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公開番号2025104407
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222157
出願日2023-12-28
発明の名称振出しキャップ及びそれを備えた振出し容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人
主分類B65D 47/04 20060101AFI20250703BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】正立姿勢に戻した際における内容物の残留を無くしてこぼれ落ちを防止すると共に、振出し口の位置を確認しなくとても内容物を広範囲に振り出せるようにした振出しキャップ及びそれを備えた振出し容器を創出することを課題とする。
【解決手段】 本体容器20の口筒部23に装着される装着部2と、該装着部2の上に起立設された略円錐状の側壁部4と、前記側壁部4の側面に軸方向に沿って貫通し且つ周方向に均等に配置形成された複数の振出し孔8と、前記側壁部4のキャップ頭部5から前記側壁部4の内部を下方に向かって延設された内筒部6と、を有し、前記振出し孔8の下方の位置で、且つ前記内筒部6の外周面と対峙する前記振出し孔8の内周面との間には前記内容物Pを案合する誘導部9が形成され、前記内筒部6の下端が、前記振出し孔8の下端よりも下方の位置に設ける構成とする。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
内容物(P)が収容された本体容器(20)の口筒部(23)に装着される装着部(2)と、該装着部(2)の上に起立設された断面視傾斜状から成る略円錐状の側壁部(4)と、前記側壁部(4)の側面に軸方向に沿って貫通し且つ周方向に均等に配置形成された複数の振出し孔(8)と、前記側壁部(4)のキャップ頭部(5)から前記側壁部(4)の内部を下方に向かって延設された内筒部(6)と、を有して一体に形成された振出しキャップであって、
前記振出し孔(8)の下方の位置で、且つ前記内筒部(6)の外周面と対峙する前記振出し孔(8)の内周面との間には前記内容物(P)を案合する誘導部(9)が形成されており、
前記内筒部(6)の下端が、前記振出し孔(8)の下端よりも下方の位置に設けられていることを特徴とする振出しキャップ。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
振出し孔(8)の径方向外側の下部側の位置には、前記振出し孔(8)から上方に突出する環状凸部(4a)が側壁部(4)に周設されており、前記環状凸部(4a)の先端に径方向外側に広がる拡径部(4c)が形成されている請求項1記載の振出しキャップ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の振出しキャップ(1)と、内容物(P)が収容された本体容器(20)と、前記本体容器(20)の口筒部(23)に装着された前記振出しキャップ(1)をキャッピングするオーバーキャップ(30)と、を有して構成されることを特徴とする振出し容器。
【請求項4】
オーバーキャップ(30)の内面に、振出しキャップ(1)に形成されている振出し孔(8)を封止する栓部(34)が形成されている請求項3記載の振出し容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振出しキャップ及びそれを備えた振出し容器
に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、塩や胡椒など粒状又は粉状の調味料(内容物)を収容すると共に、容器の頂壁に設けた大きな穴から構成される振出し口、又は多数の小さな穴から構成される振出し口から選択的に振り出せるようにした振出し容器が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-91405号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の振出し容器は、使用時には内容物を広範囲に渡って振り出すことが可能であるものの、振出し口は平板状の頂壁に開口形成されていることから、正立姿勢に戻した使用後の状態では頂壁の上に内容物が残留し、こぼれ落ちやすいという問題があった。
【0005】
しかも、頂壁の上に内容物が残留した状態においては蓋体のキャッピングが困難となり、あるいは不完全な状態で蓋体がキャッピングされる虞があった。
【0006】
更に振出し口は頂壁の一部の片寄った位置に形成されているため、内容物を広範囲に振り出すためには、容器を傾けた際に振出し口が最も下の位置に来るように振出し口の位置を確認しながら振出し操作を行う必要があった。
【0007】
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、正立姿勢に戻した際における内容物の残留を無くしてこぼれ落ちを防止すると共に、振出し口の位置を確認しなくとても内容物を広範囲に振り出せるようにした振出しキャップ及びそれを備えた振出し容器を創出することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の第1の手段は、
内容物が収容された本体容器の口筒部に装着される装着部と、該装着部の上に起立設された断面視傾斜状から成る略円錐状の側壁部と、前記側壁部の側面に軸方向に沿って貫通し且つ周方向に均等に配置形成された複数の振出し孔と、前記側壁部のキャップ頭部から前記側壁部の内部を下方に向かって延設された内筒部と、を有して一体に形成された振出しキャップであって、
前記振出し孔の下方の位置で、且つ前記内筒部の外周面と対峙する前記振出し孔の内周面との間には前記内容物を案合する誘導部が形成されており、
前記内筒部の下端が、前記振出し孔の下端よりも下方の位置に設けられていることを特徴とする、と云うものである。
本発明の第1の手段では、振出し操作の際に振出し孔内に残った内容物を、誘導部を通じて本体容器側に戻すことができるが、この際内筒部の下端が、前記振出し孔の下端よりも下方の位置に設けられているため、正立姿勢に戻した際に、内容物を確実に容器本体に案内し、振出し孔から吐出してしまうことを防止し得る。
【0009】
また本発明の第2の手段は、上記第1の手段に、振出し孔の径方向外側の下部側の位置には、前記振出し孔から上方に突出する環状凸部が側壁部に周設されており、前記環状凸部の先端に径方向外側に広がる拡径部が形成されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、振出し孔から吐出される内容物を広範囲に振り出すことを達成し得る。
【0010】
また本発明の第3の手段は、上記第1又は第2の手段に記載の振出しキャップと、内容物が収容された本体容器と、前記本体容器の口筒部に装着された前記振出しキャップをキャッピングするオーバーキャップと、を有して構成されることを特徴とする振出し容器、と云うものである。
上記手段では、塩や胡椒など粒状又は粉状の内容物を振り出すことができ、振出した後においては振出しキャップの表面に内容物が残留し難く、したがってこぼれ落ちの起きにくい振出し容器とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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