弁体を設ける必要があり、キャップの構造が複雑になる。また、特許文献1の構造では、注出形態を切り替えるために、容器本体の圧搾力を調整する必要があり、注出形態を正確に切り替えることが難しい場合がある。
【0005】
このような点に鑑み、本発明は、簡単な構造で内容物の注出形態を切り替え可能なキャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
キャップは、内容物を収納する容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、前記キャップ本体に取り付けられて前記キャップ本体を上方から覆う上キャップとを備えるキャップであって、前記キャップ本体は、前記口部に装着される装着部と、前記口部の上面を塞ぐ天壁部と、前記天壁部に設けられる第1の注出口及び第2の注出口とを備え、前記第1の注出口は前記天壁部に設けられる複数の孔の集合体であり、前記複数の孔は前記第2の注出口よりも広範囲に配置され、前記上キャップは、前記キャップ本体に取り付けられた状態で前記キャップ本体の周方向に回転可能な筒状部と、前記筒状部の内側に配置されて前記天壁部の一部を上方から覆うとともに前記筒状部と一体に回転するカバー部とを備え、前記上キャップは、前記筒状部が回転することで、前記カバー部が前記第2の注出口を塞いで前記第1の注出口を露出させる第1回転位置と、前記カバー部が前記第2の注出口を露出させる第2回転位置とに回転可能である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、簡単な構造で内容物の注出形態を切り替え可能なキャップを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態に係るキャップが装着された注出容器の断面図である。
キャップを上方から見た平面図である。
キャップ本体を上方から見た平面図である。
キャップ本体の側面図である。
上キャップの側面図であって、一部を断面で示した図である。
上キャップを下方側から見た底面図である。
図2の状態から切り離し蓋を取り外した状態を示す平面図である。
図1における環状壁の周辺部の拡大図である。
図1において下側筒部が嵌合する部分の拡大図である。
図1において中間フランジ部とキャップ本体との当接部を示す拡大図である。
ヒンジキャップを上方から見た平面図である。
図7AのVII-VII断面図である。
第1回転位置の状態を示す断面図である。
第1回転位置の状態で内容物を注出している状態を示す断面図である。
第2回転位置の状態を示す平面図である。
第2回転位置の状態を示す断面図である。
第2回転位置の状態で内容物を注出している状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明に従うキャップの実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るキャップ10が装着された注出容器1の断面図である。図2は、キャップ10を上方から見た平面図である。
【0010】
注出容器1は、内容物を収納する容器本体2と、容器本体2の口部2aに装着されるキャップ10とを備える。
容器本体2は、容器底壁(不図示)と、この容器底壁の周縁から上方に延出する筒状の胴部2bと、口部2aとを備える。図1では、胴部2bは、口部2aよりも下方の位置から口部2aに向けて径方向内側に延びる上端部の部分が図示されている。
口部2aは、胴部2bの上端部から上方に延出する円筒状である。口部2aの外周には、キャップ10が係合する外側係合部2cが設けられる。外側係合部2cは、口部2aの外周に形成された雄ねじ部である。
(【0011】以降は省略されています)
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