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公開番号2025012075
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114624
出願日2023-07-12
発明の名称シート装飾方法
出願人株式会社デュプロ
代理人個人
主分類B05D 3/06 20060101AFI20250117BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】低コストでシートを装飾できるシート装飾方法を提供する。
【解決手段】シート装飾方法は、紫外線硬化性を有するニスを、シートの表面上の第1領域A1と、第1領域A1よりも低い紫外線反射率を有する第2領域A2と、に塗布する塗布工程と、第1領域A1および第2領域A2に塗布されたニスに紫外線を照射し、第1領域A1に塗布されたニスを硬化させ、第2領域A2に塗布されたニスを半硬化させる硬化工程と、半硬化されたニスに所定の転写処理を実行する転写工程と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
紫外線硬化性を有するニスを、シートの表面上の第1領域と、前記第1領域よりも低い紫外線反射率を有する第2領域と、に塗布する塗布工程と、
前記第1領域および前記第2領域に塗布されたニスに紫外線を照射し、前記第1領域に塗布されたニスを硬化させ、前記第2領域に塗布されたニスを半硬化させる硬化工程と、
前記半硬化されたニスに所定の転写処理を実行する転写工程と、
を備えるシート装飾方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記塗布工程の前に、前記第1領域を、前記第2領域よりも紫外線反射率が高い色に印刷する印刷工程をさらに備える請求項1に記載のシート装飾方法。
【請求項3】
前記塗布工程の前に、前記第2領域を、前記第1領域よりも紫外線反射率が低い色に印刷する印刷工程をさらに備える請求項1に記載のシート装飾方法。
【請求項4】
前記塗布工程の前に、前記第2領域を黒色に印刷する印刷工程をさらに備え、
前記転写処理は、転写ウェブから転写物質を転写する処理である請求項1に記載のシート装飾方法。
【請求項5】
前記塗布工程の前に、前記第1領域の紫外線反射率と、前記第2領域の紫外線反射率と、の差が所定の閾値以上となるように前記第1領域および前記第2領域を印刷する印刷工程をさらに備える請求項1に記載のシート装飾方法。
【請求項6】
前記塗布工程の前に、表面が白色のシートに印刷する印刷工程であって、前記第1領域においてシートの表面の白色が残っている割合と、前記第2領域においてシートの表面の白色が残っている割合と、の差が所定の閾値以上となるように前記第1領域および前記第2領域を印刷する印刷工程をさらに備える請求項1に記載のシート装飾方法。
【請求項7】
前記塗布工程の前に、表面が白色のシートに印刷する印刷工程であって、前記第1領域の網点面積率と、前記第2領域の網点面積率と、の差が所定の閾値以上となるように前記第1領域および前記第2領域を印刷する印刷工程をさらに備える請求項1に記載のシート装飾方法。
【請求項8】
前記硬化工程では、前記第1領域および前記第2領域の両方の紫外線反射率に応じた照射条件で紫外線を照射する請求項1から7いずれかに記載のシート装飾方法。
【請求項9】
前記印刷工程において印刷される前のシートの表面は白色であり、
前記硬化工程では、前記第1領域においてシートの表面の白色が残っている割合と、前記第2領域においてシートの表面の白色が残っている割合とに応じた照射条件で紫外線を照射する請求項2から7のいずれかに記載のシート装飾方法。
【請求項10】
前記印刷工程において印刷される前のシートの表面は白色であり、
前記硬化工程では、前記第1領域の網点面積率と、前記第2領域の網点面積率とに応じた照射条件で紫外線を照射する請求項2から7のいずれかに記載のシート装飾方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート装飾方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
シートの表面に塗布されたニスに箔などの転写用物質を転写する技術が知られている。また、シートの表面に塗布されたニスに転写ウェブを密着させて、転写ウェブの表面形状をニスに転写する技術も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-167109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、シートの表面に、ニスでコーティングのみされたニスコーティング領域と、ニスに箔押しなどの転写処理を実行した転写領域と、を混在させる場合、コーティングのために機械にシートを通し、さらに転写処理のためにも機械にシートを通していた。つまり、機械にシートを2回通す必要があった。
【0005】
本発明はこうした状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、機械にシートを1回通すだけでニスコーティング領域と転写領域とが混在したシートを装飾できるシート装飾方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様のシート装飾方法は、紫外線硬化性を有するニスを、シートの表面上の第1領域と、第1領域よりも低い紫外線反射率を有する第2領域と、に塗布する塗布工程と、第1領域および第2領域に塗布されたニスに紫外線を照射し、第1領域に塗布されたニスを硬化させ、第2領域に塗布されたニスを半硬化させる硬化工程と、半硬化されたニスに所定の転写処理を実行する転写工程と、を備える。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、機械にシートを1回通すだけでニスコーティング領域と転写領域とが混在したシートを装飾できるシート装飾方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係るシート装飾システムを模式的に示す側面図である。
実施の形態に係るシート装飾システムを模式的に示す上面図である。
図3(a)、(b)は、半硬化されたニス層を示す図である。
図4(a)、(b)は、シートの平面図である。
実験結果をまとめた図である。
実験結果をまとめた図である。
実験結果をまとめた図である。
実験結果をまとめた図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、本発明において下地または下地画像とは、本発明のシート装飾システムに通す直前までに必要に応じて既に画像が形成されたシート面あるいはそのシート面に形成された画像をいう。下層色とは、その上に下地画像が印刷されるべきシート面の色をいう。
(【0011】以降は省略されています)

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