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公開番号
2025021157
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124912
出願日
2023-07-31
発明の名称
繰出容器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A45D
40/04 20060101AFI20250205BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】被嵌合部にクラック発生することを抑制できる繰出容器を提供する。
【解決手段】本発明に係る態様の繰出容器では、操作体には、容器軸方向に延在し、外周面に容器軸に交差する径方向外方に突出する第1係止突起が形成されている嵌合部が形成され、繰出部材が、内側に嵌合部が容器軸方向に差し込まれることで嵌合部が嵌合され、内周面に径方向内方に突出しかつ第1係止突起が上方から係止する第2係止突起が形成されている筒状の被嵌合部を有し、被嵌合部の外周面には、スリーブが摺接する摺接リングが配置されており、被嵌合部の下端面のうち、容器軸方向に沿う縦断面視で、摺接リングと容器軸方向で重なる位置には、上方に窪む凹部が形成されており、第2係止突起は、容器軸回りに延在し、第2係止突起のうち凹部に対して容器軸回りの位置をずらした部分には、第2係止突起の、容器軸回りの延在を分断する切欠部が形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
有底筒状の操作体と、
容器軸回りに延びる螺旋溝を有し、前記操作体の底壁から上方に延びる伝達軸を有し、前記操作体に対する前記容器軸回りの回転が規制された状態で前記操作体に固定される繰出部材と、
前記操作体の内側に前記伝達軸の外側を取り囲んで配置され、前記伝達軸に対して前記容器軸回りの周方向に回転可能に設けられたスリーブと、
前記伝達軸に対する前記スリーブの回転に伴い前記スリーブに対して上下動可能に、前記スリーブの内側に設けられた中皿と、を備え、
前記操作体には、前記容器軸方向に延在し、外周面に前記容器軸に交差する径方向外方に突出する第1係止突起が形成されている嵌合部が形成され、
前記繰出部材が、内側に前記嵌合部が前記容器軸方向に差し込まれることで前記嵌合部が嵌合され、内周面に前記径方向内方に突出しかつ前記第1係止突起が上方から係止する第2係止突起が形成されている筒状の被嵌合部を有し、
前記被嵌合部の外周面には、前記スリーブが摺接する摺接リングが配置されており、
前記被嵌合部の下端面のうち、前記容器軸方向に沿う縦断面視で、前記摺接リングと前記容器軸方向で重なる位置には、上方に窪む凹部が形成されており、
前記第2係止突起は、前記容器軸回りに延在し、
前記第2係止突起のうち前記凹部に対して前記容器軸回りの位置をずらした部分には、当該第2係止突起の、前記容器軸回りの延在を分断する切欠部が形成されていることを特徴とする繰出容器。
続きを表示(約 79 文字)
【請求項2】
前記切欠部が、前記凹部に対して前記容器軸回りの両側に90度ずれた位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の繰出容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、繰出容器に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
繰出容器は、有底筒状の操作体と、容器軸回りに延びる螺旋溝を有し、操作体の底壁から上方に延びる伝達軸を有し、操作体に対する容器軸回りの回転が規制された状態で操作体に固定される繰出部材と、操作体の内側に伝達軸の外側を取り囲んで配置され、伝達軸に対して容器軸回りの周方向に回転可能に設けられたスリーブと、伝達軸に対するスリーブの回転に伴いスリーブに対して上下動可能に、スリーブの内側に設けられた中皿と、を備えている(例えば、下記特許文献1参照)。このような繰出容器では、操作体に形成された嵌合部を繰出部材に形成された筒状の被嵌合部内にアンダーカット嵌合させることによって操作体と繰出部材とを組み立てている。そして、操作体とスリーブとを相対的に回転させると、スリーブの内側で中皿が上下動することで、スリーブを通じて内容物が進退する。繰出部材の被嵌合部の外周面には、繰出部材とスリーブとを容器軸回りに相対的に回転させる際にスリーブに摺接する摺接リングが設けられており、繰出部材は、摺接リングをインサートとして成形される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-54486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術では、繰出部材のインサート成形後の離型時に、特に、被嵌合部内に配置されている中子を抜く際に、被嵌合部にクラックが発生することがあった。そのため、このようなクラックの抑制を図る点で未だ改善の余地があった。
【0005】
本発明は、被嵌合部にクラック発生することを抑制できる繰出容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
本発明の一態様に係る繰出容器は、底筒状の操作体と、容器軸回りに延びる螺旋溝を有し、前記操作体の底壁から上方に延びる伝達軸を有し、前記操作体に対する前記容器軸回りの回転が規制された状態で前記操作体に固定される繰出部材と、前記操作体の内側に前記伝達軸の外側を取り囲んで配置され、前記伝達軸に対して前記容器軸回りの周方向に回転可能に設けられたスリーブと、前記伝達軸に対する前記スリーブの回転に伴い前記スリーブに対して上下動可能に、前記スリーブの内側に設けられた中皿と、を備え、前記操作体には、前記容器軸方向に延在し、外周面に前記容器軸に交差する径方向外方に突出する第1係止突起が形成されている嵌合部が形成され、前記繰出部材が、内側に前記嵌合部が前記容器軸方向に差し込まれることで前記嵌合部が嵌合され、内周面に前記径方向内方に突出しかつ前記第1係止突起が上方から係止する第2係止突起が形成されている筒状の被嵌合部を有し、前記被嵌合部の外周面には、前記スリーブが摺接する摺接リングが配置されており、前記被嵌合部の下端面のうち、前記容器軸方向に沿う縦断面視で、前記摺接リングと前記容器軸方向で重なる位置には、上方に窪む凹部が形成されており、前記第2係止突起は、前記容器軸回りに延在し、前記第2係止突起のうち前記凹部に対して前記容器軸回りの位置をずらした部分には、当該第2係止突起の、前記容器軸回りの延在を分断する切欠部が形成されている。
【0007】
本態様によれば、摺接リングをインサートとして繰出部材を成形した後の離型時に、特に筒状の被嵌合部の内側に配置された型を引き抜く際に、被嵌合部の内周面に径方向内方に突出する第2係止突起が形成されていることに起因して被嵌合部が径方向外方に広がるように弾性変形するが、第2係止突起に切欠部が形成されているので、離型時における被嵌合部の径方向外方への弾性変形量を抑制できる。これにより、被嵌合部に、特に繰出部材の成型時のゲート凹部に対応する被嵌合部のうち凹部が形成されている部分に過剰な負荷がかかることを抑制し、離型時に被嵌合部にクラックが生じにくくなる。また、切欠部が凹部に対して容器軸回りにおける位置をずらした部分に設けられているので、切欠部を凹部と容器軸回りで位置合わせした箇所に設ける場合と比較して、被嵌合部のうち凹部が形成されている部分における強度が低下しにくくなり、離型時のクラックの発生をより確実に抑制できる。なお、凹部が上下方向で見たときに摺接リングと少なくとも部分的に重なる径方向位置に形成されているので、繰出部材の成型時における材料の良好な湯流れを維持できる。
【0008】
上記態様に係る繰出容器において、前記切欠部が、前記凹部に対して前記容器軸回りの両側に90度ずれた位置に設けられていることが好ましい。
本態様によれば、離型時のクラックの発生をさらに確実に抑制できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、被嵌合部を成形した後の離型時に、被嵌合部にクラックが生じることを確実に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係る繰出容器の断面図である。
操作体の平面図である。
繰出部材の底面図である。
繰出部材の拡大断面図である。
スリーブの部分断面図である。
中皿の部分断面図である。
一実施形態に係る繰出容器の使用時における動作説明図である。
外装モジュールとカートリッジとの着脱方法を説明するための動作説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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