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公開番号
2025104938
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223135
出願日
2023-12-28
発明の名称
塗布容器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
47/42 20060101AFI20250703BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】貯留室内に十分な量の内容物を貯留することができ、安定した吐出を行うこと。
【解決手段】内容器8及び外容器9を有する容器本体2と、内容器内に連通する連通孔27が形成された中栓部材3と、貫通孔35が形成されたカバー部材4と、塗布栓5と、連通孔を離反可能に閉塞する弁体70とを備え、塗布栓は、中栓部材との間に貯留室Rを形成する弾性筒部51と、貫通孔を通じてカバー部材よりも上方に突出した塗布筒52とを備え、弾性筒部は待機位置P1から塗布筒の上端部が下方に向けて押し込まれた塗布位置に向けて弾性変形可能とされ、弾性筒部の頂部の中央部56aにはスリット58が形成され、貯留室内には弾性筒部が塗布位置に位置したときに弾性筒部の中央部を下方から押し上げてスリットを拡開させる突起部80が設けられている塗布容器1を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内容物が収容されると共に内容物の減少に伴い減容する内容器、及び前記内容器が内装され、前記内容器との間に外気を吸入する吸気孔が設けられた外容器を備える容器本体と、
前記容器本体の口部に装着され、前記内容器内に連通する連通孔が形成された中栓部材と、
前記連通孔を上方から覆い、且つ貫通孔が形成されたカバー部材と、
前記中栓部材と前記カバー部材との間に設けられた塗布栓と、
前記中栓部材と前記塗布栓との間に設けられ、前記連通孔を離反可能に閉塞する弁体と、を備え、
前記塗布栓は、
前記連通孔を上方から覆う有頂筒状に形成され、前記中栓部材との間に前記連通孔に連通する貯留室を形成する弾性筒部と、
前記弾性筒部の頂部から上方に向けて突出するように形成され、前記貫通孔を通じて前記カバー部材よりも上方に突出した塗布筒と、を備え、
前記弾性筒部は、前記塗布筒の上端部が前記カバー部材よりも上方に位置した待機位置から、前記塗布筒の上端部が下方に向けて押し込まれた塗布位置に向けて弾性変形可能とされ、
前記弾性筒部の頂部のうち前記塗布筒の内側に位置する中央部には、前記貯留室内と前記塗布筒内とを連通及び遮断するスリットが形成され、
前記貯留室内には、前記弾性筒部が前記塗布位置に位置したときに、前記弾性筒部の前記中央部を下方から押し上げて前記スリットを拡開させる突起部が設けられ、
前記弁体は、前記貯留室の内圧に応じて、前記連通孔を通じた前記内容器内と前記貯留室内との連通、及びその遮断を切り換えることを特徴とする塗布容器。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の塗布容器において、
前記貯留室内には、前記弁体の上方に配置されると共に、前記弁体に一体に形成された支持部材が設けられ、
前記突起部は、前記支持部材から上方に向けて突出するように前記支持部材に一体に形成されている、塗布容器。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の塗布容器において、
前記カバー部材と前記弾性筒部との間には、前記弾性筒部が前記待機位置に位置しているときに、前記貫通孔の開口周縁部をシールするシール部材が設けられている、塗布容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、塗布容器に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、薬液等の内容物を例えば人体の頭皮や皮膚等の被塗布部に対して塗布する塗布容器が知られている。
例えば特許文献1に記載された塗布容器は、内容物の減少に伴い減容する内容器及び外容器を備える容器本体と、容器本体内に連通する連通孔を有する中栓部材と、吐出孔を有する吐出部材と、塗布栓とを備えている。
【0003】
塗布栓は、内部が貯留室とされた弾性筒部と、吐出孔よりも上方に突出した塗布部と、吐出孔の開口周縁部に対して密接するシール部とを備えている。弾性筒部は、シール部の密接によって吐出孔を閉塞する閉塞位置から吐出孔を開放する塗布位置に向けて弾性変形可能とされている。さらに弾性筒部には、スリット弁が形成されている。弾性筒部の内部には、貯留室の内圧に応じて連通孔を通じた容器本体内と貯留室内との連通、及びその遮断を切り換える弁体が設けられている。
【0004】
この塗布容器では、塗布部を被塗布部に対して押し付けることで、弾性筒部を弾性変形させながら閉塞位置から塗布位置に変位させることができる。これにより、シール部を吐出孔から離間させて吐出孔を開放することができると共に、スリット弁を開弁させることができる。さらに弾性筒部を弾性変形させながら塗布部を押込み操作することで、貯留室内を加圧できるので、内容物をスリット弁及び吐出孔を通じて外部に吐出することができる。その結果、吐出した内容物を被塗布部に塗布することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-144263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら上記従来の塗布容器では、内容物の吐出後、容器本体内から貯留室内に向けて内容物を安定して流入させることについて課題があり、安定した内容物の吐出を行うことが困難な場合がある。
具体的には内容物の吐出後、弾性筒部の弾性復元変形がはじまってからスリット弁が閉弁するまでの間に、一定の時間差が生じ易い。そのため、スリット弁が閉弁するタイミングが遅れてしまい、弾性筒部の弾性復元変形の後期段階でスリット弁の閉弁が終了する場合があった。従って、貯留室内を速やかに負圧にすることができず、弾性筒部の弾性復元変形に伴って、容器本体内から貯留室内に向けて新たな内容物を十分に流入させることが難しい場合があった。これにより、貯留室内に貯留できる内容物の量が減ってしまい、次回以降の吐出を安定して行うことが困難になってしまう。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、貯留室内に十分な量の内容物を貯留することができ、安定した吐出を行うことができる塗布容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明に係る塗布容器は、内容物が収容されると共に内容物の減少に伴い減容する内容器、及び前記内容器が内装され、前記内容器との間に外気を吸入する吸気孔が設けられた外容器を備える容器本体と、前記容器本体の口部に装着され、前記内容器内に連通する連通孔が形成された中栓部材と、前記連通孔を上方から覆い、且つ貫通孔が形成されたカバー部材と、前記中栓部材と前記カバー部材との間に設けられた塗布栓と、前記中栓部材と前記塗布栓との間に設けられ、前記連通孔を離反可能に閉塞する弁体と、を備え、前記塗布栓は、前記連通孔を上方から覆う有頂筒状に形成され、前記中栓部材との間に前記連通孔に連通する貯留室を形成する弾性筒部と、前記弾性筒部の頂部から上方に向けて突出するように形成され、前記貫通孔を通じて前記カバー部材よりも上方に突出した塗布筒と、を備え、前記弾性筒部は、前記塗布筒の上端部が前記カバー部材よりも上方に位置した待機位置から、前記塗布筒の上端部が下方に向けて押し込まれた塗布位置に向けて弾性変形可能とされ、前記弾性筒部の頂部のうち前記塗布筒の内側に位置する中央部には、前記貯留室内と前記塗布筒内とを連通及び遮断するスリットが形成され、前記貯留室内には、前記弾性筒部が前記塗布位置に位置したときに、前記弾性筒部の前記中央部を下方から押し上げて前記スリットを拡開させる突起部が設けられ、前記弁体は、前記貯留室の内圧に応じて、前記連通孔を通じた前記内容器内と前記貯留室内との連通、及びその遮断を切り換えることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る塗布容器によれば、内容物を塗布する場合には、カバー部材よりも上方に突出している塗布筒の上端部を被塗布部に押し付けることで、塗布筒を押込み操作することができる。これにより、弾性筒部を弾性変形させながら待機位置から塗布位置に変位させることができる。そして塗布筒が押し込まれ、弾性筒部が塗布位置に位置したときに、弾性筒部の頂部における中央部を突起部が下方から強制的に押し上げる。これにより、突起部を利用してスリットを拡開させることができ、スリットを通じて貯留室内と塗布筒内とを連通させることができる。
これと同時に、塗布筒の押込み操作による弾性筒部の弾性変形に伴って貯留室の内圧を加圧することができる。従って、貯留室内に貯留されていた内容物をスリット及び塗布筒内を通じて外部に吐出することができる。その結果、塗布筒を利用して、吐出した内容物を被塗布部に塗布することができる。
【0010】
なお、上述した内容物の吐出の際、貯留室の内圧が加圧されるので、弁体は連通孔を閉塞した閉弁状態を維持する。従って、連通孔を通じた内容器内と貯留室内との連通を遮断することができる。これにより、塗布筒の押込み操作によって、貯留室内に貯留されている分の内容物だけを塗布することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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