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公開番号2024168202
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023084679
出願日2023-05-23
発明の名称塗装装置
出願人株式会社大気社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B05B 16/60 20180101AFI20241128BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】塗装室内で安定的な気流を実現する。
【解決手段】塗装装置であって、対象物を塗装する塗装室と、前記塗装室の天井面の中央に配置され、前記対象物の搬送方向に沿って延在する給気ダクトと、を備え、前記給気ダクトは、前記天井面から前記塗装室内へ突出し、前記塗装室内へ向けて前記搬送方向と交差する交差面において放射方向に気体を吹き出す半円筒吹出部を有する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
対象物を塗装する塗装室と、
前記塗装室の天井面の中央に配置され、前記対象物の搬送方向に沿って延在する給気ダクトと、を備え、
前記給気ダクトは、前記天井面から前記塗装室内へ突出し、前記塗装室内へ向けて前記搬送方向と交差する交差面において放射方向に気体を吹き出す半円筒吹出部を有することを特徴とする塗装装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記給気ダクトは、前記塗装室内へ向けて前記交差面において水平方向に気体を吹き出す水平吹出口をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の塗装装置。
【請求項3】
前記給気ダクトは、前記半円筒吹出部と前記水平吹出口との間に配され、水平方向に延在するガイド板をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の塗装装置。
【請求項4】
前記ガイド板は、前記給気ダクトの表面から水平方向に突出していることを特徴とする請求項3に記載の塗装装置。
【請求項5】
前記塗装室は、前記天井面と、第1の側壁面と、前記第1の側壁面と対向する第2の側壁面とを備え、
前記給気ダクトは、
前記給気ダクトから前記塗装室内に給気される気体の一部を前記第1の側壁面に向けて水平方向に誘導する第1の水平吹出口と、
前記給気ダクトから前記塗装室内に給気される気体の一部を前記第2の側壁面に向けて水平方向に誘導する第2の水平吹出口と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の塗装装置。
【請求項6】
前記半円筒吹出部は、前記第1の水平吹出口の下端と、前記第2の水平吹出口の下端とを結ぶ直線を直径とする半円筒の形状を有することを特徴とする請求項5に記載の塗装装置。
【請求項7】
前記塗装室は、前記天井面と、側壁面とを備え、
前記天井面と前記側壁面とにより形成される角部に、前記天井面に沿って水平方向に移動する気体を前記側壁面に沿って誘導するコーナーガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の塗装装置。
【請求項8】
前記コーナーガイド部は、所定の曲率を有する曲面を備え、
前記曲面を介して前記天井面と前記側壁面とが接続されることを特徴とする請求項7に記載の塗装装置。
【請求項9】
前記放射方向に応じて、前記給気ダクトから前記塗装室内へ吹き出す気体の風速が異なることを特徴とする請求項1に記載の塗装装置。
【請求項10】
前記給気ダクトは、
半円筒形状の外枠と、
複数の開口部を有する調整板と、
前記外枠と前記調整板との間に配置された半円筒形状のフィルタと、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の塗装装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗装装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車体等の塗装対象物を塗装する塗装ブースが知られている。特許文献1は、塗装室1の天井面から給気を行い、塗装室1の下方の排気口3から排出する塗装ブースを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭49-112857号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、塗装ブースの天井面の中央に配置された給気面がフラットであるため、塗装室内全体に空気を送ることが難しく、壁面が汚れたり、気流渦が発生して変色の原因となったりするという課題がある。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、塗装室内で安定的な気流を実現するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明の一態様による塗装装置は、
対象物を塗装する塗装室と、
前記塗装室の天井面の中央に配置され、前記対象物の搬送方向に沿って延在する給気ダクトと、を備え、
前記給気ダクトは、前記天井面から前記塗装室内へ突出し、前記塗装室内へ向けて前記搬送方向と交差する交差面において放射方向に気体を吹き出す半円筒吹出部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、塗装室内で安定的な気流を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る塗装装置の構成例を示す正面図である。
一実施形態に係る塗装装置の構成例を示す外観図である。
一実施形態に係る給気ダクトから給気された気体の気流分布の説明図である。
一実施形態に係る給気ダクトがガイド板を備える場合の気流分布の説明図である。
一実施形態に係る塗装室の角部の構成例を示す図である。
一実施形態に係る給気ダクトの放射方向に応じた風速又は風量の一例を示す図である。
一実施形態に係る給気ダクトの構造の断面図である。
一実施形態に係る給気ダクトの外枠の外観図である。
一実施形態に係る給気ダクトの外枠及び調整版の外観図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<塗装装置の構成>
図1は、一実施形態に係る塗装装置の正面図である。また、図2は、一実施形態に係る塗装装置の外観図である。塗装装置10は、対象物40を塗装する塗装室20を備える。なお、本実施形態では、塗装の対象物は車体であるが、他の対象物にも本実施形態を適用可能である。塗装室20は、天井面201、側壁面202、側壁面203、底面204により囲まれて形成されている。載置台60に載置されて塗装室20内に搬送方向70に沿って搬送されてきた対象物40に対して、塗装スプレー装置50がスプレー塗装を行う。塗装スプレー装置50は、塗装室20内に左右対称に設けられており、側壁面203の側にも配置されている(不図示)。塗装装置10は、塗装室20の天井面201の中央に配置された給気ダクト30を備えている。塗装室20の上方に設けられた給気スペース15から給気ダクト30に気体(例えば空気)が供給され、給気ダクト30の表面から塗装室20内へ気体が吹き出される。給気ダクト30は、対象物40の搬送方向70に沿って延在し、天井面201から塗装室20内へ突出している。給気ダクト30は、塗装室20内へ向けて搬送方向70と交差する交差面において放射方向に気体を吹き出す半円筒吹出部300を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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