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公開番号2025116703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011285
出願日2024-01-29
発明の名称ポンプ式吐出器、及び吐出器付き容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人
主分類B65D 47/34 20060101AFI20250801BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】押圧したヘッドを初期位置に自動的に復帰させる機能を備えつつ、リサイクル性にも優れるポンプ式吐出器を提案する。
【解決手段】ポンプ式吐出器100において、ヘッドは、ピストン部9cが設けられたヘッド周壁9bを備え、ベースは、ピストン部9cが摺動可能に接触するベース周壁6fと、ヘッド周壁9bとベース周壁6fの内側に設けられる内部空間Sと、容器内の内容液を内部空間Sに導入する導入口1dと、内部空間Sに設けられ吐出口8eに通じる連通口6hと、導入口1dを開閉可能な吸引弁3と、連通口6hを開閉可能な排出弁7と、を備え、ヘッド及びベースの何れか一方は、内部空間Sに位置しヘッド及びベースの何れか他方に向けて延出された延出部10bを備え、ヘッド及びベースの何れか他方は、内部空間Sに位置しヘッドを押圧した際に延出部10bによって撓む弾性片6kを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内容液を収容する容器に装着されるベースと該ベースに対して進退移動するヘッドとを備え、該ヘッドを押圧することによって該ベースに設けた吐出口から外界へ内容液を吐出させるポンプ式吐出器であって、
前記ヘッドは、
外周面又は内周面にピストン部が設けられたヘッド周壁を備え、
前記ベースは、
前記ピストン部が摺動可能に接触するベース周壁と、
前記ヘッド周壁と前記ベース周壁の内側に設けられる内部空間と、
前記容器内の内容液を前記内部空間に導入する導入口と、
前記内部空間に設けられ前記吐出口に通じる連通口と、
前記導入口を開閉可能であって、前記容器から前記内部空間へ向かう内容液の流れは許容する一方、該内部空間から該容器へ向かう内容液の流れは規制する吸引弁と、
前記連通口を開閉可能であって、前記内部空間から前記吐出口へ向かう内容液の流れは許容する一方、該吐出口から該内部空間へ向かう内容液の流れは規制する排出弁と、を備え、
前記ヘッド及び前記ベースの何れか一方は、前記内部空間に位置し、該ヘッド及び該ベースの何れか他方に向けて延出された延出部を備え、
前記ヘッド及び前記ベースの何れか他方は、前記内部空間に位置し、該ヘッドを押圧した際に前記延出部によって撓む弾性片を備えるポンプ式吐出器。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記弾性片は、弾性片本体と、該弾性片本体よりも幅狭になる補強リブを備え、
前記補強リブは、該補強リブの根元側に位置するリブ根元部と、該リブ根元部から該補強リブの先端側に向かって厚みが徐々に薄くなるリブ徐変部とを有する請求項1に記載のポンプ式吐出器。
【請求項3】
前記ベースは、
筒状をなし、前記導入口が底部に設けられ、内側に前記吸引弁が設けられた下部シリンダーと、
前記下部シリンダーに保持される保持筒と、該保持筒の径方向内側に位置し前記導入口に通じる他の連通口が設けられた内側壁と、該保持筒の径方向外側に位置し前記ベース周壁につながる外側壁とを備える上部シリンダーと、を備え、
前記弾性片は、前記内側壁の上面に、前記他の連通口を取り囲んで複数設けられる請求項1に記載のポンプ式吐出器。
【請求項4】
前記ヘッドは、前記延出部を有し、
前記弾性片は、前記ヘッドを押圧した際に前記延出部が外周面に接触して前記他の連通口に近づく向きに撓む請求項3に記載のポンプ式吐出器。
【請求項5】
前記ベースは、前記ベース周壁から延出され先端に前記吐出口を有するノズルを備え、
前記排出弁は、前記ノズル内に設けられる請求項1に記載のポンプ式吐出器。
【請求項6】
前記ベースは、径方向外側に向けて延在する指掛けフランジを備える請求項1に記載のポンプ式吐出器。
【請求項7】
請求項1~6の何れか一項に記載のポンプ式吐出器と前記容器とを備える吐出器付き容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプ式吐出器、及びポンプ式吐出器と容器とを備える吐出器付き容器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ポンプ式吐出器として、容器の口部に装着されステムが進退移動することによって駆動するポンプと、ステムに連結するヘッドとを備え、ヘッドを押圧することによって容器内の内容液を吐出口から吐出させるものが既知である(例えば特許文献1参照)。
【0003】
このようなポンプ式吐出器の内部には、特許文献1に示されているように、押圧したヘッドを初期位置に復帰させるためにコイルスプリングが設けられている。
【0004】
またこのようなポンプ式吐出器と容器とを備える吐出器付き容器として、特許文献2には、ポンプ式吐出器がパウチ容器のスパウトに装着されたものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-31950号公報
実用新案登録第3221629号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところでこのようなポンプ式吐出器は、大部分の部材は合成樹脂製であるものの、コイルスプリングは金属製である。このため使用後に廃棄するにあたって、このままの状態では樹脂品としてリサイクルすることができない。また一般にこの種のポンプ式吐出器では、通常の使用時において部材が外れてしまうことを避けるべく、例えば嵌合等によって部材同士は強固に固定されている。従って、ポンプ式吐出器を分解してコイルスプリングと他の部材とに分別するにも手間を要することとなる。
【0007】
本発明はこのような問題点を解決することを課題とするものであって、押圧したヘッドを初期位置に自動的に復帰させる機能を備えつつ、リサイクル性にも優れるポンプ式吐出器、及び吐出器付き容器を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のポンプ式吐出器は、内容液を収容する容器に装着されるベースと該ベースに対して進退移動するヘッドとを備え、該ヘッドを押圧することによって該ベースに設けた吐出口から外界へ内容液を吐出させるものであり、前記ヘッドは、外周面又は内周面にピストン部が設けられたヘッド周壁を備え、前記ベースは、前記ピストン部が摺動可能に接触するベース周壁と、前記ヘッド周壁と前記ベース周壁の内側に設けられる内部空間と、前記容器内の内容液を前記内部空間に導入する導入口と、前記内部空間に設けられ前記吐出口に通じる連通口と、前記導入口を開閉可能であって、前記容器から前記内部空間へ向かう内容液の流れは許容する一方、該内部空間から該容器へ向かう内容液の流れは規制する吸引弁と、前記連通口を開閉可能であって、前記内部空間から前記吐出口へ向かう内容液の流れは許容する一方、該吐出口から該内部空間へ向かう内容液の流れは規制する排出弁と、を備え、前記ヘッド及び前記ベースの何れか一方は、前記内部空間に位置し、該ヘッド及び該ベースの何れか他方に向けて延出された延出部を備え、前記ヘッド及び前記ベースの何れか他方は、前記内部空間に位置し、該ヘッドを押圧した際に前記延出部によって撓む弾性片を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明のポンプ式吐出器によれば、ヘッドを押圧した際に延出部によって弾性片が撓むため、撓んだ弾性片が復元することでヘッドを初期位置に自動的に復帰させることができる。また金属製のコイルスプリングに換えて上記のような弾性片を用いているため、使用後は、従来のポンプ式吐出器で行っていた金属部品を分別する作業は必要がなく、またそのまま樹脂品として再利用することができるためリサイクル性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係るポンプ式吐出器の一実施形態を側面視で示した断面図であって、中心軸線Oより右側はヘッドを押圧する前の状態を示し、左側はヘッドを押圧した状態を示した図である。
図1に示したポンプ式吐出器の平面図である。
図1に示したポンプ式吐出器の正面図である。
図1に示した弾性片の周辺部分を示した平面図である。
図1に示した弾性片の周辺部分を示した半断面図である。
図1に示した排出弁の平面図である。
図1に示した排出弁の側面図である。
図1に示した排出弁におけるA-Aに沿う断面図である。
図1に示したポンプ式吐出器から内容液を吐出させる状態を示した平面図である。
図1に示したポンプ式吐出器から内容液を吐出させる状態を示した平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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