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公開番号
2024158774
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074292
出願日
2023-04-28
発明の名称
吐出器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B05B
11/00 20230101AFI20241031BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】付勢部材と内容物との接触を抑制する。
【解決手段】貯留空間Aを有するシリンダ11と、吐出孔25が形成された吐出ヘッド14と、ピストン15と、付勢部材16と、操作レバー18と、を備え、シリンダは、本体筒21と供給筒22とを備え、供給筒に、容器本体W内と貯留空間とを連通する供給孔26が形成され、供給筒内には、供給孔を閉塞し、貯留空間内の負圧時に供給孔を開く下部弁体17が設けられ、ピストンは、本体筒内に上下摺動可能に嵌合された摺動筒部27と、供給筒内に挿入された流路筒部31と、を備え、流路筒部内は、供給孔と貯留空間内とを連通し、流路筒部には、供給筒内に上下摺動可能に嵌合された第1シール筒部32が設けられ、付勢部材は、供給筒の内周面と流路筒部の外周面との間に設けられ、付勢部材の下端部は、第1シール筒部に支持されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
容器本体内の内容物が貯留される貯留空間を有するとともに、上下方向に延びるシリンダと、
前記貯留空間からの内容物を吐出する吐出孔が形成された吐出ヘッドと、
前記シリンダ内に上下摺動可能に嵌合されたピストンと、
前記ピストンを下方付勢状態で上方移動可能に支持する付勢部材と、
前記シリンダ内において前記貯留空間の下側に位置する部分に差し込まれ、前記ピストンを押上げる操作レバーと、を備え、
前記シリンダは、有底筒状の本体筒と、前記本体筒より小径に形成されるとともに、前記本体筒の底壁を上下方向に貫く供給筒と、を備え、
前記供給筒に、前記容器本体内と前記貯留空間とを連通する供給孔が形成され、
前記供給筒内には、前記供給孔を閉塞し、前記貯留空間内の負圧時に前記供給孔を開く下部弁体が設けられ、
前記ピストンは、前記本体筒内に上下摺動可能に嵌合された摺動筒部と、前記供給筒内に挿入された流路筒部と、を備え、
前記流路筒部内は、前記供給孔と前記貯留空間内とを連通し、
前記流路筒部には、前記供給筒内に上下摺動可能に嵌合された第1シール筒部が設けられ、
前記付勢部材は、前記供給筒の内周面と前記流路筒部の外周面との間に設けられ、
前記付勢部材の下端部は、前記第1シール筒部に支持されている、吐出器。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記供給筒に、前記容器本体内と前記供給筒内とを連通する外気導入孔が形成され、
前記流路筒部には、前記第1シール筒部より下方に位置する第2シール筒部が設けられ、
前記第1シール筒部および前記第2シール筒部は、前記供給筒内において、前記外気導入孔を上下方向に挟む各部分に上下摺動可能に嵌合され、
上方移動した前記ピストンの前記第1シール筒部と前記供給筒の内周面との間には、外気が前記外気導入孔に向けて通過可能な外気導入通路が設けられている、請求項1に記載の吐出器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吐出器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば下記特許文献1に示されるように、容器本体内の内容物が貯留される貯留空間を有するとともに、上下方向に延びるシリンダと、貯留空間からの内容物を吐出する吐出孔が形成された吐出ヘッドと、シリンダ内に上下摺動可能に嵌合されたピストンと、ピストンを下方付勢状態で上方移動可能に支持する付勢部材と、シリンダ内において貯留空間の下側に位置する部分に差し込まれ、ピストンを押上げる操作レバーと、を備え、付勢部材が貯留空間に設けられた吐出器が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-24586号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の吐出器では、吐出する内容物の種類によっては、内容物と接する付勢部材が劣化したり、内容物が変質したりするおそれが考えられる。
【0005】
本発明は、付勢部材と内容物との接触を抑制することができる吐出器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る吐出器は、容器本体内の内容物が貯留される貯留空間を有するとともに、上下方向に延びるシリンダと、前記貯留空間からの内容物を吐出する吐出孔が形成された吐出ヘッドと、前記シリンダ内に上下摺動可能に嵌合されたピストンと、前記ピストンを下方付勢状態で上方移動可能に支持する付勢部材と、前記シリンダ内において前記貯留空間の下側に位置する部分に差し込まれ、前記ピストンを押上げる操作レバーと、を備え、前記シリンダは、有底筒状の本体筒と、前記本体筒より小径に形成されるとともに、前記本体筒の底壁を上下方向に貫く供給筒と、を備え、前記供給筒に、前記容器本体内と前記貯留空間とを連通する供給孔が形成され、前記供給筒内には、前記供給孔を閉塞し、前記貯留空間内の負圧時に前記供給孔を開く下部弁体が設けられ、前記ピストンは、前記本体筒内に上下摺動可能に嵌合された摺動筒部と、前記供給筒内に挿入された流路筒部と、を備え、前記流路筒部内は、前記供給孔と前記貯留空間内とを連通し、前記流路筒部には、前記供給筒内に上下摺動可能に嵌合された第1シール筒部が設けられ、前記付勢部材は、前記供給筒の内周面と前記流路筒部の外周面との間に設けられ、前記付勢部材の下端部は、前記第1シール筒部に支持されている。
【0007】
本発明によれば、操作レバーを操作して、付勢部材による下方付勢力に抗してピストンを上昇させると、貯留空間内が正圧になり、下部弁体による供給孔の閉塞が保たれ、貯留空間内の内容物が吐出孔から吐出される。その後、操作レバーを解放すると、ピストンが付勢部材により下方に復元移動させられ、貯留空間内が負圧になり、下部弁体が供給孔を開放し、容器本体内の内容物が供給孔および流路筒部内を通過して貯留空間内に供給される。
この際、付勢部材の下端部を支持している第1シール筒部が、供給筒の内周面に当接していることから、内容物が、供給筒の内周面と流路筒部の外周面との間において、第1シール筒部より上方に位置する部分に流入することがなく、付勢部材と内容物との接触を抑制することができる。
【0008】
前記供給筒に、前記容器本体内と前記供給筒内とを連通する外気導入孔が形成され、前記流路筒部には、前記第1シール筒部より下方に位置する第2シール筒部が設けられ、前記第1シール筒部および前記第2シール筒部は、前記供給筒内において、前記外気導入孔を上下方向に挟む各部分に上下摺動可能に嵌合され、上方移動した前記ピストンの前記第1シール筒部と前記供給筒の内周面との間には、外気が前記外気導入孔に向けて通過可能な外気導入通路が設けられてもよい。
【0009】
操作レバーを解放し、ピストンを付勢部材により下方に復元移動するときに、容器本体内の内容物が、供給孔および流路筒部内を通過して貯留空間内に供給されるとともに、外気が、外気導入通路および外気導入孔を通して容器本体内に供給される。これにより、容器本体の減容変形が抑制される。
第1シール筒部および第2シール筒部が、供給筒内において、外気導入孔を上下方向に挟む各部分に上下摺動可能に嵌合されているので、容器本体内の内容物が、意図せず外気導入孔を通して供給筒内に流入しても、この内容物を、第1シール筒部と第2シール筒部との間にとどまらせることが可能になり、付勢部材と内容物との接触を抑制することができる。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、付勢部材と内容物との接触を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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