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公開番号2025059282
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169271
出願日2023-09-29
発明の名称吐出容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人
主分類B65D 47/34 20060101AFI20250403BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】、吐出容器の内壁に付着した内容物を取り出し易くし、内容物を出来るだけ多く使えるようにする。
【解決手段】吐出容器は、底壁(14)と、胴部(15)と、肩部(20)と、口部(21)と、前記口部(21)に装着され、前記胴部(15)内の内容物を吸い上げて吐出する吐出部(22)とを備え、肩部(20)と口部(21)と吐出部(22)とを備える蓋部(12)が前記胴部15とは別体で設けられ、胴部(15)の上端部の外周には、外側係合部(15e)が設けられ、蓋部(12)は、肩部(20)の外周縁から下方に延出する筒状の周壁部(23)と、周壁部(23)の内周に設けられる内側係合部(23a)と、胴部(15)内を胴部(15)の軸方向に延びる板状のへら部(30)とを備え、内側係合部(23a)と外側係合部(15e)との係合によって胴部(15)に対し分離可能に取り付けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
底壁と、前記底壁の周縁から上方に延出する筒状の胴部と、前記胴部の上端から径方向内側に延出する肩部と、前記肩部から上方に延出する筒状の口部と、前記口部に装着され、前記胴部内の内容物を吸い上げて外側に吐出する吐出部とを備える吐出容器であって、
前記肩部と前記口部と前記吐出部とを備える蓋部が前記胴部とは別体で設けられ、
前記胴部の上端部の外周には、外側係合部が設けられ、
前記蓋部は、前記肩部の外周縁から下方に延出する筒状の周壁部と、前記周壁部の内周に設けられる内側係合部と、前記胴部内を前記胴部の軸方向に延びる板状のへら部とを備え、前記内側係合部と前記外側係合部との係合によって前記胴部に対し分離可能に取り付けられている吐出容器。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記吐出部は、内容物を吸い上げるポンプと、前記ポンプから下方に延びて内容物を吸い込むチューブとを備え、
前記へら部は、前記チューブの外周に設けられている請求項1に記載の吐出容器。
【請求項3】
前記底壁は、下方に向かうに従って内径が小径になるテーパー部と、前記底壁の中央部で前記テーパー部の下端から下方に凹む凹部とを備え、
前記蓋部が前記胴部に取り付けられた状態で、前記チューブの下端は、前記凹部内に位置する請求項2に記載の吐出容器。
【請求項4】
前記周壁部の下端から前記へら部の下端までの距離は、前記胴部の上端から前記底壁の上端までの距離よりも大きい請求項3に記載の吐出容器。
【請求項5】
前記蓋部は、前記内側係合部と前記外側係合部との係合によって前記胴部に対し前記胴部の軸線を中心に回転可能であり、
前記へら部は、前記肩部の下面から前記胴部の内周面に沿って下方に延出し、
前記蓋部が回転すると、前記へら部は、前記内周面に沿って回転する請求項1に記載の吐出容器。
【請求項6】
前記蓋部は、前記肩部から下方に延びる筒状のリブを前記周壁部の内側に備え、
前記リブは、前記胴部において前記外側係合部の内周側の壁面に当接する請求項1に記載の吐出容器。
【請求項7】
前記胴部の内周面は、前記胴部の下端から上端まで平坦である請求項1から6のいずれかに記載の吐出容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吐出容器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、筒状の胴部と、胴部の上端から径方向内側に延出する肩部と、肩部から上方に延出する筒状の口部と、口部に装着され、胴部内の内容物を吸い上げて外側に吐出する吐出部とを備える吐出容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-52593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記従来のような吐出容器では、吐出容器の内壁に内容物が付着したまま残ることがあるが、このような付着した内容物まで使い切ることが望ましい。特に、内容物の粘度が高い場合は、吐出容器の内壁に内容物が多く付着し、内容物が残り易い。しかし、肩部に設けられた口部はサイズが小さいため、口部から内壁の内容物にアクセスして内容物を取り出すことは困難である。
【0005】
このような点に鑑み、本発明は、吐出容器において、吐出容器の内壁に付着した内容物を取り出し易くし、内容物を出来るだけ多く使えるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
吐出容器は、底壁と、前記底壁の周縁から上方に延出する筒状の胴部と、前記胴部の上端から径方向内側に延出する肩部と、前記肩部から上方に延出する筒状の口部と、前記口部に装着され、前記胴部内の内容物を吸い上げて外側に吐出する吐出部とを備える吐出容器であって、前記肩部と前記口部と前記吐出部とを備える蓋部が前記胴部とは別体で設けられ、前記胴部の上端部の外周には、外側係合部が設けられ、前記蓋部は、前記肩部の外周縁から下方に延出する筒状の周壁部と、前記周壁部の内周に設けられる内側係合部と、前記胴部内を前記胴部の軸方向に延びる板状のへら部とを備え、前記内側係合部と前記外側係合部との係合によって前記胴部に対し分離可能に取り付けられている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の吐出容器によれば、吐出容器の内壁に付着した内容物を取り出し易くし、内容物を出来るだけ多く使うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1の実施の形態に係る吐出容器の断面図である。
図1のII-II断面図である。
蓋部を胴部から取り外した状態を示す断面図である。
へら部によって内容物を掻き落とした後に蓋部を胴部に取り付けた状態を示す断面図である。
へら部で内周面の内容物を掬っている状態を示す断面図である。
第2の実施の形態の吐出容器の断面図である。
外側係合部と内側係合部との係合を示す断面図である。
蓋部を胴部上で回転させる状態を示す側面図である。
へら部によって内容物が掻き落とされた状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明に従う吐出容器の実施形態について説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る吐出容器10の断面図である。
吐出容器10は、有底筒状の容器本体11と、容器本体11の上端に取り付けられる蓋部12と、蓋部12に取り付けられるキャップ13とを備える。
吐出容器10の内容物Lは、例えば化粧用のクリームやリキッドファンデーション等の粘度の高い液体である。
【0010】
容器本体11は、上面視で略円形の底壁14と、底壁14の周縁から上方に延出する円筒状の胴部15と、底壁14の周縁から下方に延出する円筒状の下側カバー部16とを一体に備える。
図1では、吐出容器10は、胴部15の軸線15aが上下方向に指向するように吐出容器10を立てて置いた正立姿勢の状態が示されている。
(【0011】以降は省略されています)

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