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公開番号
2025059520
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169656
出願日
2023-09-29
発明の名称
繰出容器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A45D
40/04 20060101AFI20250403BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】部品点数の削減を図り、低コストの繰出容器を提供する。
【解決手段】本発明に係る態様の繰出容器は、操作部と、伝達軸と、スリーブと、中皿と、を備えている。中皿は、中皿本体と、中皿本体から下方に延びる可動軸と、中皿本体から下方に延びるとともに、スリーブに前記周方向に係合することで、スリーブに対する中皿の回転を規制する規制筒と、を備えている。スリーブには、上下方向に延びる縦溝が形成されている。規制筒には、縦溝内を上下動可能に設けられるとともに、縦溝の内面に周方向で当接することで、スリーブに対する中皿の回転を規制するリブと、リブに対して周方向で異なる部分で、容器軸に交差する径方向に規制筒を貫通するとともに、規制筒の下端縁で開口する複数のスリットと、が形成されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
有底筒状の操作部と、
容器軸回りに延びる螺旋溝を有し、前記操作部の底壁から上方に延びる伝達軸と、
前記操作部の内側に前記伝達軸の外側を取り囲んで配置され、前記伝達軸に対して前記容器軸回りの周方向に回転可能に設けられたスリーブと、
前記伝達軸に対する前記スリーブの回転に伴い前記スリーブに対して上下動可能に、前記スリーブの内側に設けられた中皿と、を備え、
前記中皿は、
内容物を保持する中皿本体と、
前記螺旋溝に係合する係合突起を有し、前記中皿本体に一体に形成されて前記中皿本体から下方に延びる可動軸と、
前記中皿本体に一体に形成されて前記中皿本体から下方に延びるとともに、前記スリーブに前記周方向に係合することで、前記スリーブに対する前記中皿の回転を規制する規制筒と、を備え、
前記スリーブには、上下方向に延びる縦溝が形成され、
前記規制筒には、
前記縦溝内を上下動可能に設けられるとともに、前記縦溝の内面に前記周方向で当接することで、前記スリーブに対する前記中皿の回転を規制するリブと、
前記リブに対して前記周方向で異なる部分で、前記容器軸に交差する径方向に前記規制筒を貫通するとともに、前記規制筒の下端縁で開口する複数のスリットと、が形成されている繰出容器。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記可動軸は、前記容器軸と同軸に配置された筒状に形成され、
前記規制筒は、前記可動軸の周囲を取り囲んで配置され、
前記規制筒には、前記中皿が前記スリーブに装着された状態において、前記径方向において前記規制筒の内周面よりも前記可動軸の外周面に接近して配置されるとともに、前記可動軸における前記径方向の外側への変形を規制する変形抑制部が設けられている請求項1に記載の繰出容器。
【請求項3】
前記変形抑制部は、前記径方向に変位可能に前記規制筒に設けられ、
前記変形抑制部は、前記中皿が前記スリーブの上端開口部を通じて前記スリーブに装着される過程において、前記スリーブの内面によって前記径方向の内側に向けて押し込まれる案内突部を備えている請求項2に記載の繰出容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、繰出容器に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
繰出容器は、有底筒状の外装体と、外装体の内側に容器軸回りに回転可能に支持されたスリーブと、スリーブの内側に設けられて内容物を保持する中皿と、中皿及びスリーブ間に設けられスリーブに対する中皿の回転を規制する回転規制部と、を備えている(例えば、下記特許文献1参照)。繰出容器では、外装体とスリーブとを相対回転させると、スリーブの内側で中皿が上下動することで、スリーブを通じて内容物が進退する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-54486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術にあっては、部品点数の削減を図る点で未だ改善の余地があった。
【0005】
本発明は、部品点数の削減を図り、低コストの繰出容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
本発明の一態様に係る繰出容器は、有底筒状の操作部と、容器軸回りに延びる螺旋溝を有し、前記操作部の底壁から上方に延びる伝達軸と、前記操作部の内側に前記伝達軸の外側を取り囲んで配置され、前記伝達軸に対して前記容器軸回りの周方向に回転可能に設けられたスリーブと、前記伝達軸に対する前記スリーブの回転に伴い前記スリーブに対して上下動可能に、前記スリーブの内側に設けられた中皿と、を備え、前記中皿は、内容物を保持する中皿本体と、前記螺旋溝に係合する係合突起を有し、前記中皿本体に一体に形成されて前記中皿本体から下方に延びる可動軸と、前記中皿本体に一体に形成されて前記中皿本体から下方に延びるとともに、前記スリーブに前記周方向に係合することで、前記スリーブに対する前記中皿の回転を規制する規制筒と、を備え、前記スリーブには、上下方向に延びる縦溝が形成され、前記規制筒には、前記縦溝内を上下動可能に設けられるとともに、前記縦溝の内面に前記周方向で当接することで、前記スリーブに対する前記中皿の回転を規制するリブと、前記リブに対して前記周方向で異なる部分で、前記容器軸に交差する径方向に前記規制筒を貫通するとともに、前記規制筒の下端縁で開口する複数のスリットと、が形成されている。
【0007】
本態様によれば、規制筒を中皿本体及び可動筒と一体に形成することで、従来のようにスリーブと中皿との間に別体の回転規制部を設ける場合に比べ、部品点数の削減を図り、低コストの繰出容器を提供できる。
さらに、規制筒のリブがスリーブの縦溝内に係合することで、スリーブに対する中皿の回転を規制した上で、スリーブに対する中皿の上下動をスムーズに実現することができる。
【0008】
ここで、スリーブに対して中皿が上下動する過程において、スリーブと中皿との間に周方向への過剰な力が作用すると、リブが縦溝を乗り越えてしまう可能性がある。
これに対して、本態様では、規制筒のうち隣り合うスリット間に位置する部分(以下、外足部という。)が径方向の内側に弾性変形することで、スリーブは、リブが内周面上を摺動した状態で、中皿に対して回転する(いわゆる、オーバーラン)。スリーブが中皿に対してオーバーランした状態で、スリーブが中皿に対してさらに回転すると、リブが何れかの縦溝に再び差し掛かる。すると、外足部が径方向の外側に復元変形することで、リブと縦溝とが再び係合する。その結果、スリーブに対する中皿のオーバーランが規制される。すなわち、スリーブに対する中皿の回転が規制された上で、再び繰出操作や収容操作を行うことができる。
また、中皿とスリーブとの組付時において、スリーブ内に中皿を挿入する際、スリーブに対する中皿の下降に伴い、スリーブの内周面によってリブが径方向の内側に押し込まれる。これにより、外足部が径方向の内側に弾性変形することで、リブを有する場合であっても中皿をスリーブ内にスムーズに挿入させることができる。その後、リブが縦溝に到達した時点で、外足部が径方向の外側に復元変形することで、リブが縦溝内に係合する。その結果、中皿とスリーブとの組付性を向上させることができる。
【0009】
上記態様に係る繰出容器において、前記可動軸は、前記容器軸と同軸に配置された筒状に形成され、前記規制筒は、前記可動軸の周囲を取り囲んで配置され、前記規制筒には、前記中皿が前記スリーブに装着された状態において、前記径方向において前記規制筒の内周面よりも前記可動軸の外周面に接近して配置されるとともに、前記可動軸における前記径方向の外側への変形を規制する変形抑制部が設けられていることが好ましい。
例えば中皿が最上端位置にあるとき等において、操作部及びスリーブを繰出方向に相対回転させると、可動筒が径方向の外側に変形しながら係合突起が螺旋溝の上端を乗り越える可能性がある。
これに対して、本態様では、変形抑制部によって可動筒の径方向の外側への変形を規制することができる。そのため、係合突起が螺旋溝の上端を乗り越えることを抑制できる。
その結果、信頼性に優れた繰出容器を提供できる。
【0010】
上記態様に係る繰出容器において、前記変形抑制部は、前記径方向に変位可能に前記規制筒に設けられ、前記変形抑制部は、前記中皿が前記スリーブの上端開口部を通じて前記スリーブに装着される過程において、前記スリーブの内面によって前記径方向の内側に向けて押し込まれる案内突部を備えていることが好ましい。
本態様によれば、変形抑制部が径方向に変位可能に規制筒に設けられているため、中皿をスリーブ内に装着させる際に、スリーブに対する中皿の下降に伴い、スリーブの内面によって案内突部が径方向の内側に押し込まれる。これにより、スリーブへの中皿の装着に伴い、変形抑制部を可動筒に接近させることができる。そのため、中皿の成形時において、変形抑制部の追加に伴う成形性の低下を抑制できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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