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公開番号
2025103853
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221532
出願日
2023-12-27
発明の名称
ポンプ式吐出具及びポンプ式吐出容器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
47/34 20060101AFI20250702BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】合成樹脂製のピストンを有しつつ押下げヘッドの押下げ操作に必要な力が低減されたポンプ式吐出具及びポンプ式吐出容器を提供することである。
【解決手段】装着キャップ10と、シリンダ体20と、ピストンガイド30と、押下げヘッド40と、スプリング50と、下側シール片61aと上側シール片61bとを備えた合成樹脂製のピストン60と、流入側逆止弁70と、装着キャップ10に一体に設けられ、ピストン60が初期位置にあるときに上側シール片61bをシリンダ体20の内周面に押し付けるように構成された押付け部80と、を有し、ピストン60が、初期位置から下方に移動して押付け部80から離れると、下側シール片61aがシリンダ体20の内周面にさらに押し付けられるとともに上側シール片61bがシリンダ体20の内周面から離れる方向に回動するように構成されているポンプ式吐出具1及びンプ式吐出容器2。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
容器本体の口部に装着して使用されるポンプ式吐出具であって、
前記口部に装着される装着キャップと、
空気置換孔を備え、前記装着キャップに支持されて前記容器本体の内部に配置されるシリンダ体と、
上端が前記装着キャップから上方に突出するとともに下端側が前記シリンダ体の内側に配置されたピストンガイドと、
前記ピストンガイドの内側流路に連なるノズル部を備え、前記ピストンガイドの上端に取り付けられて前記ピストンガイドとともに下方に押下げ可能な押下げヘッドと、
前記装着キャップと前記押下げヘッドとの間に設けられ、前記押下げヘッドを上方に向けて付勢するスプリングと、
前記シリンダ体の内周面に当接する下側シール片と前記下側シール片よりも上側に設けられた上側シール片とを備え、前記シリンダ体の内部にシリンダ室を区画形成するとともに前記押下げヘッドと連携して上下方向に移動可能な合成樹脂製のピストンと、
前記シリンダ体の下端に設けられ、前記容器本体の内部から前記シリンダ室に向けた内容物の流入を許容するように開閉する流入側逆止弁と、
前記装着キャップに一体に設けられ、前記ピストンが初期位置にあるときに前記ピストンに当接して前記上側シール片を前記シリンダ体の内周面に押し付けるように構成された押付け部と、を有し、
前記ピストンが、前記初期位置から下方に移動して前記押付け部から離れると、前記下側シール片が前記シリンダ体の内周面にさらに押し付けられるとともに前記上側シール片が前記シリンダ体の内周面から離れる方向に回動するように構成されていることを特徴とするポンプ式吐出具。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記ピストンが、
前記下側シール片及び前記上側シール片が設けられたピストン本体部と、
前記ピストンガイドの外側に装着された内側筒部と、
前記ピストン本体部と前記内側筒部とに一体に連なるとともに薄肉部を備えた環状の連結部とを有し、
前記ピストン本体部が前記薄肉部を中心として回動するように構成されている、請求項1に記載のポンプ式吐出具。
【請求項3】
前記装着キャップ、前記シリンダ体、前記ピストンガイド、前記押下げヘッド、前記スプリング、前記流入側逆止弁及び前記押付け部が、それぞれ前記ピストンと同一の合成樹脂製である、請求項1または2に記載のポンプ式吐出具。
【請求項4】
容器本体と、前記容器本体の口部に装着された請求項1に記載の前記ポンプ式吐出具と、を有することを特徴とするポンプ式吐出容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプ式吐出具及びポンプ式吐出容器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
消毒用アルコールやハンドソープ等を内容物として収納する吐出容器として、内容物の取り出しを容易に行い得るようにするために、押下げヘッドを押下げ操作することでポンプを作動させて内容物を所定量ずつ分配して外部に吐出させることができるように構成されたポンプ式吐出具ないしポンプ式吐出容器が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-177939号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、リサイクル性を高めるためにポンプ式吐出具を構成する全ての部材を合成樹脂材料で形成されたものとする場合など、ピストンとして合成樹脂製のものを用いることが検討されている。
【0005】
しかし、ピストンを合成樹脂製とすると、合成ゴムなどの弾性材料で形成した場合に比べて、ピストンのシリンダの内周面に対する摺動抵抗が大きくなり、押下げヘッドの押下げ操作により大きな力が必要となって押下げ操作をし難くなる、という問題点があった。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、合成樹脂製のピストンを有しつつ押下げヘッドの押下げ操作に必要な力が低減されたポンプ式吐出具及びポンプ式吐出容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のポンプ式吐出具は、容器本体の口部に装着して使用されるポンプ式吐出具であって、前記口部に装着される装着キャップと、空気置換孔を備え、前記装着キャップに支持されて前記容器本体の内部に配置されるシリンダ体と、上端が前記装着キャップから上方に突出するとともに下端側が前記シリンダ体の内側に配置されたピストンガイドと、前記ピストンガイドの内側流路に連なるノズル部を備え、前記ピストンガイドの上端に取り付けられて前記ピストンガイドとともに下方に押下げ可能な押下げヘッドと、前記装着キャップと前記押下げヘッドとの間に設けられ、前記押下げヘッドを上方に向けて付勢するスプリングと、前記シリンダ体の内周面に当接する下側シール片と前記下側シール片よりも上側に設けられた上側シール片とを備え、前記シリンダ体の内部にシリンダ室を区画形成するとともに前記押下げヘッドと連携して上下方向に移動可能な合成樹脂製のピストンと、前記シリンダ体の下端に設けられ、前記容器本体の内部から前記シリンダ室に向けた内容物の流入を許容するように開閉する流入側逆止弁と、前記装着キャップに一体に設けられ、前記ピストンが初期位置にあるときに前記ピストンに当接して前記上側シール片を前記シリンダ体の内周面に押し付けるように構成された押付け部と、を有し、前記ピストンが、前記初期位置から下方に移動して前記押付け部から離れると、前記下側シール片が前記シリンダ体の内周面にさらに押し付けられるとともに前記上側シール片が前記シリンダ体の内周面から離れる方向に回動するように構成されていることを特徴とする。
【0008】
本発明のポンプ式吐出具は、上記構成において、前記ピストンが、前記下側シール片及び前記上側シール片が設けられたピストン本体部と、前記ピストンガイドの外側に装着された内側筒部と、前記ピストン本体部と前記内側筒部とに一体に連なるとともに薄肉部を備えた環状の連結部とを有し、前記ピストン本体部が前記薄肉部を中心として回動するように構成されているのが好ましい。
【0009】
本発明のポンプ式吐出具は、上記構成において、前記装着キャップ、前記シリンダ体、前記ピストンガイド、前記押下げヘッド、前記スプリング、前記流入側逆止弁及び前記押付け部が、それぞれ前記ピストンと同一の合成樹脂製であるのが好ましい。
【0010】
本発明のポンプ式吐出容器は、容器本体と、前記容器本体の口部に装着された前記ポンプ式吐出具と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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