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公開番号
2024163403
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-22
出願番号
2023078945
出願日
2023-05-12
発明の名称
香りカプセル
出願人
個人
代理人
個人
主分類
A45D
34/02 20060101AFI20241115BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】 内部に充填された香り物質が気化して外部に放出される香りの強さを調整可能な香りカプセルを提供する。
【解決手段】
香りカプセル100は容器本体110と覆体120とからなる。容器本体110は上端が開放された円柱状の容器で、内部に香り物質が収容される。覆体120は下端が開放された円柱状の容器で容器本体110の本体収容部110Aを覆う。本体収容部110Aの側壁には開口部111,…が形成されている。全閉状態では、覆体収容部120Aの側壁によって開口部111,…は閉じられる。本体収容部110A外側の雄ネジと覆体収容部120A内側の雌ネジは螺合されている。覆体120を容器本体110に対して回転させると容器本体110に対し覆体120が上下動する。覆体120のリフト量hに応じて開口部111,…の開口面積Sが調整され、開口部111,…から放出される香り物質の量が定まる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の容器と第2の容器とからなり、
前記第1の容器は、外側の形状が柱状で下端が閉じ上端が開放された第1の収容部を有し、
前記第2の容器は、内側の形状が前記第1の収容部と中軸が一致する柱状で下端が開放され上端が閉じられた第2の収容部を有し、
前記第2の収容部は、内側に前記第1の収容部を収容可能であり、
前記第1の収容部の側壁に第1のリフト手段が設けられ、
前記第2の収容部の側壁に前記第1のリフト手段と共働して、前記第1の容器に対する前記第2の容器の前記中軸の軸方向のリフト量を調整するための第2のリフト手段が設けられ、
前記第1の収容部又は前記第2の収容部の少なくとも一方の側壁に、前記中軸の軸方向に延びる1又は2以上の開口部が形成され、
該開口部は、前記第2の容器のリフト量に応じて開口する面積が定まることを特徴とする密封容器。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記第2の収容部は前記第1の収容部に対して前記中軸の周方向に回転が可能であり、
前記第1の収容部の側壁の外側には雄ネジが前記第1のリフト手段として形成され、
前記第2の収容部の側壁の内側には前記雄ネジと螺合する雌ネジが前記第2のリフト手段として形成され、
前記第1の収容部に対する前記第2の収容部の回転に応じて前記第2の容器のリフト量が定まることを特徴とする請求項1に記載の密封容器。
【請求項3】
前記第1の収容部の前記雄ネジには、前記第2の容器のリフト量を固定するリング状のストッパ部材が嵌合されていることを特徴とする請求項2に記載の密封容器。
【請求項4】
前記ストッパ部材には、前記第2の収容部の下端と当接する面にシール部材が配置されていることを特徴とする請求項3に記載の密封容器。
【請求項5】
前記第1の収容部又は前記第2の収容部の一方の側壁には前記中軸の軸方向に延びるスライド溝が形成され、
前記第1の収容部又は前記第2の収容部の他方の側壁には前記スライド溝と嵌合する係止部が形成され、
前記第1の容器に対する前記第2の容器の前記中軸の軸方向の移動に伴って、前記係止部は、前記スライド溝に沿って上下動することを特徴とする請求項1に記載の密封容器。
【請求項6】
前記第2の収容部は前記第1の収容部に対して前記中軸の周方向に回転が可能であり、
前記スライド溝が形成された前記第1の収容部又は前記第2の収容部の側壁には、該スライド溝から分岐する1又は2以上のロック溝が、前記中軸の周方向に延びるように設けられ、
前記係止部が前記ロック溝が分岐する位置にあるときに、前記第2の容器を前記第1の容器に対して周方向に回転させて該第2の容器のリフト量が固定できるようになっていることを特徴とする請求項5に記載の密封容器。
【請求項7】
前記開口部は、前記第1の収容部又は前記第2の収容部の下端から上端に向かって開口幅が広がる形状となっていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の密封容器。
【請求項8】
前記開口部は、前記第1の収容部又は前記第2の収容部の下端の側が頂点、上端の側が底辺の三角形の開口であることを特徴とする請求項7に記載の密封容器。
【請求項9】
前記第1の収容部又は前記第2の収容部の少なくとも一方の側壁には、前記開口部として、底辺が前記中軸を中心とする同一の周上にあり頂点が前記中軸の軸方向で互いに異なる高さの2以上の三角形の開口が形成されていることを特徴とする請求項8に記載の密封容器。
【請求項10】
第1の容器と第2の容器とからなり、
前記第1の容器は、外側の形状が柱状で下端が閉じ上端が開放された第1の収容部を有し、
前記第2の容器は、内側の形状が前記第1の収容部と中軸が一致する柱状で下端が開放され上端が閉じられた第2の収容部を有し、
前記第2の収容部は、内側に前記第1の収容部を収容可能であり、
前記第1の収容部の側壁に第1のリフト手段が設けられ、
前記第2の収容部の側壁に前記第1のリフト手段と共働して、前記第1の容器に対する前記第2の容器の前記中軸の軸方向のリフト量を調整するための第2のリフト手段が設けられ、
前記第1の収容部又は前記第2の収容部の少なくとも一方の側壁に複数の孔が前記中軸の軸方向に分散して設けられ、
前記第2の容器のリフト量に応じて前記第1の収容部の内部又は前記第2の収容部の内部を容器外部に連通する前記孔の数が定まることを特徴とする密封容器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、密封容器に関し、特に内部に揮発性のある物質を充填し、容器に形成された開口部から外部に放出される物質の量を調整可能な密封容器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
香水、アロマオイル等の揮発性がある香り物質を内部に充填し、気化した香り物質を開口部から容器の外部に放出する香り密封容器(香りカプセル)及びこれをペンダントトップに用いた香りペンダント(アロマペンダント等)が一般に販売されている。
一例として、特開2000-102412号公報には、内部に芳香液(香り物質)が充填された香り(芳香)カプセルを外容器に収容するタイプの芳香機能付きストラップが開示されている。
【0003】
このストラップでは、香り(芳香)カプセルから出る香り物質が、外容器の芳香孔(開口部)から放出するようになっている。このストラップは小型のもので、携帯電話のストラップとして利用可能である旨も開示されている。
【0004】
この従来例の香り(芳香)カプセルでは、時間の経過と共に残存する芳香液の量が少なくなった場合、芳香カプセル自体をスペアとしての新たな香り(芳香)カプセルに取り替えて外容器に収容することも開示されている。また、香りが弱まった際に、収容部に香り物質(芳香液)を補充するタイプの香りペンダントも数多く販売されている。
【0005】
ところで、充填されている香り物質がなくなったときに、スペアに交換したり、香り物質(液体)を補充すると、スペア交換/液体の充填の前後で香りの強さが極端に変化する。
また、香り物質が十分に充填され香りが強いときには、使用する場面によっては、香りが強すぎて好ましくないこともある。
例えば、屋外では強い香りのままでも良いが、屋内では香りを弱める必要が生じたり、食事の場面では香りが生じないようにする必要もある。
【0006】
しかるに、従来公知の香り(芳香)カプセルやこれを用いた香りペンダントは、香りの強さの調整ができないため、使用する場面が限られてしまい、使い勝手が悪い。
また、香り物質(香水、アロマオイル等)の残量にかかわらず、香りの強さを常に一定に保ちたいとの要請に応えることもできない。
【0007】
香りの強さを調整可能なものとしては、特開2017-148441号公報に、側壁に複数の通気口(開口部)が周設された容器本体と、この容器本体の側壁に対して摺動自在に設けられた摺動内筒と、この摺動内筒の外面に対して摺動自在に設けられた摺動外筒からなる芳香剤容器が開示されている。
この芳香剤容器では、摺動外筒を摺動内筒に対して摺動させることで香りの強さの調整が可能である。
しかし、この芳香剤容器は、香りの強さを調整できるものの、製品自体が大型であるため、この構造をそのまま小型の香りペンダントに用いることができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2000-102412号公報
特開2017-148441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記のように香りの強さを調整する香りカプセルやこれを用いた香りペンダントトップに用いたもの(アロマペンダント)は未だ提供されていない。
また、香りの強さを調整する芳香剤容器は、従来より提案されているもののこの技術をそのまま、小型の芳香(香り)ペンダントに適用することはできない。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、内部に充填した物質が気化したときにその放出量(香りの強さ)を調整でき、かつ小型化が可能な密封容器を提供することを課題とする。
かかる密封容器が実現できれば、これを香りカプセルとして用いることで、容器内部に残存している香り物質(アロマオイル、香水等)の量が経時的に低下した場合でも、香りの強さを一定に保ったり、使用状況に応じて香りの強さが調整できる香りカプセル及びこれを用いた香りペンダント等を提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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