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公開番号2025100957
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-04
出願番号2024228077
出願日2024-12-24
発明の名称
出願人個人
代理人個人
主分類A45B 9/02 20060101AFI20250627BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】新たな発想で簡単に扱うことができる杖を提供する。
【解決手段】杖の柄2と、杖の柄2の一端に設けられる台3と、を備え、前記台3の上に手を載せて使用される杖において、前記台3は、手掌が載置可能な手掌載置部4と、前記手掌載置部4の下方に位置し、前記手掌載置部4に手掌を載置した手の指の末節部の腹を下方から掛けることが可能な指掛け部5と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
杖の柄と、該杖の柄の一端に設けられる持ち手と、を備え、前記台の上に手を載せて使用される杖において、
前記台は、手掌が載置可能な手掌載置部と、
前記手掌載置部の下方に位置し、前記手掌載置部に手掌を載置した手の指の末節部の腹を下方から掛けることが可能な指掛け部と、を備えることを特徴とする杖。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
手掌載置部は、手掌の内の少なくとも手根部、母指球及び小指球が載置可能である請求項1に記載の杖。
【請求項3】
手掌載置部の端部において、手掌のMP関節が屈曲した状態で支持される請求項2に記載の杖。
【請求項4】
前記指掛け部が台の周方向に部分的に設けられ、手掌載置部に手掌を載置する方向が制限される構成となっている請求項1に記載の杖。
【請求項5】
前記指掛け部が台の周方向に全周的に設けられ、手掌載置での手掌を載置する方向が制限されない請求項1に記載の杖。
【請求項6】
手掌載置部には、載置された手掌が指の方向に滑ることを防止する手段が設けられている請求項1に記載の杖。
【請求項7】
指掛け部には、掛けた指が指掛け部から外れる方向に滑ることを防止する手段が設けられている請求項1に記載の杖。
【請求項8】
前記杖の柄および台は、比重0.3以下の軽量木質材あるいは樹脂材によって構成される請求項1に記載の杖。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、歩行の補助等に使用する杖に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来のこの種の杖としては、たとえば、特許文献1に記載されるようなものが知られている。この杖は、棒状の杖本体と、杖本体の一端に固定される手突き台と、を備え、手突き台に置いた手をバンドによって保持する構成で、高齢者や病人等の握力の弱い人でも、握らないで杖を保持でき、休むときも手突き台に手をついた状態で休むことができるという効果について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-115440
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら上記した従来技術の杖は、バンドに接している手の甲側で杖の重量を支えるもので、使用者にとっては扱いづらいという問題がある。
【0005】
本発明は、上記した従来の問題点を解決するためになされたのもので、その目的とするところは、新たな発想で簡単に扱うことができる杖を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために本発明は、
杖の柄と、持ち手と、を備えた杖において、
前記持ち手は、手掌が載置可能な手掌載置部と、
前記手掌載置部の下方に位置し、掌屈させた手の指の末節部を下方から掛けることが可能な指掛け部と、を備えたことを特徴とする。
歩行時に、杖を持ち上げて前方に移動させる際には、指掛け部に掛けられた指を支点にして杖の重量を支持する。一方、杖の柄の下端を接地して体を前方に移動する際に、杖の地面からの反力を手掌載置部に載置した手掌で受ける。
歩行時に、杖を持ち上げて前方に移動させる際には、本発明では、指の末節部の支点が重心より前方に偏移した位置にあるため、支点を中心に杖の柄の下端を前方に移動させる方向のモーメントが作用し、杖が自然に前方に振り出される。すなわち、重力利用で前方に振り出される振り子作用が働き、杖が前に振り出される。従来は手首で杖を振り出しており、知らずしらずのうちに、手首の疲れが生じる。本発明は、重力を利用した振り子作用によって、前に振り出すので、疲れが軽減される効果がある。
一方、杖の地面からの反力は、手掌載置部に置かれた手掌の全面で支持するので、力が緩和されるだけでなく、母指球と小指球で左右にバランスよく力を受けるので、杖の左右のぐらつきを低減でき、安定した杖の運びを実現できる。杖の柄の中心軸線は手掌載置部を通り、背屈状態の手首を介して腕との距離が近接しているので、地面からの反力は腕にほぼ真っすぐに作用し、杖に対してモーメントが作用せず、安定した使用感が得られる。
また、杖を持つ時には、手掌支持部に手掌を載せた状態は、手関節が背屈するために、テノデーシスアクション(腱筋作用)によって自然に指が掌屈するので、指の末節部を自然に指掛け部に掛けることができる。これにより、手掌載置部に載置される手掌と前記指掛け部に掛かる指の末節部とによって、持ち手を上下に挟んで支持することができる。このアクションは、歩行時の振り出し動作とは無関係であり、歩行時の振り出し時には、手首はリラックスさせた状態とし、手掌載置部4からは手掌は離れていることが好適である。
【0007】
手掌載置部は、手掌の母指球と小指球を支持する2つの指球支持部と、MP関節附近の手掌の膨らみを支持するMP関節領域支持部を有する。さらに、母指球と小指球がつながる手根骨付近の膨らみを支持する手根部支持部を有することが好ましい。
柄の中心軸線を対して互いに直交する2軸を仮想して第1軸、第2軸とし、交点を中心点とすると、手掌載置部は、直交する第1軸と平行方向と第2軸と平行方向に沿って2次元的な拡がりを有している。第1軸を前後方向の軸、第2軸を左右方向の軸とすると、2つの指球支持部は、一方の第1軸に対して左右に位置し、第2軸を越えて前後の領域にわたって延びている。第1軸と第2軸との交点である中心点の位置は、柄の取り付け位置により、前後に移動することになる。
MP関節領域支持部は、第2軸に対して前方に位置し、手掌載置部の前端部に位置する。手根部支持部は、第2軸の後方で、手掌載置部の後端部に位置する。
MP関節領域支持部の下方に、指掛け部が位置しており、このMP関節領域支持は、MP関節が自由に掌屈可能に支持されている必要がある。
このようにすれば、指の末節部が確実に指掛け部に届き、指を掛けることができる。
【0008】
また、前記指掛け部が持ち手の周方向に部分的に設けられ、手掌載置部に手掌を載置する方向が制限される構成とすることができる。
さらに、前記指掛け部が台の周方向に全周的に設けられ、手掌載置での手掌を載置する方向が制限されない構成とすることもできる。
このようにすれば、方向を確認する必要がなく、利便性が向上する。
【0009】
手掌載置部には、載置された手掌が指の方向に滑ることを防止する手段を設けることができる。
このようにすれば、手掌がすべることなく安定して支持することができる。
【0010】
また、指掛け部には、掛けた指が指掛け部から外れる方向に滑ることを防止する手段を設けてもよい。
このようにすれば、指がすべることなく安定性が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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