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公開番号2024108475
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023012867
出願日2023-01-31
発明の名称塗膜形成方法
出願人ベック株式会社
代理人
主分類B05D 1/36 20060101AFI20240805BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】複数の板状壁材が併設され、かつ目地部を有する被塗面に対して有用な塗膜形成方法を提供する。
【解決手段】複数の板状壁材が併設され、当該複数の板状壁材間の目地部には目地材が充填されてなる被塗面に対する塗膜形成方法であって、(1)上記被塗面の全体に下塗材を塗付する工程、(2)上記目地部に塗着した下塗材を除する工程、(3)上記下塗材の乾燥後、上記目地部を含む領域に目地処理材を塗付する工程、(4)上記被塗面の全体に仕上材を塗付する工程、を行うことを特徴とする。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
複数の板状壁材が併設され、当該複数の板状壁材間の目地部には目地材が充填されてなる被塗面に対する塗膜形成方法であって、
(1)上記被塗面の全体に下塗材を塗付する工程、
(2)上記目地部に塗着した下塗材を除する工程、
(3)上記下塗材の乾燥後、上記目地部を含む領域に目地処理材を塗付する工程、
(4)上記被塗面の全体に仕上材を塗付する工程、
を行うことを特徴とする塗膜形成方法。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
複数の板状壁材が併設され、当該複数の板状壁材間の目地部には目地材が充填されてなる被塗面に対する塗膜形成方法であって、
(1)上記被塗面の全体に下塗材を塗付する工程、
(2)上記目地部に塗着した下塗材を除する工程、
(3’)上記下塗材の乾燥後、上記被塗面の全体に弾性仕上材を塗付する工程、
を行うことを特徴とする塗膜形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な塗膜形成方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建築物の壁面等においては、種々の基材に対し、その基材の保護、色彩付与等の目的で、各種仕上材による塗装が行われている。また、太陽光、降雨等の影響によって経年劣化が生じた壁面等については、塗り替えを行い、美観性の向上化、基材の長寿命化等が図られている。
【0003】
建築物の壁面等に対する塗装方法として、例えば、特許文献1には、既存塗膜面(旧塗膜面)にシーラーを塗装し、次いで仕上材として水性弾性塗料を塗装する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-306305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、建築物の壁面では、各種の板状壁材が用いられている場合がある。このような板状壁材で構成された壁面では、複数の板状壁材が併設されており、板状壁材どうしの間には必然的に目地部が生じる。この目地部においては、通常、シーリング材等の目地材によって防水処理が施されている。
【0006】
しかしながら、このような板状壁材で構成された壁面に対し、上記特許文献の方法で塗装を行って塗膜を形成した場合、板状壁材間の目地部付近において、仕上塗膜に割れ等の不具合が生じるおそれがある。
【0007】
本発明は、上述のような課題に鑑みなされたものであり、複数の板状壁材が併設され、かつ目地部を有する被塗面に対して有用な塗膜形成方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、複数の板状壁材が併設され、かつ目地部を有する被塗面に対して、下塗材を塗付した後に特定の処理を施し、次いで仕上材等を塗付する塗膜形成方法に想到し、本発明を完成させるに到った。
【0009】
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.複数の板状壁材が併設され、当該複数の板状壁材間の目地部には目地材が充填されてなる被塗面に対する塗膜形成方法であって、
(1)上記被塗面の全体に下塗材を塗付する工程、
(2)上記目地部に塗着した下塗材を除する工程、
(3)上記下塗材の乾燥後、上記目地部を含む領域に目地処理材を塗付する工程、
(4)上記被塗面の全体に仕上材を塗付する工程、
を行うことを特徴とする塗膜形成方法。
2.複数の板状壁材が併設され、当該複数の板状壁材間の目地部には目地材が充填されてなる被塗面に対する塗膜形成方法であって、
(1)上記被塗面の全体に下塗材を塗付する工程、
(2)上記目地部に塗着した下塗材を除する工程、
(3’)上記下塗材の乾燥後、上記被塗面の全体に弾性仕上材を塗付する工程、
を行うことを特徴とする塗膜形成方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、複数の板状壁材が併設され、かつ目地部を有する被塗面に対して有用な塗膜形成方法であり、目地部付近における仕上塗膜の耐割れ性等の性能を十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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