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公開番号
2025075190
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186180
出願日
2023-10-31
発明の名称
ポンプ式吐出器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
主分類
B65D
47/34 20060101AFI20250508BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】従来と同じようにして内容液を吐出することが可能であって、更にリサイクル性にも優れるポンプ式吐出器を提案する。
【解決手段】ポンプ式吐出器100は、ステム7aが進退移動することによって駆動するポンプと、吐出口11dを有するとともにステム7aに連結するヘッド11と、を備え、ヘッド11及びキャップ10の何れか一方に、ヘッド11及びキャップ10の何れか他方に向けて延出された板状の延出部11eが設けられ、ヘッド11及びキャップ10の何れか他方に、延出部11eの外縁部11gを挟んで対向する配置をなし、ヘッド11をキャップ10に向けて前進させた際に外縁部11gによって中心軸線Oから離れる向きに撓む一対の外倒れ弾性片10dが設けられ、外縁部11gは、外側に向けて湾曲している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
内容液を収容する容器の口部に装着されるキャップと、該キャップにより該口部に保持されステムが進退移動することによって駆動するポンプと、内容液を外界に吐出させる吐出口を有するとともに該ステムに連結するヘッドと、を備え、該ヘッドを該キャップに向けて移動させることによって該容器内の内容液を該吐出口から吐出させるポンプ式吐出器において、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか一方に、該ヘッド及び該キャップの何れか他方に向けて延出された板状の延出部が設けられ、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか他方に、前記延出部の外縁部を挟んで対向する配置をなし、該ヘッドを該キャップに向けて前進させた際に該外縁部によって前記ステムの中心軸線から離れる向きに撓む一対の外倒れ弾性片が設けられ、
前記外縁部は、外側に向けて湾曲しているポンプ式吐出器。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記外倒れ弾性片は、前記中心軸線に沿って延在し前記外縁部が接触する基部壁と、該基部壁から該中心軸線に向かう側に突出し前記延出部の一方の側壁部と他方の側壁部にそれぞれ対向する一対の突出壁とを有する請求項1に記載のポンプ式吐出器。
【請求項3】
前記ヘッド及び前記キャップの何れか一方に、該ヘッド及び該キャップの何れか他方に向けて延出された回り止め突起部が設けられ、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか他方に、前記回り止め突起部が挿入される凹部を有する回り止め受け部が設けられた請求項1又は2に記載のポンプ式吐出器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプ式吐出器に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ポンプ式吐出器として、容器の口部に装着されるキャップと、キャップにより口部に保持されステムが進退移動することによって駆動するポンプと、ステムに連結するヘッドとを備え、ヘッドをキャップに向けて移動させることによって容器内の内容液をヘッドの吐出口から吐出させるものが既知である(例えば特許文献1参照)。
【0003】
このようなポンプ式吐出器の内部には、特許文献1に示されているように、キャップに向けて移動させたヘッドを初期位置に復帰させるためにコイルスプリングが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-31950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところでこのようなポンプ式吐出器は、大部分の部材は合成樹脂製であるものの、コイルスプリングは金属製である。このため使用後に廃棄するにあたって、このままの状態では樹脂品としてリサイクルすることができない。また一般にこの種のポンプ式吐出器では、通常の使用時において部材が外れてしまうことを避けるべく、例えば嵌合等によって部材同士は強固に固定されている。従って、ポンプ式吐出器を分解してコイルスプリングと他の部材とに分別するにも手間を要することとなる。
【0006】
本発明はこのような問題点を解決することを課題とするものであって、従来と同じようにして内容液を吐出することが可能であって、更にリサイクル性にも優れるポンプ式吐出器を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
内容液を収容する容器の口部に装着されるキャップと、該キャップにより該口部に保持されステムが進退移動することによって駆動するポンプと、内容液を外界に吐出させる吐出口を有するとともに該ステムに連結するヘッドと、を備え、該ヘッドを該キャップに向けて移動させることによって該容器内の内容液を該吐出口から吐出させるポンプ式吐出器において、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか一方に、該ヘッド及び該キャップの何れか他方に向けて延出された板状の延出部が設けられ、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか他方に、前記延出部の外縁部を挟んで対向する配置をなし、該ヘッドを該キャップに向けて前進させた際に該外縁部によって前記ステムの中心軸線から離れる向きに撓む一対の外倒れ弾性片が設けられ、
前記外縁部は、外側に向けて湾曲しているポンプ式吐出器である。
【0008】
前記外倒れ弾性片は、前記中心軸線に沿って延在し前記外縁部が接触する基部壁と、該基部壁から該中心軸線に向かう側に突出し前記延出部の一方の側壁部と他方の側壁部にそれぞれ対向する一対の突出壁とを有することが好ましい。
【0009】
前記ヘッド及び前記キャップの何れか一方に、該ヘッド及び該キャップの何れか他方に向けて延出された回り止め突起部が設けられ、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか他方に、前記回り止め突起部が挿入される凹部を有する回り止め受け部が設けられることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明のポンプ式吐出器によれば、ヘッドをキャップに向けて移動させた際、延出部の外縁部が外倒れ弾性片に接触して外倒れ弾性片がステムの中心軸線から離れる向きに撓むため、撓んだ外倒れ弾性片が復元する際にヘッドを初期位置に復帰させることができる。ここで延出部の外縁部がステムの中心軸線に対して傾くように直線状に延在するものである場合、通常、外倒れ弾性片は延出部の外縁部に沿って直線状に傾くため、外倒れ弾性片は延出部の外縁部に対して全面的に接触することになる。このため延出部の外縁部と外倒れ弾性片との間に作用する摩擦力が大きくなり、撓んだ外倒れ弾性片が復元する際に抵抗となって、ヘッドが初期状態まで戻らないおそれがある。一方、本発明における延出部の外縁部は、外側に向けて湾曲しているため、撓んだ外倒れ弾性片は、延出部の外縁部に対して、延出部の側壁部に正対する視点において一点で接触することになる。すなわち、延出部の外縁部と外倒れ弾性片との間に作用する摩擦力が小さくなるため、外倒れ弾性片が復元する際の外縁部との抵抗が抑制されてヘッドを初期状態までより確実に戻すことができる。また外倒れ弾性片は、延出部の外縁部を挟んで配向する配置で一対設けられているため、復帰時におけるヘッドの傾きを抑制することができる。すなわち、傾いた状態でヘッドが移動すると、移動するヘッドが他の部位に接触して復帰が阻害されるおそれがあるが、本発明のポンプ式吐出器によればこのような不具合を防止することができる。また本発明のポンプ式吐出器によれば、金属製のコイルスプリングに換えて上記のような外倒れ弾性片を用いているため、従来のポンプ式吐出器のように廃棄にあたって金属部品を分別する必要がなく、また樹脂品として再利用することができることからリサイクル性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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