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公開番号2025086934
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201208
出願日2023-11-29
発明の名称ポンプ式吐出器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人
主分類B65D 47/34 20060101AFI20250603BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】従来と同じようにして内容液を吐出することが可能であって、更にリサイクル性にも優れるポンプ式吐出器を提案する。
【解決手段】ポンプ式吐出器100は、ステム7aが進退移動することによって駆動するポンプと、吐出口12dを有するとともにステム7aに連結するヘッド12と、を備え、ヘッド12及びキャップ10の何れか一方に、ヘッド12及びキャップ10の何れか他方に向けて延出された延出部12eが設けられ、ヘッド12及びキャップ10の何れか他方に、ヘッド12をキャップ10に向けて前進させた際に延出部12eによって撓む弾性片10eが設けられ、弾性片10eは、弾性片本体10fと補強リブ10gを備え、補強リブ10gは、リブ根元部10jとリブ徐変部10kを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内容液を収容する容器の口部に装着されるキャップと、該キャップにより該口部に保持されステムが進退移動することによって駆動するポンプと、内容液を外界に吐出させる吐出口を有するとともに該ステムに連結するヘッドと、を備え、該ヘッドを該キャップに向けて移動させることによって該容器内の内容液を該吐出口から吐出させるポンプ式吐出器において、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか一方に、該ヘッド及び該キャップの何れか他方に向けて延出された延出部が設けられ、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか他方に、該ヘッドを前記キャップに向けて前進させた際に前記延出部によって撓む弾性片が設けられ、
前記弾性片は、弾性片本体と、該弾性片本体よりも幅狭になる補強リブを備え、
前記補強リブは、該補強リブの根元側に位置するリブ根元部と、該リブ根元部から該補強リブの先端側に向かって厚みが徐々に薄くなるリブ徐変部とを有するポンプ式吐出器。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記ヘッドが前進限に移動した状態において、前記リブ根元部の先端側端部は、前記延出部における前記弾性片との接触部に対して前後方向で同位置又は前記補強リブの根元側に位置する請求項1に記載のポンプ式吐出器。
【請求項3】
前記ヘッドが後退限に移動した状態での前記補強リブの根元側端部から前記延出部の先端側端部に至る前後方向の長さをLとし、該ヘッドと前記キャップとを組み合わせる前における前記弾性片と該延出部とが非接触の状態での該補強リブの根元側端部から前記リブ根元部の先端側端部に至る前後方向の長さをL1とする場合、下記式(1)を満たす請求項1に記載のポンプ式吐出器。
0.3×L≦L1≦0.6×L・・・(1)
【請求項4】
前記延出部は、前記弾性片に接触して該弾性片を撓ませる円弧状内周部を有し、
前記弾性片は、前記円弧状内周部が接触する円弧状外周部を有し、
前記円弧状内周部の曲率半径に対して前記円弧状外周部の曲率半径が小さい請求項1に記載のポンプ式吐出器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプ式吐出器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
ポンプ式吐出器として、容器の口部に装着されるキャップと、キャップにより口部に保持されステムが進退移動することによって駆動するポンプと、ステムに連結するヘッドとを備え、ヘッドをキャップに向けて移動させることによって容器内の内容液をヘッドの吐出口から吐出させるものが既知である(例えば特許文献1参照)。
【0003】
このようなポンプ式吐出器の内部には、特許文献1に示されているように、キャップに向けて移動させたヘッドを初期位置に復帰させるためにコイルスプリングが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-31950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところでこのようなポンプ式吐出器は、大部分の部材は合成樹脂製であるものの、コイルスプリングは金属製である。このため使用後に廃棄するにあたって、このままの状態では樹脂品としてリサイクルすることができない。また一般にこの種のポンプ式吐出器では、通常の使用時において部材が外れてしまうことを避けるべく、例えば嵌合等によって部材同士は強固に固定されている。従って、ポンプ式吐出器を分解してコイルスプリングと他の部材とに分別するにも手間を要することとなる。
【0006】
本発明はこのような問題点を解決することを課題とするものであって、従来と同じようにして内容液を吐出することが可能であって、更にリサイクル性にも優れるポンプ式吐出器を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、内容液を収容する容器の口部に装着されるキャップと、該キャップにより該口部に保持されステムが進退移動することによって駆動するポンプと、内容液を外界に吐出させる吐出口を有するとともに該ステムに連結するヘッドと、を備え、該ヘッドを該キャップに向けて移動させることによって該容器内の内容液を該吐出口から吐出させるポンプ式吐出器において、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか一方に、該ヘッド及び該キャップの何れか他方に向けて延出された延出部が設けられ、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか他方に、該ヘッドを前記キャップに向けて前進させた際に前記延出部によって撓む弾性片が設けられ、
前記弾性片は、弾性片本体と、該弾性片本体よりも幅狭になる補強リブを備え、
前記補強リブは、該補強リブの根元側に位置するリブ根元部と、該リブ根元部から該補強リブの先端側に向かって厚みが徐々に薄くなるリブ徐変部とを有するポンプ式吐出器である。なお、本明細書等において厚みが徐々に薄くなるリブ徐変部とは、単一の直線や曲線に沿うように厚みが変化するものに限られず、段階的に(階段状に)変化するものも含む。
【0008】
前記ヘッドが前進限に移動した状態において、前記リブ根元部の先端側端部は、前記延出部における前記弾性片との接触部に対して前後方向で同位置又は前記補強リブの根元側に位置することが好ましい。
【0009】
前記ヘッドが後退限に移動した状態での前記補強リブの根元側端部から前記延出部の先端側端部に至る前後方向の長さをLとし、該ヘッドと前記キャップとを組み合わせる前における前記弾性片と該延出部とが非接触の状態での該補強リブの根元側端部から前記リブ根元部の先端側端部に至る前後方向の長さをL1とする場合、下記式(1)を満たすことが好ましい。
0.3×L≦L1≦0.6×L・・・(1)
【0010】
前記延出部は、前記弾性片に接触して該弾性片を撓ませる円弧状内周部を有し、
前記弾性片は、前記円弧状内周部が接触する円弧状外周部を有し、
前記円弧状内周部の曲率半径に対して前記円弧状外周部の曲率半径が小さいことが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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