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公開番号2025104662
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222618
出願日2023-12-28
発明の名称合成樹脂製容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 1/02 20060101AFI20250703BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】減圧発生時に減圧吸収パネルの間の柱部に塑性変形を生じにくい、新たな合成樹脂製容器を提供する。
【解決手段】本開示の合成樹脂製容器100は、内容物の注出口となる口部2と、口部2に肩部3を介して連なる胴部4と、胴部4の下端を閉塞する底部5とを備えた合成樹脂製容器100であって、胴部4は、周方向に並ぶ複数の減圧吸収パネル11と、複数の減圧吸収パネル11のうち隣接する2つの減圧吸収パネル11の間の周方向位置に設けられた柱部16とを有し、柱部16における上部及び下部の少なくとも一方には、柱部16の周方向両側の縁部に面取りとして形成された柱部フィレット15を有することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内容物の注出口となる口部と、該口部に肩部を介して連なる胴部と、該胴部の下端を閉塞する底部とを備えた合成樹脂製容器であって、
前記胴部は、周方向に並ぶ複数の減圧吸収パネルと、前記複数の減圧吸収パネルのうち隣接する2つの減圧吸収パネルの間の周方向位置に設けられた柱部とを有し、
前記柱部における上部及び下部の少なくとも一方には、前記柱部の周方向両側の縁部に面取りとして形成された柱部フィレットを有する、合成樹脂製容器。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記柱部フィレットは前記柱部の上部に設けられ、
前記柱部フィレットは、前記柱部の上下方向中央位置より上方寄りから前記柱部の上端部近傍まで上下方向に延在し、前記柱部フィレットの上下方向中央位置よりも上方寄りにおいて面取りの幅が最大になる、請求項1に記載の合成樹脂製容器。
【請求項3】
前記柱部フィレットは前記柱部の下部に設けられ、
前記柱部フィレットは、前記柱部の上下方向中央位置より下方寄りから前記柱部の下端部近傍まで上下方向に延在し、前記柱部フィレットの上下方向中央位置よりも下方寄りにおいて面取りの幅が最大になる、請求項1に記載の合成樹脂製容器。
【請求項4】
前記柱部フィレットは、面取りの幅が最大になる上下方向位置において、前記減圧吸収パネルの深さ方向の面取りの幅よりも、周方向の面取りの幅の方が大きい面取りである、請求項1から3のいずれか1項に記載の合成樹脂製容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、内容物の注出口となる口部と、該口部に肩部を介して連なる胴部と、該胴部の下端を閉塞する底部とを備えたボトル形状の合成樹脂製容器に関し、特に、胴部に減圧吸収パネルが設けられるものに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
延伸ポリプロピレン(OPP)製のボトルやポリエチレンテレフタレート(PET)製のボトルに代表されるような合成樹脂製容器は、軽量で取り扱いが容易であること、内容物の保存安定性に優れること、しかもコスト的に安価であることから、飲料用、食品用、化粧料用等の様々な用途に使用されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、平面視で略円形状を有する容器が開示されている。この容器は、内容物の注出口となる口部と、該口部に肩部を介して連なる胴部と、該胴部の下端を閉塞する底部とを備えた合成樹脂製の容器であり、胴部には、減圧吸収パネルが陥没状に形成されている。例えば、内容物が高温充填された後に口部がキャップで閉塞されると、内容物の冷却に伴って容器内に減圧が生じて胴部に大きな変形が生じるおそれがある。この問題に対し胴部に減圧吸収パネルを設けておくことにより、容器内の減圧を減圧吸収パネルの変形(減圧変形)により吸収して、容器が不正に変形することを抑制することができる。また、減圧吸収パネルの減圧変形にともない、隣接する減圧吸収パネルとの間に形成された柱部も「しなる」ように変形する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009- 96521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、内容量350[ml]や280[ml]などの小型化されたペットボトルでは、減圧吸収パネルの面積が小さく、減圧吸収パネルの間の周方向位置に設けられた柱部の上下方向長さも短くなる。このため、小型化された容器では、柱部が径方向内側に「しなる」ことが抑制される傾向にあり、小型化容器において柱部に過度の曲げ応力がかかって折れ(塑性変形)が生じると、復元することが難しく外観不良に繋がる可能性があったため、この点において改善の余地があった。
【0006】
本開示は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、減圧発生時に減圧吸収パネルの間の柱部に塑性変形を生じにくい、新たな合成樹脂製容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本開示の合成樹脂製容器は、
[1]
内容物の注出口となる口部と、該口部に肩部を介して連なる胴部と、該胴部の下端を閉塞する底部とを備えた合成樹脂製容器であって、
前記胴部は、周方向に並ぶ複数の減圧吸収パネルと、前記複数の減圧吸収パネルのうち隣接する2つの減圧吸収パネルの間の周方向位置に設けられた柱部とを有し、
前記柱部における上部及び下部の少なくとも一方には、前記柱部の周方向両側の縁部に面取りとして形成された柱部フィレットを有することを特徴とする。
【0008】
また、本開示の合成樹脂製容器は、
[2]
上記[1]に記載の構成において、前記柱部フィレットは前記柱部の上部に設けられ、前記柱部フィレットは、前記柱部の上下方向中央位置より上方寄りから前記柱部の上端部近傍まで上下方向に延在し、前記柱部フィレットの上下方向中央位置よりも上方寄りにおいて面取りの幅が最大になることが好ましい。
【0009】
また、本開示の合成樹脂製容器は、
[3]
上記[1]又は[2]に記載の構成において、前記柱部フィレットは前記柱部の下部に設けられ、前記柱部フィレットは、前記柱部の上下方向中央位置より下方寄りから前記柱部の下端部近傍まで上下方向に延在し、前記柱部フィレットの上下方向中央位置よりも下方寄りにおいて面取りの幅が最大になることが好ましい。
【0010】
また、本開示の合成樹脂製容器は、
[4]
上記[1]から[3]のいずれかに記載の構成において、前記柱部フィレットは、面取りの幅が最大になる上下方向位置において、前記減圧吸収パネルの深さ方向の面取りの幅よりも、周方向の面取りの幅の方が大きい面取りであることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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