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公開番号2024088049
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203013
出願日2022-12-20
発明の名称杖自立具
出願人個人
代理人
主分類A45B 9/04 20060101AFI20240625BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】
そのままでは自立不可能な棒先杖の下部に歩行が容易で安定して杖を自立させる杖自立具を提供する。
【解決手段】
一定の硬度、曲げ強度、せん断強度等を有する加工容易な材料を用い、任意の大きさに加工した大四角形板1の表面中心に任意の大きさに加工した小四角形板2を接着する。小四角形板2の表面中心には杖軸径に対応する大四角形板下部に達する杖軸孔3を非貫通で設け、大四角形裏面の4角にゴム脚4をタッピングネジ5で螺着する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
一定の硬度、曲げ強度、せん断強度等を有する加工容易な材料を用い、任意の大きさに加工した大四角形板の表面中心に任意の大きさに加工した小四角形板を接着する。小四角形板の表面中心には杖軸径に対応する大四角形板下部に達する杖軸孔を非貫通で設け、大四角形裏面の4角にゴム脚をタッピングネジで螺着したこと特徴とする杖自立具。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
大四角形板と小四角形板を木板としたことを特徴とする請求項1に記載の杖自立具。
【請求項3】
大四角形板と小四角形板を合成樹脂で一体成形としたことを特徴とする請求項1に記載の杖自立具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、そのままでは自立不可能な棒先杖の下部に装着することにより、不使用時には容易に自立させることが出来、歩行時はより安定性が保てる杖自立具に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
杖は歩行時の補助具として、歩行バランスが悪い人及び歩行に何らかの支障がある人等に対しての必需品として多種多様の品種及び関連商品が市販されている。更に、使い勝手の良さを追求した製品が各種提案されている。杖は使用目的により屋外での歩行補助用と屋内での移動補助用に大別される。把手はどちらもほとんどT字型で体重がかけやすくなっているが棒状でストラップ付又は棒を曲げ加工したものもある。歩行補助用は、下端に先ゴム付の棒先杖が主流である。棒先杖は使用時において先端の径が小さいので歩行中において道路上の凹凸、側溝等に付設してある溝蓋及びグレーチング等の隙間に杖先端が誤って入り込む危険性がある。これに対応する為に、1本杖の先端にゴム製の3点又は4点支持具品を装着した自立可能な杖が市販されている。更に、3点支持、4点支持のゴム製取替え部品もある。何れも杖軸下端の3~4点支持脚により自立可能で歩行時には杖軸と支持脚は可動状態となっている。可動状態にすることにより杖軸が地面の凹凸、傾斜に対応できるのが特徴である。屋内での移動補助用は下端に4本脚が大きな寸法で杖軸と一体で構成されており使用時での安定性が重視され重厚感のある自立杖が多く外出時にも使用されているが長距離歩行には不向きである。
【0003】
市販の自立杖に変えてより使い勝手の良い自立杖を提供する為に今まで多くの提案がなされている。1例は、棒状支柱の先端に装着部品を装着し、それに立ち上がり部を設け、更に滑り止めを取り付けた張出部を3個設けた構成とした自立杖(特許文献1)。2例は、杖本体の下部に開閉自在に補助脚を設け、補助脚に設けた爪を脚用ラッチで係止した状態では補助脚を閉じた状態に保持し、脚用ラッチの係止を解放した状態では補助脚を開いて自立可能とする重量移動式自立杖(特許文献2)がある。
【0004】
本発明者は先に堅牢な木材を用い、三角形の前自立板と梯形の後自立板を前後上下保持具で蝶番を用いて連結し、下面3箇所にゴム脚を装着した1本杖用3点支持自立保持具(特許文献3)、中心線上で2分割し該蝶形に加工した対称の左右自立板を前後上下連結具で蝶番を用いて連結し、下面4箇所にゴム脚を装着した棒先杖用4点支持自立具(特許文献4)を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-034930
特開2005-296173
特開2018-082735
特開2019-111089
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
市販で屋外使用の3~4点支持の自立杖は各種機能を備えており使用者の状態によっては使い勝手はよいが杖を歩行補助用とする軽度の人向け用であり、歩行時杖に荷重をかけざるを得ない人にとっては杖軸が可動するので安定性が悪く誰でも使用できる製品ではない。屋内で使用する自立杖は主に介護用で4点脚が多い。4点脚は幅広に杖軸と固定されており安定した状態で自立するので多くの人に愛用されているが実用性重視と各自立脚間の寸法が大きいので常時の歩行には向いていない。
【0007】
棒先杖を自立させるためには前述の特許文献1の杖の下部に複数の自立脚を設ける、特許文献2の必要に応じて杖の下部に開閉可能な補助脚を設ける方法があり、他にも同様の各種提案がなされているが何れも機能的には優れていても商品化するには部品点数が多くこれらの製品はあまり見当たらない。特許文献3,4は何れもゴム脚付の自立板を2分割して杖軸を挟持しネジで締め付けて使用するものであり既存の杖の先ゴムを取り除き自立杖として使用する場合には有効であるが新規の杖を製作する場合には2分割せず一体品とすれば部品点数が減り、デザイン的に優れ、製造コストの低減も出来る。従って、杖自立具を一体化すれば杖自立具の寸法変更のみで屋外用と屋内用に容易に対応できる杖自立具を簡単な形態で安価にて提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一定の硬度、曲げ強度、せん断強度等を有する加工容易な材料を用い、任意の大きさに加工した大四角形板の表面中心に任意の大きさに加工した小四角形板を接着する。小四角形板の表面中心には杖軸径に対応する大四角形板下部に達する杖軸孔を非貫通で設け、大四角形裏面の4角にゴム脚をタッピングネジで螺着する。
【発明の効果】
【0009】
通常の1本杖の先ゴムに替えて本自立具の杖軸孔に杖軸を嵌入することにより、歩行時においては4個のゴム脚が2個同時に接地と離着を繰り返す(把手の向きと平行にする必要あり)ので安定した歩行ができ地面の凹凸に対応し、側溝等の溝孔に嵌りこむ事がない。不使用時にはゴム脚が4点支持となり接地面が平坦であれば容易に自立する。材料に木材を使用すれば加工容易で各種寸法に対応でき一定の強度が確保できれば各種端材、間伐材等の使用が可能で資源の有効活用で材料費を低減することが出来る。又、合成樹脂で一体成形すれば製品が均一化され大量生産に適している。従って、簡単な構造で使い勝手が良くデザイン性に優れた杖自立具を安価にて提供することが出来る。又、本発明者は先に杖軸に嵌入する把手(特願2022-08200)を提案している。本発明の杖自立具と提案の杖把手を組み合わせれば従来に無い自立杖が完成する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
杖自立具の正面図である。
杖自立具の平面図である。
杖軸に杖自立具と杖把手を装着した杖の正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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