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公開番号2025088377
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203049
出願日2023-11-30
発明の名称キャップ
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人
主分類B65D 47/20 20060101AFI20250604BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】内容物の吐出量を簡単な操作で切り替えることが可能であって、少量であっても多量であっても内容物を容易に吐出させることができるキャップを提供する。
【解決手段】キャップ1は、容器10の口部11に装着される中栓2と、容器10に収容された内容物を吐出する吐出口3gを有し中栓2に対して回動可能に取り付けられるキャップ本体3とを備え、キャップ本体3は、吐出口3gが設けられ中栓2の上方に位置する天壁3eと、有底筒状をなし吐出口3gの下方で天壁3eにつながる隔壁3hと、隔壁3hに設けられ吐出口3gに通じる連通口3mとを備え、中栓2は、連通口3mに対して隙間をもって対向可能な覆蓋壁2mを備え、キャップ本体3は、覆蓋壁2mが連通口3mに対して隙間をもって対向する第一吐出位置と、覆蓋壁2mが連通口3mに対して非対向となる第二吐出位置との間で回動する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
容器の口部に装着される中栓と、該容器に収容された内容物を吐出する吐出口を有し前記中栓に対して回動可能に取り付けられるキャップ本体とを備えるキャップであって、
前記キャップ本体は、前記吐出口が設けられ前記中栓の上方に位置する天壁と、有底筒状をなし前記吐出口の下方で該天壁につながる隔壁と、該隔壁に設けられ前記吐出口に通じる連通口とを備え、
前記中栓は、前記連通口に対して隙間をもって対向可能な覆蓋壁を備え、
前記キャップ本体は、前記覆蓋壁が前記連通口に対して隙間をもって対向する第一吐出位置と、前記覆蓋壁が前記連通口に対して非対向となる第二吐出位置との間で回動するキャップ。
続きを表示（約 540 文字）【請求項２】
前記隔壁は、前記吐出口を取り囲んで下方に向けて延在する周壁を有し、
前記連通口は、前記周壁を貫通する周壁連通口を有し、
前記覆蓋壁は、前記キャップ本体を前記第一吐出位置に回動した際に前記周壁連通口に対して隙間を持って対向する周側覆蓋壁を有する、請求項１に記載のキャップ。
【請求項３】
前記隔壁は、前記吐出口の直下に位置する底壁を有し、
前記連通口は、前記底壁を貫通する底壁連通口を有し、
前記覆蓋壁は、前記キャップ本体を前記第一吐出位置に回動した際に前記底壁連通口に対して隙間を持って対向する底側覆蓋壁を有する、請求項１に記載のキャップ。
【請求項４】
更に、前記キャップ本体の後側に設けられるヒンジと、該ヒンジを介して該キャップ本体につながり閉蓋時に前記吐出口を覆う蓋体とを備え、
前記連通口は、後側に位置する領域が前側に位置する領域よりも大きい、請求項１に記載のキャップ。
【請求項５】
更に、前記吐出口の上方で前記天壁につながる注出筒を備え、
前記注出筒は、前側中央に位置する部位が後側中央に位置する部位よりも上方に位置する、請求項４に記載のキャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は容器の口部に装着して使用されるキャップに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従前より、容器の口部に装着して使用されるキャップが知られている（例えば特許文献１参照）。このようなキャップを装着した容器は、キャップに設けた吐出口を下方に向け、必要に応じて容器を押圧することにより、容器に収容した内容物を吐出口から吐出することができる。
【０００３】
また、このようなキャップにおいては、吐出口の下方に整流筒を設けることによって内容物が飛び散って吐出される不具合を抑制できるものも知られている（例えば特許文献２参照）。このような整流筒を備えるキャップは、狭められた流路を内容物が流れることから内容物の吐出量を減らすことができるため、少量の内容物を容易に吐出させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２０－１２１７８３号公報
特開２０２３－１２４４４２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、上記のような少量の内容物を吐出させる場合に有利なキャップを用いる場合においても、使用状況によっては、多量の内容物を吐出させたい場合がある。この場合、多量の内容物を吐出させるには、容器を強く且つ長く圧搾しなければならない。
【０００６】
このような点に鑑み、本発明は、内容物の吐出量を簡単な操作で切り替えることが可能であって、少量であっても多量であっても内容物を容易に吐出させることができるキャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明は、容器の口部に装着される中栓と、該容器に収容された内容物を吐出する吐出口を有し前記中栓に対して回動可能に取り付けられるキャップ本体とを備えるキャップであって、
前記キャップ本体は、前記吐出口が設けられ前記中栓の上方に位置する天壁と、有底筒状をなし前記吐出口の下方で該天壁につながる隔壁と、該隔壁に設けられ前記吐出口に通じる連通口とを備え、
前記中栓は、前記連通口に対して隙間をもって対向可能な覆蓋壁を備え、
前記キャップ本体は、前記覆蓋壁が前記連通口に対して隙間をもって対向する第一吐出位置と、前記覆蓋壁が前記連通口に対して非対向となる第二吐出位置との間で回動するキャップである。
【０００８】
前記隔壁は、前記吐出口を取り囲んで下方に向けて延在する周壁を有し、
前記連通口は、前記周壁を貫通する周壁連通口を有し、
前記覆蓋壁は、前記キャップ本体を前記第一吐出位置に回動した際に前記周壁連通口に対して隙間を持って対向する周側覆蓋壁を有することが好ましい。
【０００９】
前記隔壁は、前記吐出口の直下に位置する底壁を有し、
前記連通口は、前記底壁を貫通する底壁連通口を有し、
前記覆蓋壁は、前記キャップ本体を前記第一吐出位置に回動した際に前記底壁連通口に対して隙間を持って対向する底側覆蓋壁を有することが好ましい。
【００１０】
更に、前記キャップ本体の後側に設けられるヒンジと、該ヒンジを介して該キャップ本体につながり閉蓋時に前記吐出口を覆う蓋体とを備え、
前記連通口は、後側に位置する領域が前側に位置する領域よりも大きいことが好ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

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