TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025059710
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169971
出願日2023-09-29
発明の名称減圧吸収ボトル
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 1/02 20060101AFI20250403BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ボトル内の減圧時に可動壁部を上方に向けて回動しやすくする。
【解決手段】底壁部19の可動壁部22に複数のディンプル31が形成され、複数のディンプルが一方向Xに沿って連ねられてなる第1放射凹部26が、ボトル軸Oを径方向に挟む両側に各別に配設され、複数のディンプルが他方向Yに沿って連ねられてなる第2放射凹部27が、ボトル軸を径方向に挟む両側に各別に配設され、第1放射凹部は可動壁部における一方向の両端部から各別に径方向の内側に向けて延び、第2放射凹部は可動壁部における他方向の両端部から各別に径方向の内側に向けて延び、可動壁部において、一方向の両端部には、複数のディンプルが、少なくとも径方向および周方向に連ねられて、他の部分よりも密集して配設され、複数のディンプルが底面視で現す模様は、一方向に延びる第1線L1に対して対称形状を呈すると共に、他方向に延びる第2線L2に対して対称形状を呈する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
合成樹脂材料で形成された有底筒状の減圧吸収ボトルであって、
底部の底壁部が、
外周縁部に位置する接地部と、
前記接地部に径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、
前記立ち上がり周壁部の上端部から径方向の内側に向けて延びる環状の可動壁部と、を備え、
前記可動壁部は、前記立ち上がり周壁部との接続部分を中心に上下方向に回動自在に配設され、
前記可動壁部に、上方に向けて窪む曲面状に形成された複数のディンプルが形成され、
複数の前記ディンプルが径方向のうちの一方向に沿って連ねられてなる第1放射凹部が、ボトル軸を径方向に挟む両側に各別に配設され、
複数の前記ディンプルが径方向のうち、前記一方向に直交する他方向に沿って連ねられてなる第2放射凹部が、ボトル軸を径方向に挟む両側に各別に配設され、
前記第1放射凹部は、前記可動壁部における前記一方向の両端部から各別に径方向の内側に向けて延び、
前記第2放射凹部は、前記可動壁部における前記他方向の両端部から各別に径方向の内側に向けて延び、
前記可動壁部において、前記一方向の両端部には、複数の前記ディンプルが、少なくとも径方向および周方向に連ねられて、他の部分よりも密集して配設され、
底面視において、複数の前記ディンプルが現す模様は、前記一方向に延びる第1線に対して対称形状を呈するとともに、前記他方向に延びる第2線に対して対称形状を呈する、減圧吸収ボトル。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記可動壁部は、下方に向けて突の曲面状に形成され、
前記第1放射凹部および前記第2放射凹部は、前記可動壁部のうち最も下方に位置する最下部を径方向に跨いで配設されている、請求項1に記載の減圧吸収ボトル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、減圧吸収ボトルに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、合成樹脂材料で有底筒状に形成された減圧吸収ボトルとして、例えば下記特許文献1に示されるように、底部の底壁部が、外周縁部に位置する接地部と、接地部に径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、立ち上がり周壁部の上端部から径方向の内側に向けて延びる環状の可動壁部と、を備え、可動壁部が、立ち上がり周壁部との接続部分を中心に上方に向けて回動することにより、ボトル内の減圧を吸収する構成が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-7287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、可動壁部の形状によっては、ボトル内の減圧時に、可動壁部が前記接続部分を中心に上方に向けて回動しにくくなる場合があり、ボトル内圧の低下量(減圧度)が小さい場合であっても、底部を優先的に変形させ、胴部等の変形を抑えることについては改善の余地があった。
【0005】
本発明は、ボトル内の減圧時に、可動壁部を、立ち上がり周壁部との接続部分を中心に上方に向けて回動しやすくすることができる減圧吸収ボトルを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る減圧吸収ボトルは、合成樹脂材料で形成された有底筒状の減圧吸収ボトルであって、底部の底壁部が、外周縁部に位置する接地部と、前記接地部に径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、前記立ち上がり周壁部の上端部から径方向の内側に向けて延びる環状の可動壁部と、を備え、前記可動壁部は、前記立ち上がり周壁部との接続部分を中心に上下方向に回動自在に配設され、前記可動壁部に、上方に向けて窪む曲面状に形成された複数のディンプルが形成され、複数の前記ディンプルが径方向のうちの一方向に沿って連ねられてなる第1放射凹部が、ボトル軸を径方向に挟む両側に各別に配設され、複数の前記ディンプルが径方向のうち、前記一方向に直交する他方向に沿って連ねられてなる第2放射凹部が、ボトル軸を径方向に挟む両側に各別に配設され、前記第1放射凹部は、前記可動壁部における前記一方向の両端部から各別に径方向の内側に向けて延び、前記第2放射凹部は、前記可動壁部における前記他方向の両端部から各別に径方向の内側に向けて延び、前記可動壁部において、前記一方向の両端部には、複数の前記ディンプルが、少なくとも径方向および周方向に連ねられて、他の部分よりも密集して配設され、底面視において、複数の前記ディンプルが現す模様は、前記一方向に延びる第1線に対して対称形状を呈するとともに、前記他方向に延びる第2線に対して対称形状を呈する。
【0007】
可動壁部に、一対の第1放射凹部、および一対の第2放射凹部が配設されているので、可動壁部が、第1放射凹部と第2放射凹部とで周方向に挟まれた4つのパネル面部分に区画されることとなり、減圧吸収ボトル内の減圧時(以下、減圧時という)に、4つのパネル面部分を各別に、立ち上がり周壁部との接続部分を中心に上方に向けて回動させることが可能になり、可動壁部を、前記接続部分を中心に上方に向けて回動させやすくすることができる。
可動壁部において、前記一方向の両端部には、複数のディンプルが、少なくとも径方向および周方向に連ねられて、他の部分よりも密集して配設されているので、可動壁部における前記一方向の両端部の肉厚が、可動壁部のなかで最も厚く剛性が高くなる。したがって、4つのパネル面部分に、減圧時に、応力が集中しやすく前述した回動の起点となる部分を生じさせることが可能になり、可動壁部を前述のように回動させやすくすることができる。
底面視において、複数のディンプルが現す模様が、前記一方向に延びる第1線に対して対称形状を呈するとともに、前記他方向に延びる第2線に対して対称形状を呈するので、減圧時に、4つのパネル面部分を各別に、安定して前述のように回動させることができる。
【0008】
前記可動壁部は、下方に向けて突の曲面状に形成され、前記第1放射凹部および前記第2放射凹部は、前記可動壁部のうち最も下方に位置する最下部を径方向に跨いで配設されてもよい。
【0009】
可動壁部が、下方に向けて突の曲面状に形成されているので、可動壁部の受圧面積を確保することが可能になるとともに、減圧時における可動壁部の上方に向けた変形代を大きく確保することができる。
第1放射凹部および第2放射凹部が、可動壁部のうち、最も下方に位置し、減圧時に上方に向けて変形しにくい最下部を径方向に跨いで配設されているので、4つのパネル面部分にこの最下部が含まれることとなり、減圧時に、可動壁部を上方に向けて円滑に前述のように回動させやすくすることができる。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、ボトル内の減圧時に、可動壁部を、立ち上がり周壁部との接続部分を中心に上方に向けて回動しやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
6か月前
個人
ゴミ箱
6か月前
個人
包装体
6か月前
個人
収納用具
10か月前
個人
物品収納具
10か月前
個人
段ボール箱
24日前
個人
容器
3か月前
個人
ゴミ収集器
16日前
個人
段ボール箱
14日前
個人
折り畳み水槽
6か月前
個人
宅配システム
16日前
個人
パウチ補助具
5か月前
個人
土嚢運搬器具
2か月前
個人
コード類収納具
1か月前
個人
閉塞装置
3か月前
個人
ダンボール宝箱
6か月前
株式会社和気
包装用箱
2か月前
個人
圧縮収納袋
6か月前
個人
貯蔵サイロ
20日前
個人
ゴミ処理機
2か月前
個人
粘着テープ切断装置
8か月前
個人
袋入り即席麺
29日前
株式会社新弘
容器
6か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
5か月前
株式会社イシダ
包装装置
6か月前
三甲株式会社
蓋体
1か月前
株式会社新弘
容器
6か月前
三甲株式会社
容器
8か月前
個人
包装箱
3か月前
三甲株式会社
容器
9か月前
個人
塗料容器用蓋
6か月前
個人
搬送システム
8日前
株式会社イシダ
箱詰装置
8か月前
株式会社イシダ
搬送装置
今日
個人
粘着テープ剥がし具
7か月前
三甲株式会社
蓋体
3か月前
続きを見る