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公開番号2025021032
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124718
出願日2023-07-31
発明の名称容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人
主分類B65D 85/72 20060101AFI20250205BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】内容物を取り出す際には空気孔を容易に開設することができる一方で製造段階等では不用意に開設されることがなく、また量産性にも優れる容器を提供する。
【解決手段】底壁部11を有する容器本体10と、底壁部11に設けられる凹部20と、突出片21とを備え、突出片21を傾倒させると凹部20が破断して空気孔が開設される容器100であって、凹部20は、基部21aがつながる底部20aと、底部20aから底壁部11の表面に向かって延在する20bとを有し、内周部20bは、突出片21を傾倒させた際に突出片21が離れていく側に位置する離反側部分20cと、離反側部分を除く部分20dとを有し、突出片21が位置する側での底部20aと離反側部分20cとがなす角度θ1は、突出片21が位置する側での底部20aと離反側部分を除く部分20dとがなす角度θ2よりも小さい。
【選択図】図4B
特許請求の範囲【請求項1】
内容物を収容する収容空間を区画する底壁部と側壁部とを有する容器本体と、
前記底壁部に設けられ、該底壁部の表面から裏面に向かって凹む凹部と、
前記凹部内に基部が配置され、先端部が前記底壁部の外側に向かって突出する突出片と、を備え、該突出片を傾倒させると前記凹部が破断して空気孔が開設される容器であって、
前記凹部は、前記基部がつながる底部と、該底部から前記底壁部の表面に向かって延在する内周部とを有し、
前記内周部は、前記突出片を傾倒させた際に該突出片が離れていく側に位置する離反側部分と、該離反側部分を除く部分とで構成され、
前記突出片が位置する側での前記底部と前記離反側部分とがなす角度は、該突出片が位置する側での該底部と前記離反側部分を除く部分とがなす角度よりも小さい、容器。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記突出片を挟んで前記離反側部分と反対側に設けられ、前記凹部内で前記基部の一部と前記内周部とをつなぐ連結部を有し、
前記連結部の厚みは、前記底部の厚みよりも大きく前記底壁部の厚みよりも小さい、請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記凹部は、前記底壁部に正対する視点で円形状であって、
前記連結部は、前記基部とつながる縁部が直線状である、請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記突出片は、前記離反側部分が位置する側に平面状の平面部又は該離反側部分から離れる向きに凹む凹曲面部を備える、請求項1に記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に関し、特に容器本体の底壁部に内容物を取り出すための空気孔を形成可能な容器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
プリン、ゼリー、寒天、卵豆腐、ごま豆腐等が充填される容器として、容器本体の底壁部に内容物を取り出すための空気孔を開設可能な容器が知られている。この種の容器では、一般に、容器本体の底壁部に突設された突出片を押し倒すことによって底壁部の一部が破断し、この破断したところに空気孔が開設される。
【0003】
例えば、特許文献1に開示の容器では、底壁部分において突出片の基部の周囲に環状薄肉部を設け、環状薄肉部の厚みを底壁部分の厚みよりも小さく破断しやすい値とし、環状薄肉部の幅を少しの撓み変形ができる値に設定した開孔機能部が設けられている。この容器では、環状薄肉部を備えていない容器と比較すると、底壁部分と突出片の基部との間を容易に破断することができる。また、環状薄肉部は撓み変形した後に破断するため、それがクッション作用を発揮し、空気孔を開設する際に指等に衝撃が伝わりにくく、不快な抵抗感を生じないようにされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-51598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
プリン等は幼児や児童のおやつに利用されることも多い。そのため、比較的小さな力で突出片を傾倒させる場合でも空気孔を開設可能であることが求められる。一方、製造段階や流通段階などでは底壁部に空気孔が不用意に開設されないようにする必要がある。そのため上記特許文献1に開示の容器では、環状薄肉部の肉厚や幅などが例えば0.1mm単位等で設計されている。またこのように細かい設計を行っていた場合でも、量産においては成形条件の許容幅が小さく、このような容器を歩留まりよく生産することは難しい。
【0006】
このような点に鑑み、本発明は、内容物を取り出す際には空気孔を容易に開設することができる一方で製造段階等では不用意に開設されることがなく、また量産性にも優れる容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、内容物を収容する収容空間を区画する底壁部と側壁部とを有する容器本体と、
前記底壁部に設けられ、該底壁部の表面から裏面に向かって凹む凹部と、
前記凹部内に基部が配置され、先端部が前記底壁部の外側に向かって突出する突出片と、を備え、該突出片を傾倒させると前記凹部が破断して空気孔が開設される容器であって、
前記凹部は、前記基部がつながる底部と、該底部から前記底壁部の表面に向かって延在する内周部とを有し、
前記内周部は、前記突出片を傾倒させた際に該突出片が離れていく側に位置する離反側部分と、該離反側部分を除く部分とで構成され、
前記突出片が位置する側での前記底部と前記離反側部分とがなす角度は、該突出片が位置する側での該底部と前記離反側部分を除く部分とがなす角度よりも小さい、容器である。
【0008】
前記突出片を挟んで前記離反側部分と反対側に設けられ、前記凹部内で前記基部の一部と前記内周部とをつなぐ連結部を有し、
前記連結部の厚みは、前記底部の厚みよりも大きく前記底壁部の厚みよりも小さいことが好ましい。
【0009】
前記凹部は、前記底壁部に正対する視点で円形状であって、
前記連結部は、前記基部とつながる縁部が直線状であることが好ましい。
【0010】
前記突出片は、前記離反側部分が位置する側に平面状の平面部又は該離反側部分から離れる向きに凹む凹曲面部を備えることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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