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公開番号2025032422
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-12
出願番号2023137675
出願日2023-08-28
発明の名称流体散布ユニット
出願人日本リグランド株式会社
代理人個人
主分類B05B 15/65 20180101AFI20250305BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】高所における流体散布を安全に行うことができる流体散布ユニットを提供する。
【解決手段】高所において流体を散布するための流体散布ユニット1であって、内部に第1流路2aが形成されて鉛直方向に延伸する第1配管2と、内部に第2流路3aが形成されて水平方向に延伸するとともに、流体を噴出する少なくとも1以上の流体噴出口8が設けられる第2配管3と、第1配管2に設けられて、第2配管3を着脱可能に連結するとともに、内部に第1流路2aと第2流路3aとを連通する第3流路4aが形成された連結継手4とを備える流体散布ユニット1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
高所において流体を散布するための流体散布ユニットであって、
内部に第1流路が形成されて鉛直方向に延伸する第1配管と、
内部に第2流路が形成されて水平方向に延伸するとともに、流体を噴出する少なくとも1以上の流体噴出口が設けられる第2配管と、
前記第1配管に設けられて、第2配管を着脱可能に連結するとともに、内部に前記第1流路と前記第2流路とを連通する第3流路が形成された連結継手とを備える流体散布ユニット。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記第2配管は、内部に前記第2流路が形成されて水平方向に延伸する配管本体と、前記流体噴出口が設けられて、前記配管本体に連結されるとともに、前記第2流路から前記流体噴出口に流体を流す散布用流路が形成された散布継手とを備え、
前記配管本体及び前記散布継手の接続端には、カプラが設けられていることを特徴とする請求項1記載の流体散布ユニット。
【請求項3】
前記散布継手に設けられて、前記流体噴出口の噴出方向を調整する調整機構をさらに備えることを特徴とする請求項2記載の流体散布ユニット。
【請求項4】
前記第3流路を開閉する電磁バルブ及びネットワークを介して前記電磁バルブと接続され前記電磁バルブを制御するコントローラ端末をさらに備える請求項1記載の流体散布ユニット。
【請求項5】
前記コントローラ端末は、前記電磁バルブを開閉する開閉信号を送信する送信部と、外部操作または所定の閾値に基づいて、前記開閉信号を作成する制御部とを備えることを特徴とする請求項4記載の流体散布ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高所において流体を散布する流体散布ユニットに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
熱中症対策や屋上緑化及び冷却のために、高所から流体である水を散布することが望まれている。また、工事現場においては、熱中症対策に加えて粉塵が発生するため、周辺環境への配慮から水等の流体を噴霧して粉塵を落下させる方法が用いられている。
【0003】
例えば特許文献1では、建物の周囲に設けた足場の上部に水を直進噴射する直噴ノズル及び霧状に水を拡散させる噴霧ノズルが設けられたパネルとともに、パネルを昇降させるためのガイドレールを足場に設けた構造物解体用自動散水方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3840174号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の構造物解体用自動散水方法ではパネルに直噴ノズル及び噴霧ノズルが設けられるとともに、直噴ノズル及び噴霧ノズルに水を供給する直噴連結管や噴霧連結管も設置されているためパネル自体に重量があり、これをガイドレールに取り付ける作業やパネル同士を連結させる作業には困難が伴う。しかも、熱中症予防や粉塵落下等のためには、作業者がこの作業を高所において行う必要があり、高所において重量のあるものを扱うことは安全性の観点から好ましくない。
【0006】
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであって、高所における流体散布を安全に行うことができる流体散布ユニットを提供することをその主たる目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の流体散布ユニットは、高所において流体を散布するものであって、内部に第1流路が形成されて鉛直方向に延伸する第1配管と、内部に第2流路が形成されて水平方向に延伸するとともに、流体を噴出する少なくとも1以上の流体噴出口が設けられる第2配管と、前記第1配管に設けられて、第2配管を着脱可能に連結するとともに、内部に前記第1流路と前記第2流路とを連通する第3流路が形成された連結継手とを備える。
【0008】
上述の構成により、鉛直方向に延伸して配置される第1配管の一端を低所に配置して、他端を高所に設置される第2配管に連結継手を介して接続すれば、低所にある第1配管の一端から第2配管へ流体を供給することができる。そのため、作業者は低所から安全に流体を散布することができる。また、本発明の流体散布ユニットは、第1配管、第2配管、連結継手の3つの部品のみで構成されるため、簡便に取り付けることができ、熱中症対策用、屋上緑化及び冷却用、粉塵対策用、コンクリート養生用と様々な用途で使用することができる。
【0009】
本発明の流体散布ユニットの一態様としては、前記第2配管は、内部に前記第2流路が形成されて水平方向に延伸する配管本体と、前記流体噴出口が設けられて、前記配管本体に連結されるとともに、前記第2流路から前記流体噴出口に流体を流す散布用流路が形成された散布継手とを備え、前記配管本体及び前記散布継手の接続端には、カプラが設けられているものを挙げることができる。
【0010】
この構成により、第2配管を配管本体と散布継手とを連結して構成するので、連結する配管本体及び散布継手の個数を調整すれば、第2配管の水平方向の長さを調整することができ、作業場所に応じた最適な流体散布を行うことができる。また、配管本体及び散布継手の接続端には、カプラが設けられているので、作業者が容易に配管本体と散布継手とを連結することができ、高所において第2配管を組み立てる場合であっても、作業者の安全性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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