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公開番号2025104643
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222591
出願日2023-12-28
発明の名称計量キャップ及び計量容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 47/20 20060101AFI20250703BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】定量注出と自由量注出との切り替えが可能であり、かつ、当該切り替えを共通の1つの動作で行うことができる、計量キャップ及び計量容器を提供する。
【解決手段】計量キャップ1は、中栓2、注出栓23及び吐出部材4を備える。中栓2は、第1仕切壁5、段付きシリンダ6、内筒7及び外筒8を備える。シリンダ6の下側シリンダ6aには、第1流通口A1が形成され、シリンダ6の段差壁6cには、第2流通口A2が形成されている。吐出部材4は、吐出筒15、第2仕切壁16、バルブ筒17及び受筒18を備える、吐出口A5は、吐出筒15の外周面に開口しており、第2仕切壁16には、第3流通口A3が形成されている。バルブ筒17は、吐出部材4が最も上昇した状態で流通口A1,A2を注出口A5に通じさせる一方で、吐出部材4が所定量ΔLだけ下降することによって吐出部材4と中栓2との間に可変計量室S1を形成する。軽量容器10は、キャップ1と容器本体50とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
容器本体の口部に取り付けられる中栓と、前記中栓に取り付けられる注出栓と、前記中栓と前記注出栓との間で上下に移動可能な吐出部材とを備えており、
前記中栓は、前記容器本体の口部上端に配置された第1仕切壁と、前記第1仕切壁から下側に延在する段付きシリンダと、前記第1仕切壁から上側に延在する内筒と、前記第1仕切壁から上側に延在するとともに前記内筒を取り囲む外筒と、を備えており、前記段付きシリンダの下側シリンダ部分の下端部には、第1流通口が形成されており、前記段付きシリンダの段差壁には、第2流通口が形成されており、
前記吐出部材は、吐出路が形成された吐出筒と、前記吐出筒の外周面に連なるとともに前記中栓の前記内筒を上下方向に仕切りかつ当該内筒の内周面に摺動可能に保持される第2仕切壁と、前記第2仕切壁から下側に延在するとともに前記吐出部材の下降によって前記中栓の前記段差シリンダの上側シリンダ部分の内周面を密封するバルブ筒と、前記第2仕切壁から上側に延在するとともに前記注出栓の内周面に摺動可能に保持される受筒と、を備えており、前記吐出筒の上側部分は、前記受筒の内側に配置されており、前記吐出路の吐出口は、前記吐出筒の上側部分の外周面に開口しており、前記第2仕切壁には、前記バルブ筒と前記受筒との間に第3流通口が形成されており、
前記バルブ筒は、前記吐出部材が上昇した状態で前記中栓の前記上側シリンダ部分の内周面を開放することによって前記第1流通口と前記第2流通口とのそれぞれを前記注出栓の注出口に通じさせる一方で、前記吐出部材が所定量だけ下降することによって当該吐出部材と前記中栓との間に当該中栓の前記第1仕切壁及び前記内筒と当該吐出部材の前記第2仕切壁及び前記バルブ筒とによって区画された可変計量室を形成する、計量キャップ。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記吐出筒の下側部分は、前記吐出部材を前記所定量だけ下降させることによって、前記第1流通口を前記吐出路に直接的に通じさせるように、前記中栓の前記下側シリンダ部分の内周面を密閉する、請求項1に記載された計量キャップ。
【請求項3】
前記受筒には、当該受筒と前記吐出筒との間に形成された環状の凹所と、前記内筒と前記外筒との間に形成された環状の凹所とを連通させる連通口が形成されている、請求項1に記載された計量キャップ。
【請求項4】
前記吐出部材は、当該吐出部材の前記第2仕切壁が前記中栓の前記内筒に螺合しているとともに、当該吐出部材の前記受筒が前記注出栓に対して回転不能に上下方向に案内されている、請求項1に記載された計量キャップ。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載された計量キャップと、
前記計量キャップが取り付けられた容器本体と、を備える、計量容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、計量キャップ及び計量容器に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来の計量キャップには、ヒンジキャップと中栓部材との間に配置された可動筒体を、上下動させることによって、当該計量キャップの内部に区画された計量室を可変としたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。引用文献1に記載された計量キャップによれば、容器本体に充填された液体を、可動筒体の上下動に応じた容量で計量したのち、キャップ本体の吐出口を通して注出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-6314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の計量キャップは、所定の一定量に計量された液体のみが注出される定量注出が可能になる一方で、液体の容量が制限されることなく連続的にかつ自由に注出される自由量注出を行えるものではない。
【0005】
本発明の目的は、定量注出と自由量注出との切り替えが可能であり、かつ、当該切り替えを共通の1つの動作で行うことができる、計量キャップ及び計量容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明である、計量キャップは、容器本体の口部に取り付けられる中栓と、前記中栓に取り付けられる注出栓と、前記中栓と前記注出栓との間で上下に移動可能な吐出部材とを備えており、前記中栓は、前記容器本体の口部上端に配置された第1仕切壁と、前記第1仕切壁から下側に延在する段付きシリンダと、前記第1仕切壁から上側に延在する内筒と、前記第1仕切壁から上側に延在するとともに前記内筒を取り囲む外筒と、を備えており、前記段付きシリンダの下側シリンダ部分の下端部には、第1流通口が形成されており、前記段付きシリンダの段差壁には、第2流通口が形成されており、前記吐出部材は、吐出路が形成された吐出筒と、前記吐出筒の外周面に連なるとともに前記中栓の前記内筒を上下方向に仕切りかつ当該内筒の内周面に摺動可能に保持される第2仕切壁と、前記第2仕切壁から下側に延在するとともに前記吐出部材の下降によって前記中栓の前記段差シリンダの上側シリンダ部分の内周面を密封するバルブ筒と、前記第2仕切壁から上側に延在するとともに前記注出栓の内周面に摺動可能に保持される受筒と、を備えており、前記吐出筒の上側部分は、前記受筒の内側に配置されており、前記吐出路の吐出口は、前記吐出筒の上側部分の外周面に開口しており、前記第2仕切壁には、前記バルブ筒と前記受筒との間に第3流通口が形成されており、前記バルブ筒は、前記吐出部材が上昇した状態で前記中栓の前記上側シリンダ部分の内周面を開放することによって前記第1流通口と前記第2流通口とのそれぞれを前記注出栓の注出口に通じさせる一方で、前記吐出部材が所定量だけ下降することによって当該吐出部材と前記中栓との間に当該中栓の前記第1仕切壁及び前記内筒と当該吐出部材の前記第2仕切壁及び前記バルブ筒とによって区画された可変計量室を形成する。
【0007】
(2)上記(1)の計量キャップにおいて前記吐出筒の下側部分は、前記吐出部材を前記所定量だけ下降させることによって、前記第1流通口を前記吐出路に直接的に通じさせるように、前記中栓の前記下側シリンダ部分の内周面を密閉することが好ましい。
【0008】
(3)上記(1)又は(2)の計量キャップにおいて、前記受筒には、当該受筒と前記吐出筒との間に形成された環状の凹所と、前記内筒と前記外筒との間に形成された環状の凹所とを連通させる連通口が形成されていることが好ましい。
【0009】
(4)上記(1)~(3)のいずれか1つの計量キャップにおいて、前記吐出部材は、当該吐出部材の前記第2仕切壁が前記中栓の前記内筒に螺合しているとともに、当該吐出部材の前記受筒が前記注出栓に対して回転不能に上下方向に案内されていることが好ましい。
【0010】
(5)本発明である、計量容器は、上記(1)~(4)のいずれか1つの計量キャップと、前記計量キャップが取り付けられた容器本体と、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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