特許ウォッチ

公開番号2025033577
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023139375
出願日2023-08-29
発明の名称文房具包装体
出願人三菱鉛筆株式会社
代理人
主分類B65D 75/62 20060101AFI20250306BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】
片手で筆記具等の文房具を取り出しやすい文房具包装体を提供する。
【解決手段】
包装体の表面に切り取り線を設け、切り取り線の端部には切れ込み部を包装体の端部に形成されていることを特徴とする文房具包装体である。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項１】
筆記具等の文房具を収容可能な文房具包装体であって、包装体の表面に切り取り線を設け、切り取り線の端部には切れ込み部を包装体の端部に形成されていることを特徴とする文房具包装体。
続きを表示（約 97 文字）【請求項２】
切れ込み部は包装体の平面視において、切り取り線の延長線を一辺とした山形状であり、前記一辺と他端との交差角度Ａが９０°であることを特徴とする請求項１の文房具包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、筆記具等を収容可能な文房具包装体に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
コンビニエンスストアや文具店などでは、筆記具や筆記具に収容されたインクを交換するための替え芯（リフィルと称す）等の文房具を、ＯＰＰ（Oriented Polypropylene）袋と称する樹脂製の吊り下げ用袋に収容し、商品吊り下げ用バーフックに吊り下げた状態で、陳列販売する形式が一般的となっている。
【０００３】
しかし、近年、海洋に流出するマイクロプラスチックの問題が注目されており、使い捨てを前提としたプラスチックの使用を控えるなど、地球環境問題に対する取り組みの機運が高まっており、特許文献１や特許文献２に示されたような環境問題に配慮して脱プラスチック化を実現する紙基材を用いられた包装体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２２－１７０５２１号公報
国際公開２０２３／１４５６８７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかし、特許文献１及び特許文献２の包袋体において、包装体の中身を取り出す際、開封口が分かりにくいことと、外周がヒートシールによる接着であることから簡単に内容物を取り出すことは難しい。そこで、本件発明は容易に開封することができる文房具の包装用袋を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、筆記具等の文房具を収容可能な文房具包装体であって、包装体の表面に切り取り線を設け、切り取り線の端部には切れ込み部を包装体の端部に形成されていることを特徴とする。
【０００７】
また、切れ込み部は包装体の平面視において、切り取り線の延長線を一辺とした山形状であり、前記一辺と他端との交差角度Ａが９０°であることが好ましい。
【発明の効果】
【０００８】
本発明の態様によれば、切れ込み部から切り取り線を経由して開封することが容易なため、片手で簡単に内容物を取り出すことができるという効果を奏する。また、切り取り線の端部に切れ込み部を包装体の端部に形成することで、視覚に難のある人でも容易に開封口を認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の実施形態による文房具包装体を示したである。
図１の包装体に文房具を収容した状態図である。
図２の包装体に収容された文房具を示す断面図である。斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。また、本願の明細書および図面において、同様に説明することが可能な要素については、同一の符号を付すことにより重複説明を省略する場合がある。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許