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公開番号
2025103862
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221549
出願日
2023-12-27
発明の名称
キャップ付き容器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
39/08 20060101AFI20250702BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】 パッキンを使用しなくても、容器本体内の内容液が漏出することを抑制できるキャップ付き容器を提供すること。
【解決手段】 容器本体Aと、容器本体Aの口部1に螺着されるキャップBとを備え、キャップBは、閉蓋時に、口部1外周に装着される周壁部10と、周壁部10の上端から内方に延設される頂壁部11と、頂壁部11の下面から垂設され、口部1の内周面1aに挿入される内筒12と、口部1の外周面3bと当接する外筒13とを備え、外筒13は、内周の上部に周設され、口部1の外周面3bと係合する上部係合リブ26を備え、上部係合リブ26は、所定角度θで径方向内方に傾斜する逆テーパー面29を備え、逆テーパー面29は、閉蓋時に、所定角度θだけ径方向外方に内筒12の変形により広がり、口部1の外周面3bに当接することを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内容液が収容される容器本体と、容器本体の口部に螺着されるキャップとを備え、
容器本体は、口部の外周に螺設された雄ねじ部を備え、
キャップは、閉蓋時に、口部外周に装着される周壁部と、周壁部の内周に螺設され、口部の雄ねじ部と螺合する雌ねじ部と、周壁部の上端から内方に延設される頂壁部と、頂壁部の下面から垂設され、口部の内周面に挿入される内筒と、口部の外周面と当接する外筒とを備え、
外筒は、内周の上部に周設され、口部の外周面と係合する上部係合リブを備え、
上部係合リブは、上端から所定角度で径方向内方に傾斜する逆テーパー面を備え、
逆テーパー面は、閉蓋時に、所定角度だけ径方向外方に内筒の変形により広がり、口部の外周面に当接することを特徴とするキャップ付き容器。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
キャップは、雌ねじ部が螺設された周壁部の内周の軸方向範囲に沿って肉付けされたことを特徴とする請求項1に記載のキャップ付き容器。
【請求項3】
キャップは、外筒と周壁部との間に、径方向に突設された複数の変形防止リブを備えることを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ付き容器。
【請求項4】
容器本体の口部は、外側上方に傾斜して拡径する傾斜段部と、傾斜段部の上端から上方に伸びて開口する上端開口縁とを備え、
内筒は、外周に、上から、口部の上端開口縁の内周面に当接する上部拡径面部と、上部拡径面部の下端から内側下方に向かって傾斜する傾斜面部と、傾斜面部の下端から垂設され、口部の内周面に当接または近接する下部縮径面部とを備えることを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ付き容器。
【請求項5】
容器本体の口部は、外側上方に傾斜して拡径する傾斜段部と、傾斜段部の上端から上方に伸びて開口する上端開口縁とを備え、
内筒は、外周に、上から、口部の上端開口縁の内周面に当接する上部拡径面部と、上部拡径面部の下端から内側下方に向かって傾斜する傾斜面部と、傾斜面部の下端から垂設され、口部の内周面に当接または近接する下部縮径面部とを備えることを特徴とする請求項3に記載のキャップ付き容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャップ付き容器に関し、特に、内容液の漏出を抑制できるキャップ付き容器に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、キャップ付き容器として、容器本体の口部とキャップとの間に設けられるパッキンを省略するために、内容液が収容される容器本体と、容器本体の口部に螺着される有頂筒状のキャップとを備え、キャップの頂壁部から下方に向けて突出し、口部内に嵌合される内筒が設けられたものが知られている。
このようなキャップ付き容器では、内容液の充填後に、例えば、容器本体の内圧が上昇したり、衝撃力が加えられたりしたときに、内筒が変形し、容器本体内の内容液が漏出するおそれがあった。
【0003】
そこで、口部の内周面は、上端部に位置して口部の上端開口縁から下方に向けて延びる第1内周面と、第1内周面の下端部から径方向の内側に向けて第1段差面と、第1段差面の径方向の内端部から下方に向けて延びる第2内周面とを備え、キャップ頂壁部に、下方に向けて突出し、口部内に挿入された内筒と、下方に向けて突出し、口部の外周面に当接した外筒と、が設けられ、内筒の外周面は、頂壁部の下面から下方に向けて延び、第1内周面に当接した第1外周面と、第1外周面の下端部から径方向の内側に向けて延びる第2段差面と、第2段差面の径方向の内端部から下方に延びる第2外周面とを備え、第2段差面と、第1段差面との間に上下方向の隙間が設けられ、第2外周面は、第2内周面に当接、もしくは近接しているキャップ付き容器が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-39284号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のキャップ付き容器は、キャップの周壁部の軸方向寸法が頂壁部の外径寸法と比べて短いため、内容液を充填し、キャップを螺着した後に、例えば容器本体の内圧が上昇したり、キャップに衝撃力が加えられたりしたときに、キャップの内筒から、容器本体内の内容液の漏出を抑えることが困難な場合があった。
【0006】
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、パッキンを使用しなくても、容器本体内の内容液が漏出することを抑制できるキャップ付き容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するため、キャップ付き容器として、内容液が収容される容器本体と、容器本体の口部に螺着されるキャップとを備え、容器本体は、口部の外周に螺設された雄ねじ部を備え、キャップは、閉蓋時に、口部外周に装着される周壁部と、周壁部の内周に螺設され、口部の雄ねじ部と螺合する雌ねじ部と、周壁部の上端から内方に延設される頂壁部と、頂壁部の下面から垂設され、口部の内周面に挿入される内筒と、口部の外周面と当接する外筒とを備え、外筒は、内周の上部に周設され、口部の外周面と係合する上部係合リブを備え、上部係合リブは、上端から所定角度で径方向内方に傾斜する逆テーパー面を備え、逆テーパー面は、閉蓋時に、所定角度だけ径方向外方に内筒の変形により広がり、口部の外周面に当接することを特徴とする構成を採用する。
【0008】
キャップ付き容器の実施形態として、キャップは、雌ねじ部が螺設された周壁部の内周の軸方向範囲に沿って肉付けされたことを特徴とする構成を採用し、また、キャップは、外筒と周壁部との間に、径方向に突設された複数の変形防止リブを備えることを特徴とする構成を採用し、また、容器本体の口部は、外側上方に傾斜して拡径する傾斜段部と、傾斜段部の上端から上方に伸びて開口する上端開口縁とを備え、内筒は、外周に、上から、口部の上端開口縁の内周面に当接する上部拡径面部と、上部拡径面部の下端から内側下方に向かって傾斜する傾斜面部と、傾斜面部の下端から垂設され、口部の内周面に当接または近接する下部縮径面部とを備えることを特徴とする構成を採用する。
【発明の効果】
【0009】
本発明のキャップ付き容器は、上記構成を採用することにより、パッキンを使用しなくても、キャップの螺着後に、容器内の密封性がよく、また、内圧上昇に対しても気密性を確保し、容器本体内の内容液が漏出することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施例におけるキャップ付き容器の閉蓋時の状態を示す図で、(a)は側面断面図、(b)は(a)の要部拡大部である。
本発明の実施例におけるキャップ付き容器の開蓋時の状態を示す図で、(a)は側面半断面図、(b)は(a)の要部拡大部である。
本発明の実施例におけるキャップ付き容器のキャップを示す図で、(a)は上面図、(b)は下面図である。
本発明の実施例におけるキャップ付き容器の閉蓋中の状態を示す図で、(a)はキャップの内筒が口部に当接した時の要部拡大図、(b)はキャップを口部に嵌着した時の要部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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