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公開番号
2025088415
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023203105
出願日
2023-11-30
発明の名称
圧縮ばね
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16F
1/373 20060101AFI20250604BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】弾性変形時の横方向変位量を抑制できる圧縮ばねを提供する。
【解決手段】圧縮ばね1は、一対のユニット構造2からなるユニット対構造3を有し、ユニット構造2は、軸方向に互いに離間する第1環状部材2a及び第2環状部材2bと、周方向に位相をずらして設けられ、それぞれ、第1環状部材2aに連なる第1端2c1から第1端2c1に対して周方向にずれた位置で第2環状部材2bに連なる第2端2c2まで線状に延びる3つのばね部材2cとを有し、ユニット対構造3は、一対のユニット構造2が軸方向に垂直な平面Sに関して互いに対称の形状をなすように、一対のユニット構造2の第1環状部材2a同士を一体に連ねた構造をなし、ばね部材2cは、弾性変形前の状態で下記条件Aを満たす。
条件A:1.8≦W/T≦2.5
ただし、Wはばね部材2cの第1端2c1の径方向幅であり、Tはばね部材正面図におけるばね部材2cの第1端2c1の幅である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一対のユニット構造からなるユニット対構造を有し、
前記ユニット構造は、中心軸線に沿う軸方向に互いに離間する第1環状部材及び第2環状部材と、前記中心軸線を周回する周方向に位相をずらして設けられ、それぞれ、前記第1環状部材に連なる第1端から前記第1端に対して前記周方向にずれた位置で前記第2環状部材に連なる第2端まで所定経路で線状に延びる3つのばね部材とを有し、
前記ユニット対構造は、前記一対のユニット構造が前記軸方向に垂直な平面に関して互いに対称の形状をなすように、前記一対のユニット構造の前記第1環状部材同士を一体に連ねた構造をなし、
前記ばね部材は、弾性変形前の状態で下記条件Aを満たす、圧縮ばね。
条件A:1.8≦W/T≦2.5
ただし、Wは前記ばね部材の前記第1端の径方向幅であり、Tは、前記ばね部材の上記所定経路の中心点から前記中心軸線に向かって見た時の投影図であるばね部材正面図における前記中心軸線に垂直な方向の前記ばね部材の前記第1端の幅である。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記ばね部材は、弾性変形前の状態で下記条件Bをさらに満たす、請求項1に記載の圧縮ばね。
条件B:0.5≦H/D≦0.6
ただし、Hは前記ばね部材の軸方向幅であり、Dは前記ユニット対構造の外径である。
【請求項3】
前記ばね部材は、弾性変形前の状態で下記条件Cをさらに満たす、請求項1に記載の圧縮ばね。
条件C:1.0≦(W/T)×(H/D)≦1.5
ただし、Wは前記ばね部材の前記第1端の前記径方向幅であり、Tは前記ばね部材の前記第1端の前記幅であり、Hは前記ばね部材の軸方向幅であり、Dは前記ユニット対構造の外径である。
【請求項4】
請求項1に記載の圧縮ばねと、
シリンダと、
ピストンと、
前記圧縮ばねの弾性力に抗する操作に応じて前記シリンダに対して前記ピストンを作動させることで、前記シリンダの内部を通して流体を吐出する作動部材とを有する、吐出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は圧縮ばねに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
一対のユニット構造からなるユニット対構造を有し、ユニット構造は、軸方向に互いに離間する第1環状部材及び第2環状部材と、周方向に位相をずらして設けられ、それぞれ、第1環状部材に連なる第1端から第1端に対して周方向にずれた位置で第2環状部材に連なる第2端まで線状に延びる3つのばね部材とを有し、ユニット対構造は、一対のユニット構造が軸方向に垂直な平面に関して互いに対称の形状をなすように、一対のユニット構造の第1環状部材同士を一体に連ねた構造をなす、圧縮ばねが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-102886号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような圧縮ばねは、ユニット対構造が軸方向に圧縮された時に、一方の第2環状部材に対し、他方の第2環状部材が軸方向に直交する所定方向(横方向)へずれるように変位する横方向変位を生じる傾向がある。弾性変形時に生じる横方向変位量が過大であると、圧縮方向の荷重の伝達効率が低下するだけでなく、圧縮状態の継続又は繰り返しの伸縮によってユニット対構造が横方向変位になじむような塑性変形を生じ易くなる。そのような横方向の塑性変形を生じ易い圧縮ばねを例えば吐出装置に利用した場合、吐出量のバラツキを生じ易い。
【0005】
そこで本発明の目的は、弾性変形時の横方向変位量を抑制できる圧縮ばねを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は以下のとおりである。
【0007】
[1]
一対のユニット構造からなるユニット対構造を有し、
前記ユニット構造は、中心軸線に沿う軸方向に互いに離間する第1環状部材及び第2環状部材と、前記中心軸線を周回する周方向に位相をずらして設けられ、それぞれ、前記第1環状部材に連なる第1端から前記第1端に対して前記周方向にずれた位置で前記第2環状部材に連なる第2端まで所定経路で線状に延びる3つのばね部材とを有し、
前記ユニット対構造は、前記一対のユニット構造が前記軸方向に垂直な平面に関して互いに対称の形状をなすように、前記一対のユニット構造の前記第1環状部材同士を一体に連ねた構造をなし、
前記ばね部材は、弾性変形前の状態で下記条件Aを満たす、圧縮ばね。
条件A:1.8≦W/T≦2.5
ただし、Wは前記ばね部材の前記第1端の径方向幅であり、Tは、前記ばね部材の上記所定経路の中心点から前記中心軸線に向かって見た時の投影図であるばね部材正面図における前記中心軸線に垂直な方向の前記ばね部材の前記第1端の幅である。
【0008】
[2]
前記ばね部材は、弾性変形前の状態で下記条件Bをさらに満たす、[1]に記載の圧縮ばね。
条件B:0.5≦H/D≦0.6
ただし、Hは前記ばね部材の軸方向幅であり、Dは前記ユニット対構造の外径である。
【0009】
[3]
前記ばね部材は、弾性変形前の状態で下記条件Cをさらに満たす、[1]又は[2]に記載の圧縮ばね。
条件C:1.0≦(W/T)×(H/D)≦1.5
ただし、Wは前記ばね部材の前記第1端の前記径方向幅であり、Tは前記ばね部材の前記第1端の前記幅であり、Hは前記ばね部材の軸方向幅であり、Dは前記ユニット対構造の外径である。
【0010】
[4]
[1]~[3]の何れか1項に記載の圧縮ばねと、
シリンダと、
ピストンと、
前記圧縮ばねの弾性力に抗する操作に応じて前記シリンダに対して前記ピストンを作動させることで、前記シリンダの内部を通して流体を吐出する作動部材とを有する、吐出装置。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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