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公開番号
2025083785
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197368
出願日
2023-11-21
発明の名称
スポイト容器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
47/18 20060101AFI20250526BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】別部材のストッパを設けなくても、作動部材が不意にスポイト管に対して上昇するのを抑制する。
【解決手段】作動部材は、スポイト管60の上端開口を封止し、内キャップ50の外周面には、被乗り越え突起55が形成され、外キャップ10の内周面には、被乗り越え突起を周方向に乗り越え可能な乗り越え突起13が形成され、外キャップが、内キャップに対して緩み側Xから締込側Yの端部に到達し、かつ作動部材が、内キャップに対して下降端位置に位置したときに、乗り越え突起が、被乗り越え突起を締込側に乗り越える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
内容物を収容する有底筒状の容器本体と、
前記容器本体の口部に着脱可能に外装され、容器軸回りの回転に伴い前記口部に着脱される内キャップと、
前記内キャップから下方に向けて延び、下端開口が前記容器本体内に位置するスポイト管と、
前記内キャップに、所定量以上の容器軸回りに沿う周方向の一方側である緩み側の回転が規制された状態で、容器軸回りに回転可能に外装された外キャップと、
前記外キャップ内に設けられ、前記外キャップに対する容器軸回りの回転が規制されるとともに、前記内キャップに対して容器軸回りに回転することで前記内キャップに対して上下動する作動部材と、
前記作動部材に取付けられ、前記作動部材との間に、前記スポイト管の上端開口に連通する拡縮空間を画成する操作部材と、を備え、
前記内キャップおよび前記作動部材のうちのいずれか一方には、上下方向に延び、前記スポイト管の上端開口に連通する作動空間の隔壁の一部をなす摺動筒部が設けられるとともに、前記内キャップおよび前記作動部材のうちのいずれか他方には、前記作動部材が前記内キャップに対して上下動するのに伴い、前記摺動筒部の内周面、若しくは外周面を摺動して前記作動空間を拡縮するピストンが設けられ、
前記作動部材は、前記スポイト管の上端開口を封止し、
前記内キャップの外周面には、被乗り越え突起が形成され、
前記外キャップの内周面には、前記被乗り越え突起を周方向に乗り越え可能な乗り越え突起が形成され、
前記外キャップが、前記内キャップに対して前記緩み側から周方向の他方側である締込側の端部に到達し、かつ前記作動部材が、前記内キャップに対して下降端位置に位置したときに、前記乗り越え突起が、前記被乗り越え突起を前記締込側に乗り越える、スポイト容器。
続きを表示(約 110 文字)
【請求項2】
前記内キャップの外周面には、前記乗り越え突起が、前記被乗り越え突起を前記締込側に乗り越えたときに、前記乗り越え突起が周方向に突き当たる規制面が形成されている、請求項1に記載のスポイト容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スポイト容器に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、特許文献1に示されるように、スポイト管を有するスポイト容器が用いられている。特許文献1の構成では、作動部材がスポイト管の上端開口を封止しており、外キャップ(蓋カバー)を作動部材とともに容器本体に対して回転させると、作動部材が容器本体に対して上昇してスポイト管の上端開口を開放するとともに、スポイト管内に内容物が吸い上げられる。その後、操作部材(押釦)を作動部材に対して押下することで、スポイト管内から内容物を吐出させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-33056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のスポイト容器では、輸送時の振動や衝撃等によって、作動部材が不意にスポイト管に対して上昇し、スポイト管の上端開口の封止が解除されるおそれが考えられる。
このような問題を解決するために、外キャップおよび容器本体の相対移動を規制するストッパを設けることが考えられるが、この場合、例えば、部品点数の増加、組立性の悪化、および見た目の悪化等といった新たな問題が生ずるおそれが考えられる。
【0005】
本発明は、別部材のストッパを設けなくても、作動部材が不意にスポイト管に対して上昇するのを抑制することができるスポイト容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るスポイト容器は、内容物を収容する有底筒状の容器本体と、前記容器本体の口部に着脱可能に外装され、容器軸回りの回転に伴い前記口部に着脱される内キャップと、前記内キャップから下方に向けて延び、下端開口が前記容器本体内に位置するスポイト管と、前記内キャップに、所定量以上の容器軸回りに沿う周方向の一方側である緩み側の回転が規制された状態で、容器軸回りに回転可能に外装された外キャップと、前記外キャップ内に設けられ、前記外キャップに対する容器軸回りの回転が規制されるとともに、前記内キャップに対して容器軸回りに回転することで前記内キャップに対して上下動する作動部材と、前記作動部材に取付けられ、前記作動部材との間に、前記スポイト管の上端開口に連通する拡縮空間を画成する操作部材と、を備え、前記内キャップおよび前記作動部材のうちのいずれか一方には、上下方向に延び、前記スポイト管の上端開口に連通する作動空間の隔壁の一部をなす摺動筒部が設けられるとともに、前記内キャップおよび前記作動部材のうちのいずれか他方には、前記作動部材が前記内キャップに対して上下動するのに伴い、前記摺動筒部の内周面、若しくは外周面を摺動して前記作動空間を拡縮するピストンが設けられ、前記作動部材は、前記スポイト管の上端開口を封止し、前記内キャップの外周面には、被乗り越え突起が形成され、前記外キャップの内周面には、前記被乗り越え突起を周方向に乗り越え可能な乗り越え突起が形成され、前記外キャップが、前記内キャップに対して前記緩み側から周方向の他方側である締込側の端部に到達し、かつ前記作動部材が、前記内キャップに対して下降端位置に位置したときに、前記乗り越え突起が、前記被乗り越え突起を前記締込側に乗り越える。
【0007】
上記態様によれば、容器本体に対して外キャップを容器軸回りに沿う周方向の一方側である緩み側に回転させると、所定量の範囲内で外キャップが内キャップに対して回転する。このとき、外キャップに対する回転が規制された作動部材も、内キャップに対して回転しながら上昇する。これにより、スポイト管の上端開口が開放されるとともに、ピストンおよび摺動筒部が互いに摺接し、作動空間の容積の増大に伴って作動空間内が負圧となる。したがって、作動空間に連通しているスポイト管内も負圧となり、スポイト管の下端開口から容器本体の内容物を吸い上げることができる。この際、作動空間の容積の増大量は、ピストンおよび摺動筒部の上下方向の相対移動量に基づいて決まるため、外キャップを内キャップに対して所定量回転させる操作により、スポイト管内に略定量の内容物を吸い上げることができる。
その後、緩み側に向けた外キャップの回転をさらに継続すると、外キャップおよび内キャップが一体に容器本体に対して回転することとなり、内キャップが容器本体の口部から離脱され、スポイト管が容器本体内から引き出される。
外キャップが、内キャップに対して緩み側から周方向の他方側である締込側の端部に到達し、かつ作動部材が、内キャップに対して下降端位置に位置したとき(封止状態)に、乗り越え突起が、被乗り越え突起を締込側に乗り越えるので、封止状態では、乗り越え突起および被乗り越え突起を互いに当接させることが可能になり、輸送時の振動や衝撃等によって、外キャップが、不意に内キャップに対して締込側の端部から緩み側に移動するのを抑制することができる。これにより、別部材のストッパを設けなくても、下降端位置に位置する作動部材が、不意にスポイト管に対して上昇し、スポイト管の上端開口の封止が解除されるのを抑制することができる。
開封状態から封止状態になったときに、乗り越え突起が、被乗り越え突起を締込側に乗り越えるので、例えば、封止状態となったときに乗り越え突起および被乗り越え突起が径方向に互いに圧接する場合などと比べると、乗り越え突起および被乗り越え突起に、例えば摩耗や癖などを生じさせにくくすることができるとともに、使用者に、開封状態から封止状態になったことをクリック感により容易に認識させることができる。
【0008】
前記内キャップの外周面には、前記乗り越え突起が、前記被乗り越え突起を前記締込側に乗り越えたときに、前記乗り越え突起が周方向に突き当たる規制面が形成されてもよい。
【0009】
内キャップの外周面に規制面が形成されているので、封止状態で、乗り越え突起が、規制面と被乗り越え突起とにより周方向に挟まれることとなり、外キャップが、不意に内キャップに対して締込側の端部から緩み側に移動するのを確実に抑制することができる。
内キャップの外周面に規制面が形成されていることから、乗り越え突起が、被乗り越え突起を緩み側から締込側に乗り越えたときに、規制面に突き当たることとなり、使用者に、開封状態から封止状態になったことを確実に認識させることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の上記態様によれば、別部材のストッパを設けなくても、作動部材が不意にスポイト管に対して上昇するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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