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公開番号2025075655
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186966
出願日2023-10-31
発明の名称チューブ容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人
主分類B65D 35/28 20060101AFI20250508BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】口部や肩部付近における内容物の残量を低減できるようにしたチューブ容器を提供する。
【解決手段】 閉塞された底部5と、該底部5の上に高さ方向に沿って連設された胴部3と、該胴部3に連設された肩部12及び吐出孔14を有して前記肩部12の上に一体に起立設された口筒部11が設けられたヘッド部10と、を有して内容物を収容する合成樹脂製のチューブ容器であって、前記胴部3を押圧したときに、前記吐出孔14内に押し込まれることで前記吐出孔14から内容物を押し出す押出し部材20が、前記口筒部11の下端に破断可能に垂下設された構成とする。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
閉塞された底部(5)と、該底部(5)の上に高さ方向に沿って連設された胴部(3)と、該胴部(3)に連設された肩部(12)及び吐出孔(14)を有して前記肩部(12)の上に一体に起立設された口筒部(11)が設けられたヘッド部(10)と、を有して内容物を収容する合成樹脂製のチューブ容器であって、
前記胴部(3)を押圧したときに、前記吐出孔(14)内に押し込まれることで前記吐出孔(14)から内容物を押し出す押出し部材(20)が、前記口筒部(11)の下端に破断可能に垂下設されていることを特徴とするチューブ容器。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記押出し部材(20)を構成する可動筒体(21)と前記口筒部(11)の下端との間に複数の係止片(15)と複数の流通孔(16)が設けられている請求項1記載のチューブ容器。
【請求項3】
前記口筒部(11)の下端に形成された前記係止片(15)と前記可動筒体(21)との間が連結部(Q)を介して破断可能に連結されており、破断後においては前記係止片(15)が前記押出し部材(20)に形成された被係止片(28)を係止することで前記押出し部材(20)が保持される請求項2記載のチューブ容器。
【請求項4】
前記可動筒体(21)が前記吐出孔(14)内に押し込まれた状態において、前記可動筒体(21)の外周面と前記口筒部(11)の内周面とが径方向において対向する部分に隙間(S1)が周設されている請求項2又は3記載のチューブ容器。
【請求項5】
前記肩部(12)で且つ容器軸(O)に対して軸対称となる位置に一対のスリット(17)が形成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載のチューブ容器。
【請求項6】
前記肩部(12)と前記胴部(3)の境界近傍で且つ前記胴部(3)の上部側の位置には、略Y字状からなる折り目(18)が形成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載のチューブ容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、チューブ容器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、チューブ容器は洗顔料や化粧品など比較的粘度の高いクリーム状やペースト状の内容物を収容する容器として使用されているが、内容物が少なくなると、内容物が変形しにくい口部や肩部の周囲に残留し、吐出させることが困難になるという問題があった。
このような問題に対し、ヘッド部の肩部に屈曲部を形成し、この屈曲部に沿って容易に肩部を押し潰すことにより、より多くの内容物を吐出できるようにしたチューブ容器が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-81053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来のチューブ容器では、肩部近傍に残留している内容物を絞り出すには効果的であるが、口部付近における内容物の吐出についてはなお改善の余地があった。
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、口部や肩部付近における内容物の残量を低減できるようにしたチューブ容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の第1手段は、閉塞された底部と、該底部の上に高さ方向に沿って連設された胴部と、該胴部に連設された肩部及び吐出孔を有して前記肩部の上に一体に起立設された口筒部が設けられたヘッド部と、を有して内容物を収容する合成樹脂製のチューブ容器であって、
前記胴部を押圧したときに、前記吐出孔内に押し込まれることで前記吐出孔から内容物を押し出す押出し部材が、前記口筒部の下端に破断可能に垂下設されていることを特徴とする、と云うものである。
本発明の第1手段では、胴部を押圧すると、筒部の下端に垂下設されていた押出し部材が破断して吐出孔内に押し込まれるため、ヘッド部の口部や肩部付近に残留している内容物を容易に吐出させることができる。
【0006】
また本発明の第2手段は、上記第1手段に、前記押出し部材を構成する可動筒体と前記口筒部の下端との間に複数の係止片と複数の流通孔が設けられている、との手段を加えたものである。
上記手段では、係止片が押出し部材を構成する可動筒体と口筒部の下端との間の連結を確保し、流通孔胴部内から吐出孔への内容物の流動を達成し得る。
【0007】
また本発明の第3手段は、上記第2手段に、前記口筒部の下端に形成された前記係止片と前記可動筒体との間が連結部を介して破断可能に連結されており、破断後においては前記係止片が前記押出し部材に形成された被係止片を係止することで前記押出し部材が保持される、との手段を加えたものである。
上記手段では、口筒部の下端から分離した破断後の押出し部材が、吐出孔内に残り、胴部側に戻ることを防止し得る。
【0008】
また本発明の第4手段は、上記第2又は第3手段に、前記可動筒体が前記吐出孔内に押し込まれた状態において、前記可動筒体の外周面と前記口筒部の内周面とが径方向において対向する部分に隙間が周設されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、押出し部材を利用する吐出操作の後であっても、肩部と胴部で挟まれた僅かな対向空間に残留している内容物を隙間内に押し出し、最後まで使い切ることを達成し得る。
【0009】
また本発明の第5手段は、上記第1乃至第3のいずれかの手段に、前記肩部で且つ容器軸に対して軸対称となる位置に一対のスリットが形成されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、上記第1手段に加え、スリットを起点に肩部を折り畳むことにより、チューブ容器内に残留している内容物をより確実に吐出させることを達成し得る。
【0010】
また本発明の第6手段は、上記第1乃至第3のいずれかの手段に、前記肩部と前記胴部の境界近傍で且つ前記胴部の上部側の位置には、略Y字状からなる折り目が形成されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、上記第1手段に加え、折り目に起点に胴部を折り畳むことにより、チューブ容器内に残留している内容物をより確実に吐出させることを達成し得る。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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