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公開番号
2025059932
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170341
出願日
2023-09-29
発明の名称
トリガー式吐出器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
主分類
B65D
55/02 20060101AFI20250403BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】シュリンクフィルムを用いずにトリガーの不正操作をしたか否かが確認できるトリガー式吐出器を提供する。
【解決手段】容器体100への装着キャップ4より前方側に、前後方向への揺動可能なトリガー部14を配備させた吐出器本体2と、この吐出器本体2の前方側に配設されたノズル部18と、前記吐出器本体2に取り付けられ、前記装着キャップ4及び前記トリガー部14の間の空所Eに前記トリガー部14の未操作の状態で水平方向に配置された介装体44を有するタンパーエビデント部材20とを具備する。前記介装体44は、前後方向に長く、その後端を前記装着キャップ4と連係して支持された固定用端部46としている。そして、前記トリガー部14の操作により、前記固定用端部46から前方へ延びる状態から、前下方へ傾き、回復不能に変位するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液体が収容する容器体(100)へ装着するための装着キャップ(4)を有し、この装着キャップ(4)より前方側に、前後方向への揺動可能なトリガー部(14)を配備させた吐出器本体(2)と、
この吐出器本体(2)の前方側に配設され、前記容器体(100)内の液体を噴射するノズル孔(19)を開口するノズル部(18)と、
前記吐出器本体(2)に取り付けられ、前記装着キャップ(4)及び前記トリガー部(14)の間の空所(E)に前記トリガー部(14)の未操作の状態で水平方向に配置された介装体(44)を有するタンパーエビデント部材(20)と、を具備し、
前記介装体(44)は、前後方向に長い形状を有し、その後端を前記装着キャップ(4)と連係して支持された固定用端部(46)としており、前記トリガー部(14)の操作により、前記固定用端部(46)から前方へ延びる状態から、前下方へ傾き、回復不能に変位するように構成したことを特徴とする、トリガー式吐出器。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記タンパーエビデント部材(20)は、前記装着キャップ(4)の周囲に装備された外装体(22)と、この外装体(22)から前記固定用端部(46)と連続する易変形部(40)を介して前方へ突設した前記介装体(44)とで形成されており、
前記易変形部(40)は、前記トリガー部(14)の操作によって、前記介装体(44)の前端部である摺動用端部(48)が前記トリガー部(14)に沿って下方へ摺動することにより、復元不能に塑性変形することを特徴とする、請求項1に記載のトリガー式吐出器。
【請求項3】
前記易変形部(40)は、前記固定用端部(46)と前記外装体(22)との間に、前記介装体(44)の幅方向に相互に離間して配置された複数の弱化部(41、42)として形成されており、これら弱化部(41、42)以外の部分において、前記固定用端部(46)と前記外装体(22)との間には、スリット(43)が穿設されていることを特徴とする、請求項2に記載のトリガー式吐出器。
【請求項4】
前記タンパーエビデント部材(20)は、前記容器体(100)の肩部(102)から立設させた口頸部(104)へ装着する前記装着キャップ(4)の周囲に装備された外装体(22)を備えており、
前記外装体(22)は、前記装着キャップ(4)の下端側の外周面(8)に隣接した開封前姿勢で配備された柔軟なタンパーエビデント用突部(34)を有し、
このタンパーエビデント用突部(34)は、前記口頸部(104)に前記装着キャップ(4)を装着する際に、前記外装体(22)が前記肩部(102)に圧接され、当該圧接箇所で上外方への応力を受けることにより、内方へ付勢され、かつ、前記口頸部(104)から前記装着キャップ(4)を離脱させると、前記開封前姿勢から内方へ傾いたままになるように形成されていることを特徴とする、請求項1から請求項3の何れかに記載のトリガー式吐出器。
【請求項5】
前記外装体(22)は、前記口頸部(104)を囲む囲成リング(24)から外向きの支承片(28)を介して揺動片(30)を連設してなり、この揺動片(30)は、上側に前記タンパーエビデント用突部(34)をかつ下側に前記肩部(102)への圧接子(36)をそれぞれ有しており、前記口頸部(104)への前記装着キャップ(4)の装着により、前記圧接子(36)が前記肩部(102)へ圧接されることで前記タンパーエビデント用突部(34)が前記外周面(8)に圧接され、前記装着キャップ(4)の離脱に伴い内側へ復元不能に傾動するように構成したことを特徴とする、請求項4記載のトリガー式吐出器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トリガー式吐出器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
不正行為(不正使用及び不正開封)を防ぐために、トリガー式吐出容器の全体又は一部を適当な包装材で包装することが行われている(特許文献1の段落0002)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-96392
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、シュリンクフィルムで容器を包装する工程のコストが増しているため、包装手段を用いない不正防止機構が求められていた。特許文献1には、容器体の口頸部に螺合した装着キャップを覆う封緘カバーを、装着キャップの下端に封緘バンドを用いて封緘し、封緘状態での開蓋操作を回転不能としたものが開示されている。しかしながら、前記封緘カバーは不正開封に対処する技術であり、トリガーが不正に使用されていないことを保証するものではない。また不正開封の痕跡がより明確に残るようにすることが望ましい。
【0005】
本発明の第1の目的は、シュリンクフィルムを用いずにトリガーの不正操作の有無を確認できるトリガー式吐出器を提供することであり、第2の目的は、トリガー式吐出器において、容器体を不正に開封した痕跡がより明確に残るようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の手段は、液体が収容する容器体100へ装着するための装着キャップ4を有し、この装着キャップ4より前方側に、前後方向への揺動可能なトリガー部14を配備させた吐出器本体2と、
この吐出器本体2の前方側に配設され、前記容器体100内の液体を噴射するノズル孔19を開口するノズル部18と、
前記吐出器本体2に取り付けられ、前記装着キャップ4及び前記トリガー部14の間の空所Eに前記トリガー部14の未操作の状態で水平方向に配置された介装体44を有するタンパーエビデント部材20と、を具備し、
前記介装体44は、前後方向に長い形状を有し、その後端を前記装着キャップ4と連係して支持された固定用端部46としており、前記トリガー部14の操作により、前記固定用端部46から前方へ延びる状態から、前下方へ傾き、回復不能に変位するように構成した。
【0007】
本手段では、図1(A)に示す如く、吐出器本体2の装着キャップ4に取り付けられ、トリガー部14の未操作の状態で前記装着キャップ4及び前記トリガー部14の間の空所Eに配置された介装体44を有するタンパーエビデント部材20を具備する。
前記介装体44は、前後方向に長い形状を有し、その後端を前記装着キャップ4と連係して支持された固定用端部46としており、前記トリガー部14の操作により、前記固定用端部46から前方へ延びる状態から、前下方へ傾き、回復不能に変位するように構成した。
この構造により、介装体の姿勢(又は所在)を視認することで、不正使用の有無を的確に判断できる。
【0008】
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記タンパーエビデント部材20は、前記装着キャップ4の周囲に装備された外装体22と、この外装体22から前記固定用端部46と連続する易変形部40を介して前方へ突設した前記介装体44とで形成されており、
前記易変形部40は、前記トリガー部14の操作によって、前記介装体44の前端部である摺動用端部48が前記トリガー部14に沿って下方へ摺動することにより、復元不能に塑性変形する。
【0009】
本手段では、図1(A)に示す如く、タンパーエビデント部材20は、前記装着キャップ4の周囲に装備された外装体22と、この外装体22から前記固定用端部46と連続する易変形部40を介して前方へ突設した前記介装体44とで形成されている。
前記易変形部40は、前記トリガー部14の操作によって、前記介装体44の前端部である摺動用端部48が前記トリガー部14に沿って下方へ摺動することにより、復元不能に塑性変形する。
この構造によれば、トリガー操作により介装体44が傾斜した状態が維持されるので、不正使用の有無を確実に判断できる。
【0010】
第3の手段は、第2の手段を有し、かつ前記易変形部40は、前記固定用端部46と前記外装体22との間に、前記介装体44の幅方向に相互に離間して配置された複数の弱化部41、42として形成されており、これら弱化部41、42以外の部分において、前記固定用端部46と前記外装体22との間には、スリット43が穿設されている。
(【0011】以降は省略されています)
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