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公開番号2025060078
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170581
出願日2023-09-29
発明の名称エアゾール容器用吐出具
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 83/20 20250101AFI20250403BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】使用の際に吐出される内容物の泡質を変更することが可能なエアゾール容器用吐出具を提供することである。
【解決手段】ノズルヘッド10が、接続部11aと内側筒部11bとを備え、内側筒部11bの側面に流通溝部11fと流通孔11gとが設けられている第1ヘッド半体11と、内側筒部11bが嵌合する嵌合孔12cを備えるとともに内側筒部11bに対して回動自在の外側筒部12aとノズル部12bとを備え、連通孔12fが長孔とされている第2ヘッド半体12と、第1ヘッド半体11及び第2ヘッド半体12の何れか一方に設けられ、周方向に90度の角度範囲で延びる周溝16を備えた周溝筒体13と、第1ヘッド半体11及び第2ヘッド半体12の何れか他方に設けられ、周溝16に移動自在に係合する突起部14と、を有するエアゾール容器用吐出具1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
エアゾール容器のステムに装着されるノズルヘッドを備えたエアゾール容器用吐出具であって、
前記ノズルヘッドが、
前記ステムに接続される接続部と、前記接続部に連なる円筒状の内側筒部と、を備え、前記内側筒部の側面に前記内側筒部の上端から下方に向けて延びる流通溝部が設けられるとともに前記流通溝部において前記内側筒部を径方向に貫通する流通孔が設けられている第1ヘッド半体と、
前記内側筒部が嵌合する円形の嵌合孔を備えるとともに前記内側筒部に対して軸線を中心として回動自在の外側筒部と、前記外側筒部の上端に一体に連なるノズル部と、を備え、前記ノズル部の前記嵌合孔に連通する連通孔が、前記嵌合孔の直径よりも大きい長軸と前記嵌合孔の直径よりも小さい短軸とを有する長孔とされている第2ヘッド半体と、
前記第1ヘッド半体及び前記第2ヘッド半体の何れか一方に設けられ、前記軸線を中心とした周方向に90度の角度範囲で延びる周溝を備えた周溝筒体と、
前記第1ヘッド半体及び前記第2ヘッド半体の何れか他方に設けられ、前記周溝に係合して前記周溝に沿って移動自在の突起部と、を有することを特徴とするエアゾール容器用吐出具。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記周溝筒体が、前記第1ヘッド半体に一体に設けられ、
前記第2ヘッド半体が、前記外側筒部の外側を覆う被覆筒体を一体に備え、
前記突起部が前記被覆筒体の内周面に一体に設けられている、請求項1に記載のエアゾール容器用吐出具。
【請求項3】
前記エアゾール容器に固定されるカバー体と、
前記第1ヘッド半体及び前記カバー体の何れか一方に設けられたリブと、
前記第1ヘッド半体及び前記カバー体の何れか他方に設けられ、前記リブに係合する切欠き部と、を有し、
前記リブと前記切欠き部との係合により、前記第1ヘッド半体が前記カバー体に対して回り止めされるように構成されている、請求項1または2に記載のエアゾール容器用吐出具。
【請求項4】
前記エアゾール容器に固定されるカバー体と、
前記第1ヘッド半体に設けられた凸部と、
前記カバー体に設けられ、前記凸部を上方から係止する係止突起と、を有し、
前記凸部が前記係止突起に上方から係止されることにより、前記第1ヘッド半体が前記カバー体に抜け止めされるように構成されている、請求項1または2に記載のエアゾール容器用吐出具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアゾール容器のステムに装着されるノズルヘッドを備えたエアゾール容器用吐出具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、内容物とともに加圧ガスを収容しておき、ステムを押し下げまたは傾倒させることで内容物を当該ステムから外部に泡状に吐出させるようにしたエアゾール容器が知られている。このようなエアゾール容器は、内容物を吐出させる操作を容易にするために、吐出具を装着して使用されるのが一般的である。
【0003】
エアゾール用スパウトとも呼ばれるエアゾール容器用吐出具としては、エアゾール容器のステムに装着されるノズルヘッドを備えたものが知られている(例えば特許文献1参照)。この場合、ノズルヘッドは、ステムに接続される接続部と、吐出口となるノズル部と、接続部とノズル部とを連通する流路とを備えた構成とされており、ノズルヘッドが押下げ操作されてステムがノズルヘッドとともに押し下げられまたは傾倒すると、ステムから吐出された内容物が流路を介してノズル部に送られてノズル部から外部に吐出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-204091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記従来のエアゾール容器用吐出具では、吐出される内容物の泡質は常に一定であり、使用の際に、吐出される内容物を水っぽい泡にしたり、しっかりとした泡にしたりするなど、泡質を変更することはできず、この点で改良の余地があった。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、使用の際に吐出される内容物の泡質を変更することが可能なエアゾール容器用吐出具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のエアゾール容器用吐出具は、エアゾール容器のステムに装着されるノズルヘッドを備えたエアゾール容器用吐出具であって、前記ノズルヘッドが、前記ステムに接続される接続部と、前記接続部に連なる円筒状の内側筒部と、を備え、前記内側筒部の側面に前記内側筒部の上端から下方に向けて延びる流通溝部が設けられるとともに前記流通溝部において前記内側筒部を径方向に貫通する流通孔が設けられている第1ヘッド半体と、前記内側筒部が嵌合する円形の嵌合孔を備えるとともに前記内側筒部に対して軸線を中心として回動自在の外側筒部と、前記外側筒部の上端に一体に連なるノズル部と、を備え、前記ノズル部の前記嵌合孔に連通する連通孔が、前記嵌合孔の直径よりも大きい長軸と前記嵌合孔の直径よりも小さい短軸とを有する長孔とされている第2ヘッド半体と、前記第1ヘッド半体及び前記第2ヘッド半体の何れか一方に設けられ、前記軸線を中心とした周方向に90度の角度範囲で延びる周溝を備えた周溝筒体と、前記第1ヘッド半体及び前記第2ヘッド半体の何れか他方に設けられ、前記周溝に係合して前記周溝に沿って移動自在の突起部と、を有することを特徴とする。
【0008】
本発明のエアゾール容器用吐出具は、上記構成において、前記周溝筒体が、前記第1ヘッド半体に一体に設けられ、前記第2ヘッド半体が、前記外側筒部の外側を覆う被覆筒体を一体に備え、前記突起部が前記被覆筒体の内周面に一体に設けられているのが好ましい。
【0009】
本発明のエアゾール容器用吐出具は、上記構成において、前記エアゾール容器に固定されるカバー体と、前記第1ヘッド半体及び前記カバー体の何れか一方に設けられたリブと、前記第1ヘッド半体及び前記カバー体の何れか他方に設けられ、前記リブに係合する切欠き部と、を有し、前記リブと前記切欠き部との係合により、前記第1ヘッド半体が前記カバー体に対して回り止めされるように構成されているのが好ましい。
【0010】
本発明のエアゾール容器用吐出具は、上記構成において、前記エアゾール容器に固定されるカバー体と、前記第1ヘッド半体に設けられた凸部と、前記カバー体に設けられ、前記凸部を上方から係止する係止突起と、を有し、前記凸部が前記係止突起に上方から係止されることにより、前記第1ヘッド半体が前記カバー体に抜け止めされるように構成されているのが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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