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公開番号
2025118316
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013571
出願日
2024-01-31
発明の名称
ヒンジキャップ
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
51/22 20060101AFI20250805BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】開封時の操作性を向上すること。
【解決手段】容器本体2の口部3に装着され、注出口11が形成されたキャップ本体10と、キャップ本体にヒンジ部12回りに回動可能に連結された蓋体13と、注出口の開口縁部に破断可能な弱化部14を介して連結された抜栓板15と、抜栓板から上方に向けて突出するように形成された支柱部50を有し、蓋体と抜栓板とを一体に連結する連結体16とを備え、抜栓板は、ヒンジ部回りの蓋体の開操作に伴って弱化部を連続的に破断しながら注出口から離脱可能とされ、支柱部は、キャップ軸O1方向から見た平面視でキャップ軸を挟んでヒンジ部とは反対側に配置され、抜栓板の上面には、支柱部の根本部分に沿うように下方に向けて窪んだ溝部70が形成され、溝部は、抜栓板の上面のうち支柱部よりもヒンジ部側に形成されているヒンジキャップ1を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内容物が収容される容器本体の口部に装着され、内容物を注出する注出口が形成された筒状のキャップ本体と、
前記キャップ本体にヒンジ部回りに回動可能に連結され、前記注出口を開閉可能に覆う蓋体と、
前記注出口の開口縁部に破断可能な弱化部を介して連結されることで、前記注出口を閉塞する抜栓板と、
前記抜栓板から上方に向けて突出するように形成された支柱部を有し、前記蓋体と前記抜栓板とを一体に連結する連結体と、を備え、
前記抜栓板は、前記ヒンジ部回りの前記蓋体の開操作に伴って、前記弱化部を連続的に破断しながら前記注出口から離脱可能とされ、
前記支柱部は、キャップ軸方向から見た平面視で、前記キャップ軸を挟んで前記ヒンジ部とは反対側に配置され、
前記抜栓板の上面には、前記支柱部の根本部分に沿うように下方に向けて窪んだ溝部が形成され、
前記溝部は、前記抜栓板の上面のうち前記支柱部よりも前記ヒンジ部側に形成されていることを特徴とする、ヒンジキャップ。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のヒンジキャップにおいて、
前記溝部は、前記キャップ軸方向から見た平面視で、前記キャップ軸に対して交差する前後方向に対して直交する左右方向に沿って延びるように形成され、
前記前後方向は、前記キャップ軸方向から見た平面視で、前記支柱部の中心を上下方向に貫く連結軸と、前記キャップ軸と、前記ヒンジ部とを通過する仮想線に沿う方向として定義される、ヒンジキャップ。
【請求項3】
請求項2に記載のヒンジキャップにおいて、
前記弱化部は、前記キャップ軸方向から見た平面視で、前記支柱部を挟んで前記キャップ軸とは反対側に位置する破断開始領域と、前記支柱部よりも前記ヒンジ部側に位置する破断終了領域とを含み、前記左右方向よりも前記前後方向に長い楕円形状に形成され、
前記弱化部は、前記キャップ軸方向から見た平面視で、前記破断開始領域において、先端部から前記破断終了領域に向かうにしたがって、90度未満の広がり角度で前記左右方向に拡開するように形成されている、ヒンジキャップ。
【請求項4】
請求項3に記載のヒンジキャップにおいて、
前記弱化部は、前記抜栓板の厚みよりも薄く形成された薄肉部とされ、
前記抜栓板の面内に沿った先端部の弱化幅は、前記弱化部における他の部分の弱化幅よりも幅狭に形成されている、ヒンジキャップ。
【請求項5】
請求項3又は4に記載のヒンジキャップにおいて、
前記キャップ軸方向から見た平面視で、前記支柱部の一部は、前記破断開始領域における前記弱化部の形状に沿って外形形成されている、ヒンジキャップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒンジキャップに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、容器本体の口部に装着されるキャップとして、内容物が収容される容器本体の口部に装着されると共に内容物を注出する注出口が形成されたキャップ本体と、キャップ本体にヒンジ回りに回動可能に連結され、注出口を開閉可能に覆う蓋体と、注出口の開口縁部に弱化部を介して連結され、注出口を閉塞する抜栓部と、を備えるヒンジキャップが知られている。
しかしながら、この種のヒンジキャップでは、蓋体をキャップ本体から取り外した後にプルリングの引き上げ操作を行う必要があるので手間がかかってしまう。従って、開封時の操作性が悪かった。
【0003】
そこで別の態様のヒンジキャップとして、例えば下記特許文献1には、容器本体の口部に装着され、注出筒が立設された隔壁を有するキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して連結され、注出筒を密封するシール筒が形成された頂壁を有する蓋体と、を備えたヒンジキャップが知られている。隔壁には、破断可能な弱化部を介して移行栓が連結されている。移行栓は、引上部を介して蓋体の頂壁に一体に連結(係着)されている。
【0004】
このヒンジキャップでは、ヒンジ回りに蓋体を引き上げ操作することで、蓋体と共に移行栓を引き上げることができるので、弱化部を破断して開封することができる。従って、蓋体の引き上げ操作を行うと同時に開封を行うことができるので、開封時の手間がかかり難い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-39039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来のヒンジキャップでは、弱化部を破断する際に大きな開封力が必要となり易く、開封時の操作性に改善の余地がある。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、開封時の操作性を向上することができるヒンジキャップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明に係るヒンジキャップは、内容物が収容される容器本体の口部に装着され、内容物を注出する注出口が形成された筒状のキャップ本体と、前記キャップ本体にヒンジ部回りに回動可能に連結され、前記注出口を開閉可能に覆う蓋体と、前記注出口の開口縁部に破断可能な弱化部を介して連結されることで、前記注出口を閉塞する抜栓板と、前記抜栓板から上方に向けて突出するように形成された支柱部を有し、前記蓋体と前記抜栓板とを一体に連結する連結体と、を備え、前記抜栓板は、前記ヒンジ部回りの前記蓋体の開操作に伴って、前記弱化部を連続的に破断しながら前記注出口から離脱可能とされ、前記支柱部は、キャップ軸方向から見た平面視で、前記キャップ軸を挟んで前記ヒンジ部とは反対側に配置され、前記抜栓板の上面には、前記支柱部の根本部分に沿うように下方に向けて窪んだ溝部が形成され、前記溝部は、前記抜栓板の上面のうち前記支柱部よりも前記ヒンジ部側に形成されていることを特徴とする。
【0009】
本発明に係るヒンジキャップによれば、注出口を閉塞している抜栓板と蓋体とが連結体を介して一体に連結されているため、蓋体をヒンジ部回りに回動させることで、抜栓板を蓋体と共に回動させることができる。これにより、蓋体の開操作に伴って支柱部を介して抜栓板に外力を加えることができ、弱化部を破断しながら抜栓板を引き上げて注出口から徐々に離脱させることができる。これにより、蓋体の開操作を終えた段階で、注出口を開放することができる。従って、蓋体の開操作と同時に注出口の開放操作を行うことができるので、開封時の操作性を向上することができる。
【0010】
特に支柱部は、平面視でキャップ軸を挟んでヒンジ部とは反対側に配置されているので、蓋体の開操作の初期段階で、抜栓板に対して効率良く外力を加えて、弱化部の破断の開始を促すことができる。それに加えて抜栓板の上面には、支柱部よりもヒンジ部側において、支柱部の根本部分に沿うように溝部が形成されている。これにより、蓋体の開操作に伴って支柱部を含む連結体を上方に引き上げる際に、抜栓板のうち支柱部が形成されている部分を溝部に沿って折り曲げることができる。そのため、溝部を支点として支柱部をヒンジ部側に向けて傾くように変位させることができる。これにより、蓋体から伝わった外力を単に弱化部に伝えるのではなく、支柱部の変位(ヒンジ部側に向けた傾き)に伴う、てこの原理を利用して外力を弱化部に伝えることができる。そのため、弱化部に対して大きな外力を伝え易く、弱化部の破断の開始をさらに促すことができる。
従って、蓋体を例えば軽い操作力で開操作したとしても、大きな開封力を利用して弱化部を破断できるので、開封時の操作性を向上することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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