TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025104692
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222676
出願日
2023-12-28
発明の名称
トリガー式液体噴出器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B05B
11/10 20230101AFI20250703BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】切替ノズルを直接操作することなく噴出孔からの液体の噴出形態を切り替えることができるトリガー式液体噴出器を提供すること。
【解決手段】切替ノズル13が、噴出孔12Aの前方に位置し、噴出孔12Aから噴射された液体が通過することによって液体の噴出形態を変更するメッシュ部71Aを有し、メッシュ部71Aが噴出孔12Aの前方に位置する第1噴出形態位置とメッシュ部71Aが噴出孔12Aの前方からずれて位置する第2噴出形態位置との間でノズル部材12に対して移動可能であり、切替部材14が、切替ノズル13に連係する第1及び第2連係部82を有し、ノズル周方向に沿う第1回転位置から第2回転位置までのノズル部材12に対する回転移動に連動して、切替ノズル13を第1噴出形態位置から第2噴出形態位置まで移動させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
前記噴出器本体の前端部に装着され、液体を前方に向けて噴出させる噴出孔が形成された筒状のノズル部材と、
前記ノズル部材の前端部に装着された切替ノズルと、
前記ノズル部材の前端部に前記ノズル部材に対して当該ノズル部材のノズル軸回りに回転可能に外装された切替部材と、
を備え、
前記切替ノズルが、前記噴出孔の前方に位置し、前記噴出孔から噴射された液体が通過することによって液体の噴出形態を変更する噴出形態変更部を有し、前記噴出形態変更部が前記噴出孔の前方に位置する第1噴出形態位置と前記噴出形態変更部が前記噴出孔の前方からずれて位置する第2噴出形態位置との間で前記ノズル部材に対して移動可能であり、
前記切替部材が、前記切替ノズルに連係する連係部を有し、前記ノズル軸回りに沿う第1回転位置から第2回転位置までの前記ノズル部材に対する回転移動に連動して、前記切替ノズルを前記第1噴出形態位置から前記第2噴出形態位置まで移動させることを特徴とするトリガー式液体噴出器。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記切替ノズルが、前記噴出形態変更部が設けられた切替本体部と、前記切替本体部から後方に延在して前記連係部に連係する一対の切替脚部と、を有し、
前記切替部材が、前記ノズル部材の前記前端部及び前記切替脚部を囲繞する切替筒部を有し、
前記連係部が、前記切替筒部の内周面からノズル径方向内方に突出し、
前記切替筒部が前記第1回転位置と前記第2回転位置との間で回転する際に前記連係部が前記切替脚部に係合して前記切替ノズルを前記第1噴出形態位置と前記第2噴出形態位置との間で移動させることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
【請求項3】
前記ノズル部材の前記前端部及び一対の前記切替脚部には、前記ノズル部材に対する前記切替ノズルの前記第1噴出形態位置と前記第2噴出形態位置との間の移動を案内する案内部が各別に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のトリガー式液体噴出器。
【請求項4】
前記ノズル部材が、
前記噴出器本体の前端部に装着された筒状のガイド部材と、
前記ガイド部材の前端部に回転可能に外装された筒状のノズル本体と、
を有し、
前記ガイド部材と前記ノズル本体とには、前記ノズル軸回りに前記ノズル本体を前記ガイド部材に対して回転させることによって前記噴出器本体内と前記噴出孔との間の連通及び遮断を切り替える連絡溝部が各別に形成されており、
前記連絡溝部が、前記切替部材が前記第1回転位置にあるときに前記噴出孔に連通し、
前記ノズル本体及び前記切替部材には、前記第1回転位置にある前記切替部材を前記ノズル軸回りの他方に回転させたときに前記切替部材及び前記ノズル本体が互いに前記ノズル軸回りに係合して前記ノズル本体及び前記切替部材を前記ガイド部材に対して一体的に回転させる共回部が各別に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
【請求項5】
前記連絡溝部は、前記切替部材が前記第1回転位置から前記ノズル軸回りの他方に第3回転位置まで回転した際に前記噴出孔との連通が遮断され、
前記切替部材及び前記ノズル本体のうちの少なくとも一方と前記ガイド部材とには、前記切替部材が前記第3回転位置にあるときに前記切替部材の前記ノズル軸回りの他方への回転を規制する回転規制部が各別に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のトリガー式液体噴出器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
トリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体に装着され、液体を噴射する射出筒部を有する噴出器本体と、前記射出筒部の前端部に装着され、液体を前方に向けて噴出させる噴出孔が形成された筒状のノズル部材と、前記ノズル部材の前端部にヒンジ接続されて噴出孔の前方に位置している板状の切替ノズルと、を備えており、ユーザは、切替ノズルを指などで操作してヒンジ回りに回動させることにより、噴出孔からの液体の噴出形態(霧状、泡状)を切り替えている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-182549号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、液体の噴出形態を切り替えるためには、以前噴射した液体が付着している可能性のある切替ノズルをユーザが直接操作する必要がある。
【0005】
そこで、本発明は、切替ノズルを直接操作することなく噴出孔からの液体の噴出形態を切り替えることができるトリガー式液体噴出器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明のトリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体の前端部に装着され、液体を前方に向けて噴出させる噴出孔が形成された筒状のノズル部材と、前記ノズル部材の前端部に装着された切替ノズルと、前記ノズル部材の前端部に前記ノズル部材に対して当該ノズル部材のノズル軸回りに回転可能に外装された切替部材と、を備え、前記切替ノズルが、前記噴出孔の前方に位置し、前記噴出孔から噴射された液体が通過することによって液体の噴出形態を変更する噴出形態変更部を有し、前記噴出形態変更部が前記噴出孔の前方に位置する第1噴出形態位置と前記噴出形態変更部が前記噴出孔の前方からずれて位置する第2噴出形態位置との間で前記ノズル部材に対して移動可能であり、前記切替部材が、前記切替ノズルに連係する連係部を有し、前記ノズル軸回りに沿う第1回転位置から第2回転位置までの前記ノズル部材に対する回転移動に連動して、前記切替ノズルを前記第1噴出形態位置から前記第2噴出形態位置まで移動させることを特徴とする。
【0007】
この発明では、切替部材を第1回転位置から第2回転位置までノズル部材に対してノズル軸回りの一方向に回転させると、切替部材の回転に連動して切替ノズルが第1噴出形態位置から第2噴出形態位置まで移動し、切替ノズルに触れることなく液体の噴出形態を変更することができる。このように、噴出孔の前方に位置する切替ノズルではなく切替部材を操作することによって噴射される液体の噴射形態を切り替えることができるので、以前に噴出孔から噴射されて切替ノズルに付着している可能性のある液体に触れることを回避できる。
【0008】
また、本発明のトリガー式液体噴出器では、前記切替ノズルが、前記噴出形態変更部が設けられた切替本体部と、前記切替本体部から後方に延在して前記連係部に連係する一対の切替脚部と、を有し、前記切替部材が、前記ノズル部材の前記前端部及び前記切替脚部を囲繞する切替筒部を有し、前記連係部が、前記切替筒部の内周面からノズル径方向内方に突出し、前記切替筒部が前記第1回転位置と前記第2回転位置との間で回転する際に前記連係部が前記切替脚部に係合して前記切替ノズルを前記第1噴出形態位置と前記第2噴出形態位置との間で移動させてもよい。
この発明では、筒状をなす切替筒部を第1回転位置と第2回転位置との間でノズル軸回りに回転させて連係部が切替脚部を移動させることにより、切替筒部の回転に伴って切替ノズルを第1噴出形態位置と第2噴出形態位置との間で切り替える。
【0009】
また、本発明のトリガー式液体噴出器では、前記ノズル部材の前記前端部及び一対の前記切替脚部には、前記ノズル部材に対する前記切替ノズルの前記第1噴出形態位置と前記第2噴出形態位置との間の移動を案内する案内部が各別に形成されてもよい。
この発明では、ノズル部材の前端部に対する切替脚部の位置が案内部によって案内されるので、切替ノズルの第1噴出形態位置と第2噴出形態位置との間の移動が安定する。
【0010】
また、本発明のトリガー式液体噴出器では、前記ノズル部材が、前記噴出器本体の前端部に装着された筒状のガイド部材と、前記ガイド部材の前端部に回転可能に外装された筒状のノズル本体と、を有し、前記ガイド部材と前記ノズル本体とには、前記ノズル軸回りに前記ノズル本体を前記ガイド部材に対して回転させることによって前記噴出器本体内と前記噴出孔との間の連通及び遮断を切り替える連絡溝部が各別に形成されており、前記連絡溝部が、前記切替部材が前記第1回転位置にあるときに前記噴出孔に連通し、前記ノズル本体及び前記切替部材には、前記第1回転位置にある前記切替部材を前記ノズル軸回りの他方に回転させたときに前記切替部材及び前記ノズル本体が互いに前記ノズル軸回りに係合して前記ノズル本体及び前記切替部材を前記ガイド部材に対して一体的に回転させる共回部が各別に設けられてもよい。
この発明では、切替部材をノズル本体と共にガイド部材に対してノズル軸回りの他方に回転させることにより、噴出孔と噴出器本体内との間の連通及びその遮断を切り替えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社吉野工業所
吐出器
6日前
株式会社吉野工業所
吐出器
5日前
株式会社吉野工業所
ボトル
6日前
株式会社吉野工業所
吐出器
5日前
株式会社吉野工業所
吐出容器
5日前
株式会社吉野工業所
吐出容器
5日前
株式会社吉野工業所
キャップ
6日前
株式会社吉野工業所
積層容器
5日前
株式会社吉野工業所
塗布容器
5日前
株式会社吉野工業所
繰出容器
5日前
株式会社吉野工業所
キャップ
5日前
株式会社吉野工業所
吐出容器
7日前
株式会社吉野工業所
錠剤容器
7日前
株式会社吉野工業所
詰替え容器
7日前
株式会社吉野工業所
ノズル部材
5日前
株式会社吉野工業所
ノズル部材
6日前
株式会社吉野工業所
カップ容器
6日前
株式会社吉野工業所
櫛付きキャップ
6日前
株式会社吉野工業所
注出栓付き容器
6日前
株式会社吉野工業所
ポンプ式吐出器
8日前
株式会社吉野工業所
エアゾール容器
6日前
株式会社吉野工業所
合成樹脂製容器
5日前
株式会社吉野工業所
合成樹脂製容器
5日前
株式会社吉野工業所
キャップ付き容器
6日前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
5日前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
5日前
株式会社吉野工業所
計量キャップ及び計量容器
5日前
株式会社吉野工業所
ポンプ式吐出具及びポンプ式吐出容器
6日前
株式会社吉野工業所
振出しキャップ及びそれを備えた振出し容器
5日前
ベック株式会社
被膜形成方法
29日前
ベック株式会社
被膜形成方法
2か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
29日前
株式会社吉野工業所
キャップ
6日前
プルガティオ株式会社
噴霧装置
13日前
プルガティオ株式会社
噴霧装置
13日前
プルガティオ株式会社
噴霧装置
13日前
続きを見る
他の特許を見る