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公開番号
2025104982
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223216
出願日
2023-12-28
発明の名称
トリガー式液体噴出器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B05B
11/10 20230101AFI20250703BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】使用される金属材料を削減できる構造を有するトリガー式液体噴出器を提供する。
【解決手段】トリガー式液体噴出器(1)は、噴出器本体(2)と、ノズル部材と、を備え、噴出器本体は、縦供給筒部(10)と、トリガー部の後方への移動によって、液体を縦供給筒部内から噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、トリガー部の後方への移動によって、縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダ(60)と、貯留シリンダ内に貯留シリンダの中心軸線に沿う軸方向に移動可能に配置され、貯留シリンダ内への液体の供給に伴って軸方向のうちの一方側に向けて移動するとともに、軸方向のうちの他方側に向けて付勢される貯留プランジャ(70)と、弾性変形可能であり、内部が密閉された弾性袋体(90)と、を有し、弾性袋体は、貯留プランジャの一方側への移動に伴って圧縮弾性変形し、貯留プランジャを他方側に向けて付勢する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、
を備え、
前記噴出器本体は、
前記容器体内の液体を吸い上げる縦供給筒部と、
前方付勢状態で後方に移動可能に配置されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、
前記トリガー部の後方への移動によって、前記縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダと、
前記貯留シリンダ内に前記貯留シリンダの中心軸線に沿う軸方向に移動可能に配置され、前記貯留シリンダ内への液体の供給に伴って前記軸方向のうちの一方側に向けて移動するとともに、前記軸方向のうちの他方側に向けて付勢される貯留プランジャと、
弾性変形可能であり、内部が密閉された弾性袋体と、
を有し、
前記弾性袋体は、前記貯留プランジャの前記一方側への移動に伴って圧縮弾性変形し、前記貯留プランジャを前記他方側に向けて付勢する、トリガー式液体噴出器。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記噴出器本体は、前記軸方向に延びる筒状のガイド部材を有し、
前記弾性袋体は、前記ガイド部材の内部に収容されている、請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
【請求項3】
前記弾性袋体は、前記軸方向に延びる蛇腹部を有する、請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
【請求項4】
前記貯留プランジャは、前記一方側に突出する突起部を有し、
前記弾性袋体は、前記貯留プランジャの前記一方側への移動に伴って前記突起部によって前記一方側に押される、請求項1から3のいずれか一項に記載のトリガー式液体噴出器。
【請求項5】
前記弾性袋体のうち前記突起部によって前記一方側に押される部分には、前記一方側に窪む凹部が形成されている、請求項4に記載のトリガー式液体噴出器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
トリガー部の後方への移動によって、縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダと、貯留シリンダ内にその中心軸線に沿う軸方向に移動可能に配置され、貯留シリンダ内への液体の供給に伴って軸方向のうちの一方側に向けて移動するとともに、軸方向のうちの他方側に向けて付勢される貯留プランジャと、を備えるトリガー式液体噴出器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-6477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなトリガー式液体噴出器においては、例えば製造コストの削減および軽量化などの理由から、トリガー式液体噴出器に使用される金属材料を削減したい要求がある。しかしながら、上記のようなトリガー式液体噴出器では、貯留プランジャを軸方向の他方側に付勢するために、金属製のコイルスプリングを設ける必要があった。そのため、トリガー式液体噴出器に使用される金属材料を十分に削減できない問題があった。
【0005】
本発明の一つの態様は、上記事情に鑑みて、使用される金属材料を削減できる構造を有するトリガー式液体噴出器を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のトリガー式液体噴出器の一つの態様は、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、前記噴出器本体は、前記容器体内の液体を吸い上げる縦供給筒部と、前方付勢状態で後方に移動可能に配置されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、前記トリガー部の後方への移動によって、前記縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダと、前記貯留シリンダ内に前記貯留シリンダの中心軸線に沿う軸方向に移動可能に配置され、前記貯留シリンダ内への液体の供給に伴って前記軸方向のうちの一方側に向けて移動するとともに、前記軸方向のうちの他方側に向けて付勢される貯留プランジャと、弾性変形可能であり、内部が密閉された弾性袋体と、を有し、前記弾性袋体は、前記貯留プランジャの前記一方側への移動に伴って圧縮弾性変形し、前記貯留プランジャを前記他方側に向けて付勢する、トリガー式液体噴出器。
【0007】
本発明のトリガー式液体噴出器の一つの態様によれば、弾性袋体が圧縮弾性変形されて、密閉された弾性袋体の内部の空気が圧縮されることによって、弾性袋体に復元力が生じ、弾性袋体を介して貯留プランジャに対して上記他方側向きの力を加えることができる。これにより、金属製のコイルスプリングを用いずに、貯留プランジャを上記他方側に向けて付勢することができる。したがって、トリガー式液体噴出器に使用される金属材料を削減できる。また、金属製のコイルスプリングに比べて、弾性袋体の製造コストは低くなりやすい。そのため、金属製のコイルスプリングの代わりに弾性袋体を用いることによって、トリガー式液体噴出器の製造コストを低減しやすい。また、弾性袋体は、金属製のコイルスプリングに比べて軽量になりやすい。そのため、金属製のコイルスプリングの代わりに弾性袋体を用いることによって、トリガー式液体噴出器を軽量化しやすい。これにより、トリガー式液体噴出器を輸送する際に必要となるエネルギーを低減しやすい。
【0008】
前記噴出器本体は、前記軸方向に延びる筒状のガイド部材を有し、前記弾性袋体は、前記ガイド部材の内部に収容されている構成としてもよい。
この構成によれば、ガイド部材によって、弾性袋体が弾性変形する際の変形の仕方、および弾性袋体が復元変形する際の変形の仕方を制限しやすく、弾性袋体が意図しない形状に変形することを抑制できる。これにより、弾性袋体によって貯留プランジャに対して好適に上記軸方向の付勢力を与えることができる。
【0009】
前記弾性袋体は、前記軸方向に延びる蛇腹部を有する構成としてもよい。
この構成によれば、弾性袋体を、蛇腹部において上記軸方向に弾性変形させやすくできる。これにより、貯留プランジャによって上記一方側に押された際に、弾性袋体を圧縮弾性変形させやすくできる。また、蛇腹部が上記軸方向に弾性変形することによって、弾性袋体が意図しない形状に弾性変形することを抑制できる。そのため、ガイド部材を設けなくても、弾性袋体によって、貯留プランジャに対して好適に上記軸方向の付勢力を与えることができる。
【0010】
前記貯留プランジャは、前記一方側に突出する突起部を有し、前記弾性袋体は、前記貯留プランジャの前記一方側への移動に伴って前記突起部によって前記一方側に押される構成としてもよい。
この構成によれば、突起部を介して、弾性袋体に好適に圧力を加えることができ、弾性袋体を圧縮弾性変形させやすくできる。
(【0011】以降は省略されています)
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