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公開番号2025074447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185246
出願日2023-10-30
発明の名称繰出容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人
主分類A45D 40/12 20060101AFI20250507BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】棒状内容物を片手で繰り出すことが可能であって繰り出した棒状内容物が使用中に本体部内に戻されてしまう不具合を防止することができる繰出容器を提供する。
【解決手段】繰出容器10は、本体部、移動部、弾性部を備え、移動部は、弾性変形可能であって先端に突起部4hが設けられたアーム部4gを有し、本体部は、突起部4hが挿入されて突起部4hを移動可能に保持する溝部2dを有し、溝部2dは、後方から前方に向かいつつ径方向外側に向かって延在する繰出溝部2e、2fと、繰出溝部2e、2fにつながり且つ前方から後方に向かいつつ径方向内側に向かって延在する中間停止溝部2gを有し、操作部を押圧する前の状態で突起部4hが位置する繰出溝部2e、2fの始端部2e1に対し、操作部を押圧した後に操作部への押圧を解除した状態で突起部4hが位置する中間停止溝部2gの終端部2g1は、前方に位置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外筒部を有する本体部と
前端部に棒状内容物を保持し後端部に操作部を備え、前記外筒部の径方向内側に配されて該外筒部の軸線方向に沿って移動可能な移動部と、
前記移動部に対して前方から後方に向かう弾性力を付与する弾性部と、を備え、
前記移動部は、弾性変形可能であって先端に突起部が設けられたアーム部を有し、
前記本体部は、前記突起部が挿入されて該突起部を移動可能に保持する溝部を有し、
前記溝部は、
後方から前方に向かいつつ径方向外側に向かって延在する繰出溝部と、
前記繰出溝部につながり且つ前方から後方に向かいつつ径方向内側に向かって延在する中間停止溝部と、を有し、
前記操作部を押圧する前の状態で前記突起部が位置する前記繰出溝部の始端部に対し、該操作部を押圧した後に該操作部への押圧を解除した状態で該突起部が位置する前記中間停止溝部の終端部は、前方に位置する繰出容器。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記溝部は、
前記繰出溝部から前記中間停止溝部に向かって前記突起部が移動する際、該突起部に接触して該突起部が前記溝部から抜去される向きに前記アーム部を撓ませた後に該アーム部が復元する第一凸部を有する請求項1に記載の繰出容器。
【請求項3】
前記溝部は、
前記中間停止溝部の終端部に向かって前記突起部が移動する際、該突起部に接触して該突起部が前記溝部から抜去される向きに前記アーム部を撓ませた後に該アーム部が復元する第二凸部を有する請求項1に記載の繰出容器。
【請求項4】
前記溝部は、
前記中間停止溝部の終端部につながり且つ後方から前方に向かいつつ径方向外側に向かって延在する連絡溝部と、
前記連絡溝部につながり且つ前方から後方に向かいつつ径方向内側に向かって延在して前記繰出溝部の始端部につながる帰還溝部と、を有する請求項1に記載の繰出容器。
【請求項5】
前記溝部は、
前記連絡溝部から前記帰還溝部に向かって前記突起部が移動する際、該突起部に接触して該突起部が前記溝部から抜去される向きに前記アーム部を撓ませた後に該アーム部が復元する第三凸部を有する請求項4に記載の繰出容器。
【請求項6】
前記溝部は、
前記繰出溝部の始端部に向かって前記突起部が移動する際、該突起部に接触して該突起部が前記溝部から抜去される向きに前記アーム部を撓ませた後に該アーム部が復元する第四凸部を有する請求項4に記載の繰出容器。
【請求項7】
前記溝部は、
前記中間停止溝部を、前記軸線方向に対して離隔させた状態で複数備え、
前記連絡溝部を、前記軸線方向に対して離隔させた状態で複数備える、請求項4に記載の繰出容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、収容した棒状内容物を繰り出して使用することが可能な繰出容器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、口紅やリップクリーム、或いはスティックタイプの糊のような棒状内容物を収容する容器として、筒状をなす本体部の内側に棒状内容物が収容され、操作部を回転させることによって棒状内容物が本体部から繰り出される繰出容器が既知である(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-248076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで特許文献1に示されている如き従来の繰出容器は、棒状内容物を繰り出すにあたり、一方の手で本体部を保持するとともに他方の手で操作部を保持し、この状態で本体部に対して操作部を相対的に回転させる操作を行っている。すなわち棒状内容物を繰り出すにあたっては、通常、両手を使わなければならない。
【0005】
一方、本体部の内側に収容された棒状内容物を片手で繰り出すことができるものとして、筒状をなす本体部と、この本体部の径方向内側に配されて本体部の軸線方向に沿って移動可能な移動部とを備え、移動部の前端部に棒状内容物が保持され操作部が後端部に設けられた繰出容器が考えられる。しかし、単に本体部に対して移動部を移動させるものである場合は、棒状内容物を塗布先に塗布する際、塗布先から受ける力によって移動部が押し込まれて繰り出された棒状内容物が本体部内に戻されてしまうことが想定される。
【0006】
このような点に鑑み、本発明は、棒状内容物を片手で繰り出すことが可能であり、また本体部から繰り出した棒状内容物が使用中に本体部内に戻されてしまう不具合を防止することができる繰出容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、外筒部を有する本体部と
前端部に棒状内容物を保持し後端部に操作部を備え、前記外筒部の径方向内側に配されて該外筒部の軸線方向に沿って移動可能な移動部と、
前記移動部に対して前方から後方に向かう弾性力を付与する弾性部と、を備え、
前記移動部は、弾性変形可能であって先端に突起部が設けられたアーム部を有し、
前記本体部は、前記突起部が挿入されて該突起部を移動可能に保持する溝部を有し、
前記溝部は、
後方から前方に向かいつつ径方向外側に向かって延在する繰出溝部と、
前記繰出溝部につながり且つ前方から後方に向かいつつ径方向内側に向かって延在する中間停止溝部と、を有し、
前記操作部を押圧する前の状態で前記突起部が位置する前記繰出溝部の始端部に対し、該操作部を押圧した後に該操作部への押圧を解除した状態で該突起部が位置する前記中間停止溝部の終端部は、前方に位置する繰出容器である。
【0008】
前記溝部は、
前記繰出溝部から前記中間停止溝部に向かって前記突起部が移動する際、該突起部に接触して該突起部が前記溝部から抜去される向きに前記アーム部を撓ませた後に該アーム部が復元する第一凸部を有することが好ましい。
【0009】
前記溝部は、
前記中間停止溝部の終端部に向かって前記突起部が移動する際、該突起部に接触して該突起部が前記溝部から抜去される向きに前記アーム部を撓ませた後に該アーム部が復元する第二凸部を有することが好ましい。
【0010】
前記溝部は、
前記中間停止溝部の終端部につながり且つ後方から前方に向かいつつ径方向外側に向かって延在する連絡溝部と、
前記連絡溝部につながり且つ前方から後方に向かいつつ径方向内側に向かって延在して前記繰出溝部の始端部につながる帰還溝部と、を有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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