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公開番号
2025007275
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108558
出願日
2023-06-30
発明の名称
空調システムの制御方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
B05B
16/60 20180101AFI20250109BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】塗装工程の稼働開始が遅れるおそれを抑制できる空調システムの制御方法を提供する。
【解決手段】本開示に係る空調システム10の制御方法は、第1の塗装ブースB1及び第2の塗装ブースB2の空気を調整する。空調システム10は、第1の空調機1と、第2の空調機2とを備える。第1の空調機1は、少なくとも第1の塗装ブースB1から排出された空気を供給され、供給された空気を加熱又は冷却して第1の塗装ブースB1に送り出す。第2の空調機2は、外気又は第2の塗装ブースB2から排出された空気を供給され、供給された外気又は第2の塗装ブースB2から排出された空気を加熱もしくは温湿度調整して第2の塗装ブースB2に送り出す。制御方法は、第1の塗装ブースB1の躯体の温度T1、及び第2の塗装ブースB2の躯体の温度T2の少なくとも1つが所定の値を下回るかを判定するステップを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の塗装ブース及び第2の塗装ブースの空気を調整する空調システムの制御方法であって、
前記空調システムは、第1の空調機と、第2の空調機と、を備え、
前記第1の空調機は、少なくとも前記第1の塗装ブースから排出された空気を供給され、前記供給された空気を加熱又は冷却して前記第1の塗装ブースに送り出し、
前記第2の空調機は、外気又は前記第2の塗装ブースから排出された空気を供給され、前記供給された外気又は前記第2の塗装ブースから排出された空気を加熱もしくは温湿度調整して前記第2の塗装ブースに送り出し、
前記第1の塗装ブースの躯体の温度、及び前記第2の塗装ブースの躯体の温度の少なくとも1つが所定の値を下回るかを判定するステップと、
前記第1の塗装ブースの躯体の温度、及び前記第2の塗装ブースの躯体の温度の少なくとも1つが所定の値を下回ると判定された場合、前記第2の空調機への外気の供給を停止しつつ、前記第2の塗装ブースから排出された空気を前記第2の空調機へ供給するステップと、を備える、
空調システムの制御方法。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記第1の塗装ブースの躯体の温度及び前記第2の塗装ブースの躯体の温度が所定の値を下回らないと判定された場合、前記第2の空調機への外気の供給を開始しつつ、前記第2の塗装ブースから排出された空気の供給先を前記第2の空調機から前記第1の空調機へ切り替えるステップと、を備える、
請求項1に記載の空調システムの制御方法。
【請求項3】
前記第1の空調機及び前記第2の空調機は、ヒートポンプ設備、ボイラー設備、冷凍機、及び冷却塔の少なくとも1つを熱供給源として用いた、
請求項1又は2に記載の空調システムの制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は空調システムの制御方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示の空調制御装置は、リサイクル空調機と、フレッシュ空調機とを含む。フレッシュ空調機は、外気の温湿度を調整した調整空気を塗装室に流通させる。また、リサイクル空調機は、当該塗装室から排出された排気の温湿度を調整した再調整空気を別の塗装室に流通させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-046600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者等は、以下の技術的な課題を発見した。
季節や稼働前等に応じて、塗装室内の雰囲気温度が低い場合がある。このような場合、この塗装室から排出された排気の温度も低い。フレッシュ空調機にて外気を温湿度調整した空気を塗装室に流通させると、塗装室の躯体の温度が低く、塗装室内において結露が発生することがある。加温機能を持たないリサイクル空調機の場合、塗装室の躯体の温度を早く上げることができないため、塗装工程の稼働開始が遅れるおそれがある。
【0005】
本開示は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、塗装工程の稼働開始が遅れるおそれを抑制できる空調システムの制御方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る空調システムの制御方法は、
第1の塗装ブース及び第2の塗装ブースの空気を調整する空調システムの制御方法であって、
前記空調システムは、第1の空調機と、第2の空調機と、を備え、
前記第1の空調機は、少なくとも前記第1の塗装ブースから排出された空気を供給され、前記供給された空気を加熱又は冷却して前記第1の塗装ブースに送り出し、
前記第2の空調機は、外気又は前記第2の塗装ブースから排出された空気を供給され、前記供給された外気又は前記第2の塗装ブースから排出された空気を加熱もしくは温湿度調整して前記第2の塗装ブースに送り出し、
前記第1の塗装ブースの躯体の温度、及び前記第2の塗装ブースの躯体の温度の少なくとも1つが所定の値を下回るかを判定するステップと、
前記第1の塗装ブースの躯体の温度、及び前記第2の塗装ブースの躯体の温度の少なくとも1つが所定の値を下回ると判定された場合、前記第2の空調機への外気の供給を停止しつつ、前記第2の塗装ブースから排出された空気を前記第2の空調機へ供給するステップと、を備える。
【0007】
また、上述した空調システムの制御方法において、
前記第1の塗装ブースの躯体の温度及び前記第2の塗装ブースの躯体の温度が所定の値を下回らないと判定された場合、前記第2の空調機への外気の供給を開始しつつ、前記第2の塗装ブースから排出された空気の供給先を前記第2の空調機から前記第1の空調機へ切り替えるステップと、を備えるとよい。
【0008】
また、上述した空調システムの制御方法において、前記第2の空調機は、ヒートポンプ設備、ボイラー設備、冷凍機、及び冷却塔の少なくとも1つを熱供給源として用いるとよい。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、塗装工程の稼働開始が遅れるおそれを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る空調システムの一構成例を示す概略図である。
実施の形態1に係る空調システムの制御方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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