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公開番号2025007063
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108222
出願日2023-06-30
発明の名称吐出器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B05B 11/10 20230101AFI20250109BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】弾性部材のへたりを抑える。
【解決手段】弾性部材17は、吐出器本体13に固定された固定部31と、固定部から軸方向に交差する交差方向に延び、かつ軸方向に沿ってピストン12がシリンダ11内に押込まれる向きに操作部材16から離れた弾性変形部32と、弾性変形部から軸方向に操作部材に向けて延び、先端部33aが操作部材に連結された延在部33と、を備え、弾性変形部は、軸方向および交差方向に直交する直交方向から見て、操作部材の反対側に向けて突となるように湾曲し、弾性変形部および延在部は、シリンダの中心軸線O1を直交方向に挟む両側に設けられ、操作部材の移動に伴い、弾性変形部が弾性変形しつつ、弾性変形部と延在部との連結部分が、軸方向に弾性変位する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
容器本体内の内容液が供給されるシリンダ、および前記シリンダ内に前記シリンダの中心軸線に沿って移動可能に嵌合されたピストンを備える吐出器本体と、
吐出孔が形成された吐出ヘッドと、
前記ピストンに連結された操作部材と、
前記吐出器本体に取付けられた弾性部材と、を備え、
前記操作部材の操作に伴い、前記弾性部材が弾性変形しつつ、前記ピストンが、前記シリンダの中心軸線に沿う軸方向に沿って前記シリンダ内に押込まれたときに、前記シリンダ内の内容液が前記吐出孔から吐出され、前記弾性部材の復元変形に伴って前記ピストンが前記操作部材とともに前記軸方向に沿って前記シリンダの外側に向けて復元移動したときに、前記容器本体内の内容液が前記シリンダ内に供給され、
前記弾性部材は、
前記吐出器本体に固定された固定部と、
前記固定部から前記軸方向に交差する交差方向に延び、かつ前記軸方向に沿って前記ピストンが前記シリンダ内に押込まれる向きに前記操作部材から離れた弾性変形部と、
前記弾性変形部から前記軸方向に前記操作部材に向けて延び、先端部が前記操作部材に連結された延在部と、を備え、
前記弾性変形部は、前記軸方向および前記交差方向に直交する直交方向から見て、前記操作部材の反対側に向けて突となるように湾曲し、
前記弾性変形部および前記延在部は、前記中心軸線を前記直交方向に挟む両側に設けられ、
前記操作部材の移動に伴い、前記弾性変形部が弾性変形しつつ、前記弾性変形部と前記延在部との連結部分が、前記軸方向に弾性変位する、吐出器。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記弾性変形部は、前記固定部から前記交差方向に各別に延びる複数の弾性片を備えている、請求項1に記載の吐出器。
【請求項3】
前記中心軸線を前記直交方向に挟む両側に設けられたそれぞれの前記延在部の先端部は、互いに連結されている、請求項1または2に記載の吐出器。
【請求項4】
前記吐出器本体は、前記容器本体内の内容液を吸い上げる縦供給筒部を備え、
前記シリンダは、前記縦供給筒部から前方に向けて延び、
前記操作部材は、前記シリンダの前方に後方に向けて移動可能に配設され、
前記弾性部材は、後方移動した前記操作部材を前方に向けて付勢し、
前記固定部は、前記中心軸線より上方に位置し、
前記弾性変形部は、前記固定部から下方に向けて延び、
前記延在部は、前記弾性変形部の下端部から前方に向けて延びている、請求項1または2に記載の吐出器。
【請求項5】
前記吐出器本体は、
前記縦供給筒部において前記シリンダより上方に位置する部分から前方に向けて延びる射出筒部と、
前記射出筒部内に前後動可能に配設されるとともに、前記射出筒部内を通じた前記縦供給筒部内と前記吐出孔との連通を遮断した蓄圧部材と、を備え、
前記蓄圧部材は、前記射出筒部内の圧力上昇時に後方に移動することで、前記射出筒部内を通して前記縦供給筒部内と前記吐出孔とを連通し、
後方移動した前記蓄圧部材を前方に向けて付勢する樹脂製の弾性体が設けられ、
前記弾性体および前記弾性部材は、一体に形成されている、請求項4に記載の吐出器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吐出器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、例えば下記特許文献1、2に示されるような、操作部材の操作に伴い、弾性部材が弾性変形しつつ、ピストンが、シリンダの中心軸線に沿う軸方向に沿ってシリンダ内に押込まれたときに、シリンダ内の内容液が吐出孔から吐出され、弾性部材の復元変形に伴ってピストンが操作部材とともに前記軸方向に沿ってシリンダの外側に向けて復元移動したときに、容器本体内の内容液がシリンダ内に供給される吐出器が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-064634号公報
特開2018-104055号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、弾性部材を合成樹脂材料で形成した場合、弾性部材がへたりやすくなるおそれがある。
【0005】
本発明は、弾性部材のへたりを抑えることができる吐出器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る吐出器は、容器本体内の内容液が供給されるシリンダ、および前記シリンダ内に前記シリンダの中心軸線に沿って移動可能に嵌合されたピストンを備える吐出器本体と、吐出孔が形成された吐出ヘッドと、前記ピストンに連結された操作部材と、前記吐出器本体に取付けられた弾性部材と、を備え、前記操作部材の操作に伴い、前記弾性部材が弾性変形しつつ、前記ピストンが、前記シリンダの中心軸線に沿う軸方向に沿って前記シリンダ内に押込まれたときに、前記シリンダ内の内容液が前記吐出孔から吐出され、前記弾性部材の復元変形に伴って前記ピストンが前記操作部材とともに前記軸方向に沿って前記シリンダの外側に向けて復元移動したときに、前記容器本体内の内容液が前記シリンダ内に供給され、前記弾性部材は、前記吐出器本体に固定された固定部と、前記固定部から前記軸方向に交差する交差方向に延び、かつ前記軸方向に沿って前記ピストンが前記シリンダ内に押込まれる向きに前記操作部材から離れた弾性変形部と、前記弾性変形部から前記軸方向に前記操作部材に向けて延び、先端部が前記操作部材に連結された延在部と、を備え、前記弾性変形部は、前記軸方向および前記交差方向に直交する直交方向から見て、前記操作部材の反対側に向けて突となるように湾曲し、前記弾性変形部および前記延在部は、前記中心軸線を前記直交方向に挟む両側に設けられ、前記操作部材の移動に伴い、前記弾性変形部が弾性変形しつつ、前記弾性変形部と前記延在部との連結部分が、前記軸方向に弾性変位する。
【0007】
弾性変形部が、前記直交方向から見て、操作部材の反対側に向けて突となるように湾曲し、操作部材の移動に伴い、弾性変形部が弾性変形しつつ、弾性変形部と延在部との連結部分が、軸方向に弾性変位するので、操作部材を操作してピストンをシリンダ内に押込むときに、延在部をたわみ変形させにくくすることができる。これにより、操作部材の操作時に、弾性部材に変形量が大きい部位を生じさせにくくなり、弾性部材を、例えばポリプロピレン(PP)等で形成しても、弾性部材のへたりを抑えることができる。
【0008】
前記弾性変形部は、前記固定部から前記交差方向に各別に延びる複数の弾性片を備えてもよい。
【0009】
弾性変形部が、固定部から前記交差方向に各別に延びる複数の弾性片を備えているので、弾性変形部が、例えば前記交差方向に延びる1本の棒状若しくは板状に形成されている場合と比べて、弾性変形部をへたりにくくすることができる。
【0010】
前記中心軸線を前記直交方向に挟む両側に設けられたそれぞれの前記延在部の先端部は、互いに連結されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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