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公開番号2024134629
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023044916
出願日2023-03-22
発明の名称塗装装置、及び、塗装方法
出願人株式会社ユアテック
代理人個人,個人
主分類B05C 7/08 20060101AFI20240927BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】鋼管の内面を好適に塗装可能な塗装装置等を提供する。
【解決手段】塗装ノズル115のカップ部115cに塗料が貯留された状態で、塗装ノズル115が塗装装置の中心軸回りに回転すると、塗料に遠心力がかかり、(A)に示すように、下ノズル孔115aから塗料が側方に吐出する。これにより、鋼管の内面に対して略垂直に塗料を噴射することができ、鋼管の内面を均一に塗装することができる。下ノズル孔115aが目詰まりを起こした場合、カップ部115cに対して、上ノズル孔115bの高さまで到達する量の塗料を供給する。この状態で、塗装ノズル115が塗装装置の中心軸回りに回転すると、塗料に遠心力がかかり、(B)に示すように、上ノズル孔115bから塗料が側方に吐出する。これにより、鋼管の内面の塗装が可能になる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
鉄塔の鋼管の頂部から該鋼管の内部に挿入可能な本体と、
前記鋼管内面に当接して前記鋼管の中心軸上に前記本体が位置するように支持する支持部と、
前記本体に取り付けられ、前記鋼管内面に向けて塗料を吐出することで前記鋼管内面を塗装する塗装部と、を備え、
前記塗装部は、
カップ型の形状であって、塗料を貯留可能なカップ部と、
前記カップ部を前記本体の中心軸周りに回転させる駆動部と、を備え、
前記カップ部は、
側面に設けられた第1のノズル孔と、
前記第1のノズル孔より上方であって、側面に設けられた第2のノズル孔と、を備え、
前記塗装部は、前記カップ部を回転させて発生する遠心力により、前記第1のノズル孔または前記第2のノズル孔から、前記カップ部に貯留される塗料を吐出することにより前記鋼管内面を塗装する
塗装装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記カップ部は、高さ方向に直径が異なり、側面下部に直径が最大となる突出部を有し、
前記第1のノズル孔は、突出部近傍に設けられる
請求項1に記載の塗装装置。
【請求項3】
前記塗装装置は、前記カップ部の上部に設けられた開口からも塗料を吐出可能である
請求項1に記載の塗装装置。
【請求項4】
前記塗装部から噴射された塗料を上方に飛散させるように空気を噴射可能であるエアノズルを備える
請求項1に記載の塗装装置。
【請求項5】
前記エアノズルは、前記本体の中心軸周りに回転可能に設けられる
請求項4に記載の塗装装置。
【請求項6】
前記エアノズルは、前記カップ部の回転方向とは反対方向に回転可能に構成される
請求項5に記載の塗装装置。
【請求項7】
前記本体に接続され、前記本体を前記鋼管内の上下方向に移動させる巻き上げワイヤーを備え、
前記支持部は、前記巻き上げワイヤーの巻き上げにより発生する前記本体の中心軸周りトルクを抑制するトルク制御部を備える
請求項1に記載の塗装装置。
【請求項8】
複数のワイヤーで構成され、前記鋼管内面に塗料を塗布するワイヤーブラシを備える
請求項1に記載の塗装装置。
【請求項9】
少なくとも前記塗装部を撮影可能なカメラを備える
請求項1に記載の塗装装置。
【請求項10】
塗装装置の本体を鉄塔の鋼管の頂部から該鋼管の内部に挿入するステップと、
前記塗装装置の支持部により前記鋼管内面に当接して前記鋼管の中心軸上に前記本体が位置するように支持するステップと、
前記塗装装置の塗装部により前記鋼管内面に向けて塗料を吐出することで前記鋼管内面を塗装する塗装ステップと、を備える塗装方法であって、
前記塗装部は、
カップ型の形状であって、塗料を貯留可能なカップ部と、
前記カップ部を前記本体の中心軸周りに回転させる駆動部と、を備え、
前記カップ部は、
側面に設けられた第1のノズル孔と、
前記第1のノズル孔より上方であって、側面に設けられた第2のノズル孔と、を備え、
前記塗装ステップでは、前記カップ部を回転させて発生する遠心力により、前記第1のノズル孔または前記第2のノズル孔から、前記カップ部に貯留される塗料を吐出することにより前記鋼管内面を塗装する
塗装方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗装装置、及び、塗装方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
鉄塔における鋼管からなる主柱材の頂部から、当該主柱材の内部に挿入可能であり、水系塗料を主柱材の内面に向けて放出するシャワー部を備える鋼管送電鉄塔の主柱材の内面塗装に適用可能な塗装装置が提案されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6247124号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
送電鉄塔鋼管主柱材といった鋼管の内面をより好適に塗装する技術が望まれる。
【0005】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、鋼管の内面を好適に塗装可能な塗装装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る塗装装置は、
鉄塔の鋼管の頂部から該鋼管の内部に挿入可能な本体と、
前記鋼管内面に当接して前記鋼管の中心軸上に前記本体が位置するように支持する支持部と、
前記本体に取り付けられ、前記鋼管内面に向けて塗料を吐出することで前記鋼管内面を塗装する塗装部と、を備え、
前記塗装部は、
カップ型の形状であって、塗料を貯留可能なカップ部と、
前記カップ部を前記本体の中心軸周りに回転させる駆動部と、を備え、
前記カップ部は、
側面に設けられた第1のノズル孔と、
前記第1のノズル孔より上方であって、側面に設けられた第2のノズル孔と、を備え、
前記塗装部は、前記カップ部を回転させて発生する遠心力により、前記第1のノズル孔または前記第2のノズル孔から、前記カップ部に貯留される塗料を吐出することにより前記鋼管内面を塗装する。
【0007】
前記カップ部は、高さ方向に直径が異なり、側面下部に直径が最大となる突出部を有し、
前記第1のノズル孔は、突出部近傍に設けられるようにしてもよい。
【0008】
前記塗装装置は、前記カップ部の上部に設けられた開口からも塗料を吐出可能であるようにしてもよい。
【0009】
前記塗装部から噴射された塗料を上方に飛散させるように空気を噴射可能であるエアノズルを備えるようにしてもよい。
【0010】
前記エアノズルは、前記本体の中心軸周りに回転可能に設けられるようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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