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公開番号
2024098468
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-23
出願番号
2023010558
出願日
2023-01-10
発明の名称
車内雨傘収納保管具
出願人
個人
代理人
主分類
A45B
25/24 20060101AFI20240716BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】運転者が衣服又は座席又はハンドルなどに一切触れずに何処も濡らさないで、手間がかからず瞬時に、簡単で安全確実に濡れた雨傘を収納保管する車内雨傘収納保管具を提供する。
【解決手段】後方先端部位に出入口部を備えた筒状の基頭部と、基頭部と連結する筒状の胴部と、胴部と連結するカップ状の先納部をそれぞれ備え、3部が連なって一体の先細一本状に成る収納保管具本体であり、胴部は、伸縮自在の蛇腹折り構造で設け、一体連動状の内胴部を基頭部に内蔵して設け、先納部は、雨傘の石突き部位を収納して雨傘付着の雨水を貯水する構造で設け、後方部位に環状の下外輪部を設け、下外輪部は、胴部外周表面との間に隙間溝状の下垂水貯部を設け、上方側表面部位に上接合部と脱着自在に接着するマグネット材で下接合部を設けたことを特徴とする車内雨傘収納保管具。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
後方先端部位に出入口部を備えた筒状の基頭部と、前記基頭部と連結する筒状の胴部と、前記胴部と連結するカップ状の先納部をそれぞれ備え、前記3部が連なって一体の先細一本状に成る収納保管具本体であり、
前記基頭部は、ハンドル側の横側面中央付近部位に帯状の腕部を設け、上方側の中央付近部位に把手部を設け、前方側先部位に環状の外輪部を設け、
前記腕部は、先端付近部位に前記ハンドルに取り付ける留部を設け、
前記外輪部は、前記基頭部外周表面との間に隙間溝状の上垂水貯部を備え、底表面部位に上接合部を設け、
前記胴部は、伸縮自在の蛇腹折り構造で設け、一体連動状の内胴部を前記基頭部に内蔵して設け、
前記先納部は、雨傘の石突き部位を収納して前記雨傘付着の雨水を貯水する構造で設け、後方部位に環状の下外輪部を設け、
前記下外輪部は、前記胴部外周表面との間に隙間溝状の下垂水貯部を設け、上方側表面部位に前記上接合部と脱着自在に接着するマグネット材で下接合部を設けたことを特徴とする車内雨傘収納保管具。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記基頭部の前記横側面中央付近部位に台座部を設け、前記台座部に前記腕部と一体の回転部を設け、前記回転部は回転体部と回転軸部と回転制限部をそれぞれ備えていることを特徴とする前記請求項1に記載の車内雨傘収納保管具。
【請求項3】
前記ハンドルに取り付けて装着する前記留部は、前記ハンドルのスポークと接する握り部位に巻いて脱着自在に装着する面フアスナーを備えた接着バンド部と、前記ハンドルと接するスポークに引っ掛けて脱着自在に装着する金具のフック部の2種類が有り、どちらかを選択して設けることを特徴とする前記請求項1又は請求項2に記載の車内雨傘収納保管具。
【請求項4】
助手席側のダッシュボード表面適宜位置に取り付ける前記接着バンド部を掛ける柱受部を備えた台板部と、前記フック部を掛ける掛受部を備えた台板部をそれぞれ独立して設けたことを特徴とする前記請求項1又は前記請求項2若しくは前記請求項3に記載の車内雨傘収納保管具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、雨天日に車内へ運転者が濡れた雨傘を運転席に持ち込む際、座席や床やハンドルなどを濡らさずに雨傘を収納して保管する車内雨傘収納保管具に関するものである。
続きを表示(約 4,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、雨天日に車内へ運転者が濡れた雨傘を運転席に持ち込む際、雨傘をビニール収納袋に入れて助手席又は後部座席などの空いたスペースに置いて保管していた。
尚、乗車する人が、雨天日に傘の収納を素早く行い、車内を濡れや汚れから守る為につくられた、車内雨傘収納具(特許文献1参照)と、自動車の車内にあって、多種多様な長さの傘を簡単に整理することができ、しかも車の走行中に乗車している者との接触時等にも安定性があって転倒しないストッパー付き伸縮自在軸を備えた車載用傘立て具(特許文献2参照)と、乗り物用で傘立て具を隅に取り付ける、傘を立てる装置の車両用傘立て具(実用新案文献3参照)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-112818号
特許3991238号
【実用新案文献3】
【】
実全昭57-084139号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の雨天日に車内へ運転者が濡れた雨傘を運転席に持ち込む際、雨傘をビニール収納袋に入れて助手席又は後部座席の空いたスペースに置いて保管していたが、ハンドルや操作物などが装備されている運転席はスペースが狭く、座席と天井の高さ約80cm(小型乗用車)の空間で長さ約85cm(一般成人男性用)の濡れた雨傘を、衣服又は座席又はハンドルなどに一切触れずに何処も濡らさずに、手間がかからず瞬時に簡単で且つ安全確実に、濡れた雨傘をビニール収納袋や車内傘立て具などに収納して保管することは不可能だった。
本発明は、以上の問題点を解決する為になされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
後方先端部位に出入口部を備えた筒状の基頭部と、前記基頭部と連結する筒状の胴部と、前記胴部と連結するカップ状の先納部をそれぞれ備え、前記3部が連なって一体の先細一本状に成る収納保管具本体であり、
前記基頭部は、ハンドル側の横側面中央付近部位に帯状の腕部を設け、上方側の中央付近部位に把手部を設け、前方側先部位に環状の外輪部を設け、
前記腕部は、先端付近部位に前記ハンドルに取り付ける留部を設け、
前記外輪部は、前記基頭部外周表面との間に隙間溝状の上垂水貯部を備え、底表面部位に上接合部を設け、
前記胴部は、伸縮自在の蛇腹折り構造で設け、一体連動状の内胴部を前記基頭部に内蔵して設け、
前記先納部は、雨傘の石突き部位を収納して前記雨傘付着の雨水を貯水する構造で設け、後方部位に環状の下外輪部を設け、
前記下外輪部は、前記胴部外周表面との間に隙間溝状の下垂水貯部を設け、上方側表面部位に前記上接合部と脱着自在に接着するマグネット材で下接合部を設ける。
以上の構成より成る車内雨傘収納保管具。
【発明の効果】
【0006】
従来不可能とされていた、雨天日に車内へ運転者が濡れた雨傘を持ち込む際、衣服又は座席又はハンドルなどに一切触れずに何処も濡らさないで、手間がかからず瞬時に、簡単で安全確実に雨傘を収納して保管することを、本発明が可能にした。
尚、車内を全く濡らさないので、カビの発生を防いで衛生面でも役立つ。
又、伸縮自在で軽量であり、場所を取らずに保管が出来て、持ち運びも楽である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の斜視図
本発明の使用状態を示す斜視図
本発明の使用状態を示す斜視図
本発明の使用状態を示す斜視図
本発明の斜視図
本発明の部分断面斜視図
【本発明を実施する為の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
最初に、本発明の車内雨傘収納保管具(1)は車両の種類や大小を問わずにハンドルに装着して使用出来るが、本説明ではホンダフイット1500CCに装着使用想定で説明する。
請求項1
(イ)後方側先端部位に雨傘が出入りする出入口部(3a)を備えた筒状(直径12cm位・長さ20cm位)でプラスチック材の基頭部(3)と、前記基頭部(3)と連結する筒状でビニール材の胴部(4)と、前記胴部(4)と連結するカップ状でプラスチック材の先納部(5)をそれぞれ備え、前記3部が連なって一体の先細一本状に成って伸ばした全長が70cm位の収納保管具本体(2)である。図1参照。
(ロ)前記基頭部(3)は、ハンドル(H)側の横側面中央付近部位に繊維材で帯状の腕部(9)を設け、上方側の中央付近部位に把手部(8)を設け、前方側の先部位に前記基頭部(3)を巻くような構成で環状の外輪部(6)を設ける。
(ハ)前記腕部(9)は、先端付近部位に前記ハンドルに取り付ける留部(9a)を設ける。
(ニ)前記外輪部(6)は、前記基頭部(3)外周表面との間に隙間溝状の上垂水貯部(6a)を備え、底表面部位に薄い鉄板材で上接合部(6b)を設ける。
(ホ)前記胴部(4)は、伸縮自在の蛇腹折り構造で設け、一体連動状の内胴部(4a)を前記基頭部(3)に内蔵して設ける。
尚、前記胴部(4)は縮小時に、前記基頭部(3)内に収納される構造である。図2参照。
(ヘ)前記先納部(5)は、雨傘(A)先端の石突き部位と前記雨傘(A)付着の雨水を収納貯水する哺乳瓶の穴を無くした先部位のようなカップ形状構造で設け、後方部位に環状の下外輪部(7)を設ける。
(ト)前記下外輪部(7)は、前記胴部(4)外周表面との間に隙間溝状の下垂水貯部(7a)を設け、上方側表面部位に前記上接合部(6b)と脱着自在で接着するマグネット材で下接合部(7b)を設ける。
請求項2
(チ)前記ハンドル(H)に取り付けて装着する前記留部(9a)は、前記ハンドル(H)のスポーク(S)と接する握り部位に巻いて脱着自在に装着する面ファスナーを備えた接着バンド部(9b)と、前記ハンドル(H)と接する前記スポーク(S)に引っ掛けて脱着自在に装着する金具のフック部(9g)の2種類が有り、どちらかを選択して設ける。図5参照。
請求項3
(リ)前記基頭部(3)の前記横側面中央付近部位に台座部(3b)を設け、前記台座部(3b)に前記腕部(9)と一体の回転部(9c)を連結して設け、前記回転部(9c)は回転体部(9d)と回転軸部(9e)と回転制限部(9f)をそれぞれ備えている。図6参照。
請求項4
(ヌ)助手席側のダッシュボード表面の適宜位置に接着剤で取り付ける前記接着バンド部それぞれ独立した構成で設ける。
本発明は以上のような構造である。
本発明の車内雨傘収納保管具(1)を使用する時は、留部(9a)をハンドル(H)のスポーク(S)と接する付近の握り部位に巻いて装着(接着バンド部9b)する。若しくは前記ハンドル(H)と接する付近のスポーク(S)に引っ掛けて装着(フック部9g)する。
前記のようにして前記ハンドル(H)に装着した収納保管具本体(2)は、腕部(9)に備えた回転部(9c)の働きで前下がり15度位の傾斜姿勢に成って保持される。
運転者は雨で濡れた雨傘(A)を2~3回開け閉めして付着した雨水を振り払った後、ドアを開けて、閉じた状態の前記雨傘(A)の石突きを助手席側に向けて、前記ハンドル(H)に装着してある前記収納保管具本体(2)の出入口部(3a)に差し入れて押し込めば、前記石突きが先納部(5)に入って先端内壁に当接するので、更にそのまま押し込む動作を続ければ、蛇腹折り構造で伸縮が自在の胴部(4)が伸びて、前記雨傘(A)の柄(E)の先全体が前記収納保管具本体(2)に収納される。
これらの動作は、運転者が車内へ乗り込みながら出来るので、手間が一切かからずに瞬時に行えて、前記雨傘(A)に付着した水滴が車内に落ちる心配がないので安心である。
また、基頭部(3)表面と前記胴部(4)表面に水滴が付着して流れ落ちた場合は、上垂水貯部(6a)と下垂水貯部(7a)に入り、収納した雨傘(A)に付着した水滴は流れ落ちて前記先納部(5)内に全て貯水される。
前記雨傘(A)を収納した前記車内雨傘収納保管具(1)を、前記装着したハンドル(H)から取り外して、助手席又は後部座席などの空いた場所に置いて保管する。
又は、助手席側のダッシュボード表面に取り付けた柱受部(10a)を備えた台板部(10)若しくは掛受部(10b)を備えた台板部(10)に、接着バンド部(9b)若しくはフック部(9g)を掛けて前記車内雨傘収納保管具(1)を保管する。
使用を終えて、前記雨傘(A)を引き抜いた後は、車外で貯水を捨てて乾かして、前記胴部(4)を前記基頭部(3)内に縮小して収納し、上接合部(6b)と下接合部(7b)を接着させて最小の状態で前記車内雨傘収納保管具(1)を保管して、次の使用に備える。
此れまで、運転者は雨天日に濡れた雨傘の扱いに困り憂鬱だったのが解消され、加えて車内の座席や床面が水滴で濡れるのが原因で発生するカビを防ぐので衛生面でも安心である。
【符号の説明】
【0009】
1車内雨傘収納保管具、2収納保管具本体、3基頭部、4胴部、5先納部、6外輪部、7下外輪部、8把手部、9腕部、10台板部、3a出入口部、3b台座部、4a内胴部、6a上垂水貯部、6b上接合部、7a下垂水貯部、7b下接合部、9a留部、9b接着バンド部、9c回転部、9d回転体部、9e回転軸部、9f回転制限部、10a柱受部、10b掛受部、A雨傘、E柄、Hハンドル、Sスポーク、Bホーンボタン
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