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公開番号2024135411
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046071
出願日2023-03-22
発明の名称耳カバー
出願人個人
代理人個人
主分類A45D 19/00 20060101AFI20240927BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】
耳の形状に適合するように調整可能であって装着時の不快感を抑えることができる耳カバーの提供。
【解決手段】
染毛剤や染毛料で髪を染める際に耳に装着する耳カバー1であって、貫通孔2aが形成された本体部2と、本体部2に設けられた係合部3と、本体部2に設けられ係合部2と係合可能な被係合部4と、を有する。係合部3は、貫通孔2aの輪郭の前下部分を形成している。係合部3と被係合部4との係合で貫通孔2aの形状が変化することにより、本体部2の形状が変化し耳の形状に適合させることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
耳を覆い、貫通孔が形成された本体部と、
前記本体部に設けられた係合部と、
前記本体部に設けられ、前記係合部と係合可能な被係合部と、を有し
前記係合部又は前記被係合部のいずれか一方が前記貫通孔の輪郭の一部を形成し、前記係合部と前記被係合部との係合で前記貫通孔の形状が変化することにより前記本体部の形状が変化することを特徴とする耳カバー。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記貫通孔において、前記係合部又は前記被係合部のいずれか一方により前記貫通孔の輪郭の一部が形成された部分以外に、外方に向けて窪んだ切込部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の耳カバー。
【請求項3】
前記本体部は、前記耳に装着したとき、耳の手前側に位置する耳前部と、耳に装着したときに耳の奥側に位置する耳奥部と、周辺の肌と当接する当接部と、を有し、
前記耳前部から耳奥部に向けて高くなるように傾斜し、
前記当接部は、外側に折り返すように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の耳カバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は耳カバーに関し、特にパーマ液や染毛剤及び染毛料からの耳汚れ、並びにアイロンパーマやドライヤーからの熱を防ぐ耳カバーに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、毛染め、パーマ作業時における汚れ防止用耳カバーが知られている(特許文献1)。汚れ防止用耳カバーは、ポリエチレン等の防水シートからなり、掛かり留め用フラップが連設され、カバー本体の中央部分に複数の通気孔が形成されている。カバー本体には、保護紙で被覆された離接着自在の医療用粘着テープが設けられ、当該粘着テープによって汚れ防止用耳カバーが耳に固定する。
【0003】
特許文献2に記載の耳覆い具は、耳の付け根部の周長と略同程度の伸縮自在な弾性輪部と、弾性輪部が袋口となるように弾性輪部に連接された伸縮可能な袋部と、を備えている。毛染め等を行う際は、弾性輪部を広げて耳に被せることで袋部によって耳が覆われてパーマ液や染毛剤、染毛料等による耳の汚れを防ぐことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平6-58803号公報
実開平4-108006号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の汚れ防止用耳カバーは、医療用粘着テープによって耳に固定するため接着部分に肌荒れ等が起きる可能性があった。また、耳カバーを取り外す際、接着部分が肌から離間するため痛みを感じることがあった。さらに、汚れ防止用耳カバーは、形状が決まっているため、身体の大きい男性も身体の小さい女性も同一の耳カバーを使用していた。これにより、耳カバーのサイズが耳に合わずに耳に部分的に染毛剤が付着する、又は汚れ防止用耳カバーが外れる等の問題があった。
【0006】
特許文献2に記載の耳覆い具では、弾性輪部が耳の付け根部を絞るように耳に固定されるため、弾性輪部の締め付けによって耳の付け根部に違和感を覚えることがあった。また、耳が袋部で完全に覆われているため袋部に触れた際の音を大きく感じてしまい、この音によって染毛やパーマの施術時に不快感を覚えることがあった。さらに、耳覆い具は使い捨てであるため、繰り返し使用するタイプの耳カバーと比較して高コストとなっていた。
【0007】
そこで本発明は、耳の形状に適合するように調整可能であって装着時の不快感を抑えることができる耳カバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明は、耳を覆い、貫通孔が形成された本体部と、前記本体部に設けられた係合部と、前記本体部に設けられ、前記係合部と係合可能な被係合部と、を有し前記係合部又は前記被係合部のいずれか一方が前記貫通孔の輪郭の一部を形成し、前記係合部と前記被係合部との係合で前記貫通孔の形状が変化することにより前記本体部の形状が変化することを特徴とする耳カバーを提供する。
【0009】
また、前記貫通孔において、前記係合部又は前記被係合部のいずれか一方により前記貫通孔の輪郭の一部が形成された部分以外に、外方に向けて窪んだ切込部が形成されていることが好ましい。
【0010】
また、前記本体部は、前記耳に装着したとき、耳の手前側に位置する耳前部と、耳に装着したときに耳の奥側に位置する耳奥部と、周辺の肌と当接する当接部と、を有し、前記耳前部から耳奥部に向けて高くなるように傾斜し、前記当接部は、外側に折り返すように構成されていることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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