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公開番号
2024064656
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-14
出願番号
2022173414
出願日
2022-10-28
発明の名称
物品取付具
出願人
個人
代理人
個人
主分類
A45C
13/00 20060101AFI20240507BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】
バッグのショルダーベルト等の任意の場所に装着可能で、比較的に重い物品を取り付けても、ショルダーベルト等の装着場所からずれることなく安定して物品を保持できる物品取付具を提供することを目的とする。
【解決手段】
物品取付具1の本体右部3を4つに区画し、各区画部の表面にそれぞれ係着部材を9・10・11・12を設けるとともに、各区画部の内部にそれぞれプレート13・14・15・16を設け、本体左部4の裏面に係着部材20・21・22・23を設ける。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
本体右部(3)と本体左部(4)で構成された本体部(2)と、
前記本体右部(3)が略中空であるとともに、右上区画部(5)、左上区画部(6)、右下区画部(7)及び左下区画部(8)に区画され、
前記右上区画部(5)の表面に設けられた表面右上係着部材(9)と、
前記左上区画部(6)の表面に設けられた表面左上係着部材(10)と、
前記右下区画部(7)の表面に設けられた表面右下係着部材(11)と、
前記左下区画部(8)の表面に設けられた表面左下係着部材(12)と、
前記右上区画部(5)の内部に設けられた右上プレート(13)と、
前記左上区画部(6)の内部に設けられた左上プレート(14)と、
前記右下区画部(7)の内部に設けられた右下プレート(15)と、
前記左下区画部(8)の内部に設けられた左下プレート(16)と、
前記本体左部(4)の表面右寄りの位置に上下方向に延在するように設けられた帯部材(17)と、
前記本体右部(3)の裏面に設けられた滑り止め部材(19)と、
前記右上区画部(5)及び前記右下区画部(7)を裏面方向に折り曲げ、さらに、前記左上区画部(6)及び前記左下区画部(8)を裏面方向に折り曲げた場合に、前記表面右上係着部材(9)及び前記表面右下係着部材(11)がそれぞれ接する前記本体左部(4)の裏面の位置に、それぞれ設けられた裏面左上係着部材(20)及び裏面左下係着部材(21)と、
さらに、前記帯部材(17)が設けられた前記本体左部(4)の表面右寄りの部位を裏面方向に折り曲げた場合に、前記表面左上係着部材(10)及び前記表面左下係着部材(12)がそれぞれ接する前記本体左部(4)の裏面の位置に、それぞれ設けられた裏面右上係着部材(22)及び裏面右下係着部材(23)を備えたことを特徴とする物品取付具(1)。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
前記帯部材(17)は、上側部位(24)、下側部位(25)及び中央部位(26)から構成され、
前記上側部位(24)及び前記下側部位(25)が前記本体左部(4)の表面に固定され、
前記中央部位(26)は、前記本体左部(4)に固定されずに、前記上側部位(24)の下端部と前記下側部位(25)の上端部から延出して立ち上がるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の物品取付具(1)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を取り付けるための物品取付具に関し、具体的には、ショルダーバッグやリュックサック等のバッグのショルダーベルト等に着脱可能な物品取付具であり、バッグのショルダーベルト等の任意の位置に物品取付具を捲回して装着し、その状態で物品取付具に任意の物品を取り付けることを可能にする物品取付具に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、外出時にショルダーバッグやリュックサック等のバッグを携行し、外出時に必要な物品をバッグ内に収容することが行われている。しかし、物品の中には、頻繁に利用する物もあり、いちいちバッグから出し入れするのが面倒であったり、或いは、濡れていたり汚れている物品は、バッグの中に収容したくないような物も存在する。そのため、このような濡れていたり、汚れている物品は、止む無く手で持つ必要があった。
【0003】
一方、例えば、リュックサックのショルダーベルトに、元々、所謂Dカンが取り付けられており、Dカンに物品を取り付けることができるようなバッグもあり、上述したようなバッグ内に収容したくない物品を手に持つことなく、バッグに取り付けることができるものも存在する。しかしながら、こうしたDカンは、バッグの製造時に元々設けられたものであり、Dカンの位置を変更することができず不便であり、また、そもそも、そのようなDカンが予め設けられたバッグを探して購入する必要があった。
或いは、通常のショルダーバッグにおいても、ショルダーベルトとバッグ本体の付け根部分に物品を引っ掛けることもできるが、引っ掛ける位置は限定されるし、また、引っ掛ける物品の形状も限定されるという問題があった。
【0004】
特許文献1は、螺旋状ゴム紐部と、該螺旋状ゴム紐部の一端に設けられる閉ループ状部と、を備え、上記螺旋状ゴム紐部は、芯用ゴム糸状体及び芯用補強糸状体を有しており、該芯用ゴム糸状体及び該芯用補強糸状体を同時に引っ張った状態で該芯用ゴム糸状体又は該芯用補強糸状体の周りを2以上の旋回紐を旋回させつつ組まれて表皮層を形成され、該芯用ゴム糸状体及び該芯用補強糸状体の両端を互いに固定した状態で前記引っ張り状態を解除すると該芯用ゴム糸状体が収縮して螺旋ループの内周側に配置され且つ該芯用補強糸状体が該螺旋ループの外周側に配置された螺旋状となるものであり、上記閉ループ状部は、上記螺旋状ゴム紐部の端部から延長突出された芯用補強糸状体の先端を、その根元部又は該螺旋状ゴム紐部の端部に固定することにより設けられる携帯用品係止具を開示している。
【0005】
特許文献1に開示される携帯用品係止具は、後付けでバッグ等に装着できるものではあるが、携帯用品係止具のバッグ等への装着がクリップで行われるものであるため、係止する物品が軽量のものに限られるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実用新案登録第3044777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、ショルダーバッグやリュックサックのショルダーベルト等の任意の場所に装着可能で、比較的に重い物品を取り付けても、ショルダーベルト等の装着場所からずれることなく安定して物品を保持できる物品取付具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様の物品取付具(1)は、本体右部(3)と本体左部(4)で構成された本体部(2)と、前記本体右部(3)が略中空であるとともに、右上区画部(5)、左上区画部(6)、右下区画部(7)及び左下区画部(8)に区画され、前記右上区画部(5)の表面に設けられた表面右上係着部材(9)と、前記左上区画部(6)の表面に設けられた表面左上係着部材(10)と、前記右下区画部(7)の表面に設けられた表面右下係着部材(11)と、前記左下区画部(8)の表面に設けられた表面左下係着部材(12)と、前記右上区画部(5)の内部に設けられた右上プレート(13)と、前記左上区画部(6)の内部に設けられた左上プレート(14)と、前記右下区画部(7)の内部に設けられた右下プレート(15)と、前記左下区画部(8)の内部に設けられた左下プレート(16)と、前記本体左部(4)の表面右寄りの位置に上下方向に延在するように設けられた帯部材(17)と、前記本体右部(3)の裏面に設けられた滑り止め部材(19)と、前記右上区画部(5)及び前記右下区画部(7)を裏面方向に折り曲げ、さらに、前記左上区画部(6)及び前記左下区画部(8)を裏面方向に折り曲げた場合に、前記表面右上係着部材(9)及び前記表面右下係着部材(11)がそれぞれ接する前記本体左部(4)の裏面の位置に、それぞれ設けられた裏面左上係着部材(20)及び裏面左下係着部材(21)と、さらに、前記帯部材(17)が設けられた前記本体左部(4)の表面右寄りの部位を裏面方向に折り曲げた場合に、前記表面左上係着部材(10)及び前記表面左下係着部材(12)がそれぞれ接する前記本体左部(4)の裏面の位置に、それぞれ設けられた裏面右上係着部材(22)及び裏面右下係着部材(23)を備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明の第2の態様の物品取付具(1)は、前記帯部材(17)は、上側部位(24)、下側部位(25)及び中央部位(26)から構成され、前記上側部位(24)及び前記下側部位(25)が前記本体左部(4)の表面に固定され、前記中央部位(26)は、前記本体左部(4)に固定されずに、前記上側部位(24)の下端部と前記下側部位(25)の上端部から延出して立ち上がるように設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の第1の態様によれば、ショルダーベルト等に直に接する部分に滑り止め部材を設けて、滑り止め部材でショルダーベルト等を挟み込むことで、物品取付具をショルダーベルト等に捲回して装着し、物品取付具に物品を取り付けた場合でも、物品取付具がショルダーベルト等の装着位置からずれることを防止することが可能となる。
また、4組の係着部材をそれぞれ係着することで物品取付具をより強固にショルダーベルト等に装着することが可能となり、その結果、物品取付具に物品を取り付けた場合でも、より有効に物品取付具がショルダーベルト等の装着位置からずれることを防止することが可能となる。
さらに、4つの独立したプレートを設けたことから、物品取付具に物品を取り付けた場合、上側のプレートが取り付けた物品による荷重によって下方に引っ張られることで、上側のプレートの挟み込む力を発生・増大させて、物品取付具に物品を取り付けた場合でも、より有効に物品取付具がショルダーベルト等の装着位置からずれることを防止することが可能となる。
また、上側プレートと下側プレートとの間には、プレートが存在しない部分があるが、取り付けた物品による荷重によって上側のプレートが下方に引っ張られることで、上側プレートと下側プレートとの間のプレートが存在しない部分にクランク(角度)が生じることで摩擦抵抗が増加し、これにより、物品取付具に物品を取り付けた場合でも、より有効に物品取付具がショルダーベルト等の装着位置からずれることを防止することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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