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公開番号
2025072949
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-12
出願番号
2023183447
出願日
2023-10-25
発明の名称
塗布具付容器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A45D
34/04 20060101AFI20250501BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】塗布具の挿入時に容器体の内圧が上昇するのを抑えること、並びに、塗布具の抜き出し時に棒部から余分な内容物をしごき落とせること、を維持しながら、塗布具を容器体の口部内に出し入れするときに、塗布具に生ずる抵抗力を抑える。
【解決手段】内容物を収容する容器体11と、容器体の口部11aから容器体内に挿入された塗布具12と、容器体の内側に配設されるとともに、内側に塗布具の棒部22が挿通された弾性変形可能な環状のしごき片13と、を備え、しごき片に、しごき片の内周縁より径方向の内側に向けて突出した突起部27が設けられ、塗布具の棒部のうち、しごき片より下方に位置する部分のなかで、最も外径の大きい最大外径部分22aの半径は、無負荷状態にあるしごき片の内周縁13aとしごき片の中心軸線Oとの径方向の距離より小さく、かつ無負荷状態にある突起部の径方向の内端部27aと中心軸線との径方向の距離より大きい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内容物を収容する容器体と、
前記容器体の口部から前記容器体内に挿入された塗布具と、
前記容器体の内側に配設されるとともに、内側に前記塗布具の棒部が挿通された弾性変形可能な環状のしごき片と、を備え、
前記しごき片に、前記しごき片の内周縁より径方向の内側に向けて突出した突起部が設けられ、
前記塗布具の棒部のうち、前記しごき片より下方に位置する部分のなかで、最も外径の大きい最大外径部分の半径は、
無負荷状態にある前記しごき片の内周縁と前記しごき片の中心軸線との径方向の距離より小さく、かつ
無負荷状態にある前記突起部の径方向の内端部と前記しごき片の中心軸線との径方向の距離より大きい、塗布具付容器。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
前記しごき片および前記突起部が無負荷状態にあるときに、前記しごき片の内周縁と、前記突起部の径方向の内端部と、の径方向の距離は、0.1mm以上0.2mm以下となっている、請求項1に記載の塗布具付容器。
【請求項3】
前記突起部は、周方向に等間隔をあけて2つ、若しくは3つ設けられている、請求項1または2に記載の塗布具付容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、塗布具付容器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、内容物を収容する容器体と、容器体の口部から容器体内に挿入された塗布具と、容器体の内側に配設されるとともに、内側に塗布具の棒部が挿通された弾性変形可能な環状のしごき片と、を備え、塗布具を容器体の口部から抜き出す際に、塗布具の棒部をしごき片の内周縁部に摺接させることで、棒部に付着した余分な内容物をしごき片によってしごき落とす塗布具付容器が知られている。
この種の塗布具付容器として、例えば下記特許文献1に示されるように、しごき片に、しごき片の内周縁より径方向の内側に向けて突出した突起部が設けられ、塗布具を容器体の口部に挿入する際に、塗布具の棒部が、突起部を押し下げるのに伴い、しごき片を下方に向けて撓み変形させる構成が知られている。これにより、塗布具を容器体の口部に挿入する際に、突起部の周辺部において、しごき片と塗布具の棒部の外周面との間に隙間が生じ、この隙間を通して容器体内が開放され、容器体の内圧上昇が抑えられる。
一方、塗布具を容器体の口部から抜き出すときには、突起部が塗布具の棒部の外周面に押し上げられ、しごき片が上方にめくれ上がるように弾性変形する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-259545号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の塗布具付容器では、塗布具を容器体の口部内に出し入れするときに、塗布具に生ずる抵抗力が大きいという問題があった。
【0005】
本発明は、塗布具の挿入時に容器体の内圧が上昇するのを抑えること、並びに、塗布具の抜き出し時に棒部から余分な内容物をしごき落とせること、を維持しながら、塗布具を容器体の口部内に出し入れするときに、塗布具に生ずる抵抗力を抑えることができる塗布具付容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る塗布具付容器は、内容物を収容する容器体と、前記容器体の口部から前記容器体内に挿入された塗布具と、前記容器体の内側に配設されるとともに、内側に前記塗布具の棒部が挿通された弾性変形可能な環状のしごき片と、を備え、前記しごき片に、前記しごき片の内周縁より径方向の内側に向けて突出した突起部が設けられ、前記塗布具の棒部のうち、前記しごき片より下方に位置する部分のなかで、最も外径の大きい最大外径部分の半径は、無負荷状態にある前記しごき片の内周縁と前記しごき片の中心軸線との径方向の距離より小さく、かつ無負荷状態にある前記突起部の径方向の内端部と前記しごき片の中心軸線との径方向の距離より大きい。
【0007】
しごき片に、しごき片の内周縁より径方向の内側に向けて突出した突起部が設けられ、無負荷状態にある突起部の径方向の内端部と、しごき片の中心軸線と、の径方向の距離が、塗布具の棒部のうち、しごき片より下方に位置する部分のなかで、最も外径の大きい最大外径部分の半径よりも小さくなっている。したがって、塗布具を容器体の口部内に出し入れするときに、棒部の最大外径部分が突起部の径方向の内端部を摺動することとなり、現行と同様に、塗布具の挿入時に容器体の内圧が上昇するのを抑えること、並びに、塗布具の抜き出し時に棒部から余分な内容物をしごき落とすこと、の双方を実現することができる。
無負荷状態にあるしごき片の内周縁と、しごき片の中心軸線と、の径方向の距離が、棒部の最大外径部分の半径よりも大きくなっている。したがって、塗布具の挿入時には、しごき片の内周縁と棒部の最大外径部分とが互いに接することはなく、塗布具の抜き出し時に、しごき片の内周縁部を棒部の最大外径部分が摺動しても、しごき片と棒部との間に生ずる摩擦力を抑えることができる。
【0008】
前記しごき片および前記突起部が無負荷状態にあるときに、前記しごき片の内周縁と、前記突起部の径方向の内端部と、の径方向の距離は、0.1mm以上0.2mm以下となってもよい。
【0009】
しごき片および突起部が無負荷状態にあるときに、しごき片の内周縁と、突起部の径方向の内端部と、の径方向の距離が、0.1mm以上0.2mm以下となっているので、塗布具を容器体の口部内に出し入れするときに、塗布具に生ずる抵抗力を抑えつつ、塗布具の挿入時に容器体の内圧が上昇するのを抑えること、並びに、塗布具の抜き出し時に棒部から余分な内容物をしごき落とすこと、の双方を確実に実現することができる。
【0010】
前記突起部は、周方向に等間隔をあけて2つ、若しくは3つ設けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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