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公開番号
2025109904
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2025083829,2021073768
出願日
2025-05-20,2021-04-26
発明の名称
二重容器成形用プリフォーム
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B29C
49/22 20060101AFI20250717BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】剥離剤層を設けなくても、内容物の減少に伴い、内容器の外周面を外容器の内周面から剥離しやすくする。
【解決手段】内容器X1を成形するための内プリフォーム11と外容器X2を成形するための外プリフォーム12とを備えると共に、外プリフォームの口部22内に内プリフォームの口部21が嵌合された状態で、外プリフォーム内に内プリフォームが挿入され、外プリフォームの口部の内周面に、外プリフォームの上端開口縁15から下方に向けて延びる縦溝16が形成され、縦溝に外気導入孔13が開口し、内プリフォームの口部には、周方向の全長にわたって連続して延びると共に、外プリフォームの上端開口縁に当接して、縦溝の上端開口を閉塞したフランジ部25が設けられ、外気導入孔は、外プリフォームの上端開口縁から下方に離れ、外プリフォームの口部の内周面、および内プリフォームの口部の外周面が、縦溝を除く全域にわたって互いに当接している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
収容される内容物の減少に伴い減容変形する内容器と、
前記内容器が内装されるとともに、前記内容物の減少に伴い、前記内容器との間に外気を導入する外気導入孔が形成された外容器と、を備える二重容器を成形するためのプリフォームであって、
前記内容器を成形するための有底筒状の内プリフォームと、前記外容器を成形するための有底筒状の外プリフォームと、を備えるとともに、
前記外プリフォームの口部内に、前記内プリフォームの口部が嵌合された状態で、前記外プリフォーム内に前記内プリフォームが挿入され、
前記外プリフォームの口部の内周面に、前記外プリフォームの上端開口縁から下方に向けて延びる縦溝が形成され、
前記縦溝に前記外気導入孔が開口し、
前記内プリフォームの口部には、周方向の全長にわたって連続して延びるとともに、前記外プリフォームの上端開口縁に当接して、前記縦溝の上端開口を閉塞したフランジ部が設けられ、
前記外気導入孔は、前記外プリフォームの上端開口縁から下方に離れ、
前記外プリフォームの口部の内周面、および前記内プリフォームの口部の外周面が、前記縦溝を除く全域にわたって互いに当接している、二重容器成形用プリフォーム。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記内プリフォームの口部における内周面および外周面は、前記内プリフォームの中心軸線に沿う縦断面視で、前記中心軸線に沿って延びている、請求項1に記載の二重容器成形用プリフォーム。
【請求項3】
前記内プリフォームの口部における外周面に、径方向の外側に向けて突出し、周方向の全長にわたって連続して延びるとともに、前記外プリフォームの口部の内周面に圧接する突条部が設けられている、請求項1または2に記載の二重容器成形用プリフォーム。
【請求項4】
前記内プリフォームの外周面における前記フランジ部の下面との接続部分と、
前記外プリフォームにおける内周面と上端開口縁との接続部分と、
の間に、周方向の全長にわたって連続して延びる拡散隙間が設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載の二重容器成形用プリフォーム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二重容器成形用プリフォームに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
収容される内容物の減少に伴い減容変形する内容器と、内容器が内装されるとともに、内容物の減少に伴い、内容器との間に外気を導入する外気導入孔が形成された外容器と、を備える二重容器を成形するためのプリフォームは、内容器を成形するための有底筒状の内プリフォームと、外容器を成形するための有底筒状の外プリフォームと、を備えている。
この種の二重容器成形用プリフォームとして、例えば下記特許文献1に示されるような、外プリフォーム内に内プリフォームが嵌合され、外プリフォームの内周面と、内プリフォームの外周面と、の間に剥離剤層が設けられた構成が知られている。
このプリフォームで形成された二重容器では、内容物の減少に伴い、外気が外気導入孔を通して内容器と外容器との間に導入されたときに、内容器の外周面を、外容器の内周面から剥離しやすくすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-82916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の二重容器成形用プリフォームでは、外プリフォームの内周面と、内プリフォームの外周面と、の間に剥離剤層が設けられていたので、製造が困難であるという問題があった。
【0005】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、剥離剤層を設けなくても、内容物の減少に伴い、内容器の外周面を外容器の内周面から剥離しやすくすることができる二重容器成形用プリフォームを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の二重容器成形用プリフォームは、収容される内容物の減少に伴い減容変形する内容器と、前記内容器が内装されるとともに、前記内容物の減少に伴い、前記内容器との間に外気を導入する外気導入孔が形成された外容器と、を備える二重容器を成形するためのプリフォームであって、前記内容器を成形するための有底筒状の内プリフォームと、前記外容器を成形するための有底筒状の外プリフォームと、を備えるとともに、前記外プリフォームの口部内に、前記内プリフォームの口部が嵌合された状態で、前記外プリフォーム内に前記内プリフォームが挿入され、前記外プリフォームの口部の内周面に、前記外プリフォームの上端開口縁から下方に向けて延びる縦溝が形成され、前記縦溝に前記外気導入孔が開口し、前記内プリフォームの口部には、周方向の全長にわたって連続して延びるとともに、前記外プリフォームの上端開口縁に当接して、前記縦溝の上端開口を閉塞したフランジ部が設けられ、前記外気導入孔は、前記外プリフォームの上端開口縁から下方に離れ、前記外プリフォームの口部の内周面、および前記内プリフォームの口部の外周面が、前記縦溝を除く全域にわたって互いに当接している。
【0007】
本発明では、外プリフォームの口部の内周面に、外プリフォームの上端開口縁から下方に向けて延びる縦溝が形成され、縦溝に外気導入孔が開口しているので、外プリフォームの口部内に、内プリフォームの口部が嵌合されて、外プリフォームおよび内プリフォームの相対移動が抑止された状態であっても、外気が外気導入孔を通して内容器と外容器との間に導入されたときに、縦溝を通過することとなり、剥離剤層を設けなくても、内容物の減少に伴い、内容器の外周面を外容器の内周面から剥離しやすくすることができる。
縦溝が、外プリフォームの上端開口縁から下方に向けて延びているので、成形金型の構造を複雑にせずに、外プリフォームの内周面に縦溝を容易に設けることができる。
内プリフォームの口部に、周方向の全長にわたって連続して延び、外プリフォームの上端開口縁に当接したフランジ部が設けられているので、外プリフォームおよび内プリフォームの相対移動を確実に抑止することができる。
フランジ部が、縦溝の上端開口を閉塞しているので、内容物の減少に伴い、外気が内容器と外容器との間に進入する部分を外気導入孔に限定することができる。これにより、外気が内容器と外容器との間に進入するときの勢いを維持しやすくなり、内容器の外周面を外容器の内周面から確実に剥離しやすくすることができるとともに、内容器の縮小変形形状を所期した形状にしやすくすることが可能になり、内容物の残量を抑えることができる。
【0008】
前記内プリフォームの口部における内周面および外周面は、前記内プリフォームの中心軸線に沿う縦断面視で、前記中心軸線に沿って延びてもよい。
【0009】
この場合、内プリフォームの口部における内周面および外周面が、内プリフォームの中心軸線に沿う縦断面視で、前記中心軸線に沿って延びているので、外プリフォームおよび内プリフォームの相対移動を確実に抑止することができる。
【0010】
前記内プリフォームの口部における外周面に、径方向の外側に向けて突出し、周方向の全長にわたって連続して延びるとともに、前記外プリフォームの口部の内周面に圧接する突条部が設けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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