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公開番号2025103249
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220513
出願日2023-12-27
発明の名称注出栓付き容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人弁理士法人銀座マロニエ特許事務所
主分類B65D 47/06 20060101AFI20250702BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】上向きに指向する注出口から注出することのできる注出栓付きの容器に関し、カバーキャップによる前記注出口のシール性を向上することのできる注出栓付きの容器を提供する。
【解決手段】容器本体1と、斜め上向きに指向する注出口22aが形成されたノズル22を有する注出栓2と、カバーキャップ3と、を備え、容器本体1を傾動させて内容物を、注出口22aを通じて滴々、注出可能な注出栓付き容器であって、カバーキャップ3に、注出栓2を収納した状態で、注出口22aに密着させて、注出口22aを密閉およびシール可能で、かつ、頭部21の後端21aに当接可能な内壁面部33と、ノズル22および頭部21をそれらの下面から支持して、内壁面部33に対する注出口22aの密着姿勢および頭部21の後端21aにおける当接姿勢を安定的に維持する環状凸部34と、を設けた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内容物を収容する容器本体と、
斜め上向きに指向する注出口が形成されたノズルを有し、該容器本体の口頚部に着脱自在に嵌合保持される注出栓と、
該注出栓を内側に収納するカバーキャップと、を備え、
前記容器本体を前記注出栓とともに傾動させて該容器本体内に収納された内容物を、前記注出口を通じて滴々、注出可能な注出栓付き容器であって、
前記注出栓は、前記ノズルの注出口につながる通路を有し、その頭部の下面に起立姿勢で連結される胴部と、該胴部の下端につながり、前記容器本体の口頚部に着脱自在に取り付け可能なベースと、を備え、
前記カバーキャップに、前記注出栓をその内側に収納した状態で、前記ノズルの注出口に密着させて該注出口を密閉およびシール可能で、かつ、前記頭部の後端に当接可能な内壁面部と、前記ノズルおよび前記頭部をそれらの下面から支持して、前記内壁面部に対する前記注出口の密着姿勢および前記頭部の後端における当接姿勢を安定的に維持する環状凸部と、を設けたことを特徴とする注出栓付き容器。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記環状凸部は、前記ノズルのノズル先端および前記頭部の後端に螺合可能なねじ部であることを特徴とする請求項1に記載した注出栓付き容器。
【請求項3】
前記環状凸部は、前記ノズルのノズル先端および前記頭部の後端にアンダーカット嵌合可能な突起であることを特徴とする請求項1に記載した注出栓付き容器。
【請求項4】
前記胴部は、前記頭部を押し込んだ際に弾性変形可能な薄肉部を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載した注出栓付き容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液状物からなる内容物を斜め上向きに指向する注出口から滴々と注出することのできる注出栓付きの容器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
醤油や調味液などを注出するための容器として、内容物を注出するためのノズルが斜め上向きに形成され、該容器を傾動させることで、内容物をノズルの先端(注出口)から注出できるように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1)。該容器では、ノズル先端の注出口が斜め上向きに指向しているため注出するべき対象物に対して狙いを定めて注出させやすく、また使用者が容器本体を把持し、手指で調整しながら傾動させることで内容物を少量ずつ、適量、注出することができるという利点を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7―330000号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような容器は、通常、ノズルを内側に収納するようにカバーキャップが設けられ、該カバーキャップによってノズルを保護すると共に、内壁面をノズル先端の注出口に密着させて内容物の漏出を防止するように構成されている。しかし、上記のように注出口が斜め上向きに指向している場合、該注出口とカバーキャップの内壁面との間に隙間が生じやすく、そのシール性に不安がある点に課題があった。
【0005】
そこで、本発明では、液状物からなる内容物を斜め上向きに指向する注出口から滴々と注出することのできる注出栓付きの容器に関し、カバーキャップによる前記注出口のシール性を向上することのできる注出栓付きの容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を実現するために開発した本発明の注出栓付き容器は、
内容物を収容する容器本体と、
斜め上向きに指向する注出口が形成されたノズルを有し、該容器本体の口頚部に着脱自在に嵌合保持される注出栓と、
該注出栓を内側に収納するカバーキャップと、を備え、
前記容器本体を前記注出栓とともに傾動させて該容器本体内に収納された内容物を、前記注出口を通じて滴々、注出可能な注出栓付き容器であって、
前記注出栓は、前記ノズルの注出口につながる通路を有し、その頭部の下面に起立姿勢で連結される胴部と、該胴部の下端につながり、前記容器本体の口頚部に着脱自在に取り付け可能なベースと、を備え、
前記カバーキャップに、前記注出栓をその内側に収納した状態で、前記ノズルの注出口に密着させて該注出口を密閉およびシール可能で、かつ、前記頭部の後端に当接可能な内壁面部と、前記ノズルおよび前記頭部をそれらの下面から支持して、前記内壁面部に対する前記注出口の密着姿勢および前記頭部の後端における当接姿勢を安定的に維持する環状凸部と、を設けたことを特徴とする。
【0007】
なお、本発明の注出栓付き容器においては、前記環状凸部は、前記ノズルのノズル先端および前記頭部の後端に螺合可能なねじ部であることが好ましい。
【0008】
また、本発明の注出栓付き容器においては、前記環状凸部は、前記ノズルのノズル先端および前記頭部の後端にアンダーカット嵌合可能な突起であることが好ましい。
【0009】
さらに、本発明の注出栓付き容器においては、前記胴部は、前記頭部を押し込んだ際に弾性変形可能な薄肉部を有することが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の注出栓付き容器によれば、カバーキャップを注出栓に被せて内側に収納した際に、該カバーキャップの内壁面部がノズルの注出口に密着すると共に、その密着姿勢を、前記ノズルおよび注出栓の頭部の下面に当接する環状凸部によって支持して安定的に維持することができるため、ノズルの注出口を確実にシールすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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