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公開番号2025011653
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023113886
出願日2023-07-11
発明の名称流動物供給装置
出願人兵神装備株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B05C 11/10 20060101AFI20250117BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】 流動物が充填されたカートリッジが軟質であっても、流動物の自動吐出動作を安定させる。
【解決手段】 流動物供給装置1は、流動物Fが充填された充填容器91、及び充填容器91の一端部に設けられて流動物Fを充填容器91から流出させる流出口92を有するカートリッジ90を取外し可能に収容する収容容器2と、カートリッジ90から流出された流動物Fを吐出する吐出口4と、充填容器91の他端部を第1押圧力P1で押圧する第1押圧部3Aと、充填容器91と収容容器2との間の環状空間2cに第2押圧力P2に加圧された流体を供給する第2押圧部3Bと、を備える。流動物Fの吐出の開始のため第1押圧部3A及び第2押圧部3Bが起動するときに、第2押圧部3Bにより供給される流体が第2押圧力P2に到達した後、第1押圧部3Aによる押圧力が第1押圧力P1に到達する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
薄膜で成形されて流動物が充填された充填容器、及び前記充填容器の一端部に設けられて前記流動物を前記充填容器から流出させる流出口を有するカートリッジを、取外し可能に収容する収容容器と、
前記収容容器に設けられ、前記カートリッジから流出された流動物を吐出する吐出口と、
前記カートリッジが前記収容容器に収容された収容状態において、前記充填容器の他端部を第1押圧力で押圧する第1押圧部と、
前記収容状態において、前記充填容器と前記収容容器との間の環状空間に、第2押圧力に加圧された流体を供給する第2押圧部と、
を備え、
前記流動物の吐出の開始のため前記第1押圧部及び前記第2押圧部が起動するときに、前記第2押圧部により供給される前記流体が前記第2押圧力に到達した後、前記第1押圧部による押圧力が前記第1押圧力に到達する、
流動物供給装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記第1押圧部は、前記収容容器の内部を摺動する押圧部材を有し、前記収容容器の前記内部が、前記押圧部材により、前記カートリッジが収容されるべき収容空間と、加圧された流体が供給される圧力室とに仕切られ、
前記押圧部材が、前記圧力室に供給された前記流体により、前記充填容器の前記他端部を押圧するよう駆動される、
請求項1に記載の流動物供給装置。
【請求項3】
前記第1押圧力が前記第2押圧力よりも大きい、
請求項2に記載の流動物供給装置。
【請求項4】
前記第2押圧部により供給される前記流体の圧力が、前記第1押圧部による前記押圧力に先立って立ち上がる、
請求項1から3のいずれか1項に記載の流動物供給装置。
【請求項5】
前記第2押圧部により供給される前記流体の圧力が前記第2押圧力に到達した後に前記第1押圧部による前記押圧力を前記第1押圧力に到達させるように、少なくとも前記第1押圧部による前記押圧力の上昇速度を調整する速度調整部を更に備える、
請求項1から3のいずれか1項に記載の流動物供給装置。
【請求項6】
前記第2押圧部が、前記環状空間に供給される前記流体の圧力を前記第2押圧力に保つ圧力リリーフ部を有する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の流動物供給装置。
【請求項7】
前記収容容器が、両端が開口した容器本体と、前記容器本体の一端又は他端に選択的に装着される第1ヘッドと、前記容器本体の前記一端及び前記他端のうち前記第1ヘッドとは反対側に装着される第2ヘッドと、を有し、
前記吐出口が前記第1ヘッドに設けられ、前記第1押圧部が前記第2ヘッドに設けられている、
請求項1から3のいずれか1項に記載の流動物供給装置。
【請求項8】
前記第1押圧部及び前記第2押圧部の動作を制御する制御部を更に備える、
請求項1から3のいずれか1項に記載の流動物供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流動物供給装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、筒状のカートリッジから液体材料を定量吐出する定量吐出装置を開示している。カートリッジは、液体材料が充填される充填室を圧縮するピストンを有する。定量吐出装置は、カートリッジを収容する筒状の装置本体を有する。圧縮空気を装置本体内へと供給することによってピストンが押圧され、液体材料がカートリッジから吐出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6084322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、カートリッジの中には、環境負荷を考慮して、軟質の材料で成形されているものもある。このようなカートリッジを対象にして、押圧力が上記同様に圧力バランスへの配慮なく供給されると、カートリッジが部分的に折れ曲がったり、最悪の場合、カートリッジ内圧の急増により破壊されたり等、定量吐出が困難になるおそれがある。
【0005】
本発明は、流動物が充填されたカートリッジが軟質であっても、流動物を自動的に吐出する動作を安定させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態は、薄膜で成形されて流動物が充填された充填容器、及び前記充填容器の一端部に設けられて前記流動物を前記充填容器から流出させる流出口を有するカートリッジを、取外し可能に収容する収容容器と、前記収容容器に設けられ、前記カートリッジから流出された流動物を吐出する吐出口と、前記カートリッジが前記収容容器に収容された収容状態において、前記充填容器の他端部を第1押圧力で押圧する第1押圧部と、前記収容状態において、前記充填容器と前記収容容器との間の空間に、第2押圧力に加圧された流体を供給する第2押圧部と、を備え、前記流動物の吐出の開始のため前記第1押圧部及び前記第2押圧部が起動するときに、前記第2押圧部により供給される前記流体が前記第2押圧力に到達した後、前記第1押圧部による押圧力が前記第1押圧力に到達する、流動物供給装置を提供する。
【0007】
上記構成によれば、充填容器及びその一端部に設けられた流出口を有するカートリッジが、取外し可能に収容容器に収容される。充填容器に充填された流動物は、第1押圧部及び第2押圧部の作用で、収容容器に設けられた吐出口を介し、収容容器から自動的に吐出される。充填容器は、薄膜で成形されているため流動物が空になった後小さく折りたたむことができ、廃棄物の減容等によって環境負荷の低減に貢献できる一方、軟質であるため流動物を良好に吐出するための形状を保つ力が弱い。
【0008】
第1押圧部は、充填容器の他端部、すなわち流出口とは反対側の端部に第1押圧力を付与する。他方、第2押圧部は、充填容器と収容容器との間の空間に第2押圧力の流体を供給し、それにより充填容器の外周面に第2押圧力を付与する。このため、第1押圧力が充填容器の内周面に付与されても、第2押圧力により薄膜の充填容器の外周が十分に支えられ、内圧と外圧の差圧も小さい状態で流出口方向への第1押圧力が付与されるため、充填容器がひしゃげることなく吐出困難に至る変形や破裂を防止できる。特に、吐出開始時に、第2押圧部により供給される流体の圧力が第2押圧力に到達してから、第1押圧部による押圧力が第1押圧力に到達する。第1押圧部及び第2押圧部が安定動作に入る前の過渡期において、充填容器が吐出困難に至る変形や破裂するおそれを低減できる。これにより、第1押圧力が、吐出のためのエネルギーとして有効に活用され、カートリッジが軟質であっても流動物の吐出動作を安定化できる。
【0009】
前記第1押圧部は、前記収容容器の内部を摺動する押圧部材を有し、前記収容容器の前記内部が、前記押圧部材により、前記カートリッジが収容されるべき収容空間と、加圧された流体が供給される圧力室とに仕切られ、前記押圧部材が、前記圧力室に供給された前記流体により、前記充填容器の前記他端部を押圧するよう駆動されてもよい。
【0010】
上記構成によれば、押圧部材の他端部に第1押圧力を満遍なく付与でき、吐出動作が安定する。また、吐出動作に応じて、押圧部材が摺動して収容空間が圧縮され、薄膜のカートリッジが自動的に減容する。カートリッジの廃棄作業の省力化に資する。さらに、他の方式の押圧機構に比べて流動物供給装置の大きさを小さくすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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