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公開番号
2024093496
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-09
出願番号
2022209914
出願日
2022-12-27
発明の名称
電気式連続型焼付炉
出願人
株式会社エス.ケーガス
代理人
個人
主分類
B05C
9/14 20060101AFI20240702BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】回収した汚染ガスに含まれる汚染物質を高温電気ヒータの加熱により無害化して排出し、高温化した排ガスを焼付炉内へ送気される不活性ガスの一次加熱用熱源として利用可能な電気式連続型焼付炉を提供する。
【解決手段】ガス供給源と加熱ヒータと焼付炉とVOC除去装置で構成され、焼付炉内には、加熱ヒータで加熱された不活性ガスを焼付炉内へ放出する噴出口と焼付炉内下部の排ガスを吸引しVOC除去装置へ送気する吸入口が備えられ、VOC除去装置は焼付炉から送気された排ガスを流入させる流入孔とガス供給源にて生成された不活性ガスを流入させる供給孔と排ガスを高温に加熱させVOCの分解処理を行う高温電気ヒータと高温電気ヒータから送気された高温な排ガスと不活性ガスと熱交換を行う熱交換器と熱交換により高温となった不活性ガスを加熱ヒータへ送気する流出孔と清浄な排ガスを利用機器へ送気させる送気管と接続される送気孔を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ガス供給源と、該ガス供給源にて生成された不活性ガスを焼付温度へ加熱し焼付炉内へ送気する加熱ヒータと、搬入口から搬出口へワークを搬送する搬送手段を備えた焼付炉と、VOC除去装置と、で構成され、搬入口及び搬出口の高さが焼付炉よりも下部に備えられ搬送路に傾斜が設けられた電気式連続型焼付炉であって、
焼付炉内には、加熱ヒータにて加熱された不活性ガスを該焼付炉内へ放出する複数の噴出口と、該焼付炉内下部の排ガスを吸引しVOC除去装置へ送気する吸入口と、が備えられ、
VOC除去装置は、焼付炉から送気された排ガスを流入させる流入孔と、ガス供給源にて生成された不活性ガスを流入させる供給孔と、排ガスを高温に加熱させVOCの分解処理を行う高温電気ヒータと、該高温電気ヒータから送気された清浄且つ高温な排ガスと供給孔から流入した不活性ガスとの熱交換を行う熱交換器と、該熱交換器により高温となった不活性ガスを加熱ヒータへ送気する流出孔と、清浄な排ガスを利用機器へ送気させる送気管と接続される送気孔と、から成ることを特徴とする電気式連続型焼付炉。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
前記焼付炉内の天井に、シーリングファンが備えられていることを特徴とする請求項1に記載の電気式連続型焼付炉。
【請求項3】
前記送気管に、塵埃除去装置が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電気式連続型焼付炉。
【請求項4】
前記焼付炉が、一端が閉塞され他端が開放されており、搬入口及び搬出口が同一箇所に設けられていると共に、該焼付炉内の搬送路がコの字状であることを特徴とする請求項1に記載の電気式連続型焼付炉。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気加熱された加熱空気を使用して焼付を行う電気式連続焼付炉に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従前より、金属製の事務機器や自動車の部品等の焼付用塗料を塗った物品(以下ワークと呼ぶ)の焼付加工は、焼付温度に加熱する熱源を備えた焼付装置により行われている。
従来の焼付装置に使用する熱源には、重油や灯油等を使用した油バーナ、LPGや都市ガスを使用したガスヒータ等が利用されており、燃料の燃焼によって発生する二酸化炭素等の温室効果ガスの排出が問題となっている。
そこで、温室効果ガスの排出が低減可能な熱源を使用して焼付加工を行う焼付炉が求められていた。
【0003】
上記問題に対し、本出願人は、電気ヒータにて連続焼付が可能な技術を開発し、特許第7078299号公報(特許文献1)に記載の技術提案を行っている。かかる技術提案によれば、膜状のガスの流れで遮蔽された出入口を潜って、焼付室内に塗装したワークを連続的に搬送させつつ、電気ヒータによって加熱された不活性ガスが焼付室内で均質且つ分散して噴出されることで、高品質の焼付塗装製品を得ることができる、といった優れた効果を奏するものであった。
【0004】
しかしながら、特許文献1にかかる技術提案によれば、汚染ガスを排出するガス導出管が焼付炉の後部側に備えられているため、焼付炉の前部から中部で発生した汚染ガスが、焼付炉内へ導入された不活性ガスの噴出により拡散してしまい、ワークの焼付に支障をきたしてしまうおそれも想定し得るものであった。
【0005】
本出願人は、以上のような従来における連続型焼付炉内にて滞留する汚染ガスの回収方法や、汚染ガスの無害化といった問題に着目し、焼付炉下部に滞留した汚染ガスを回収して無害化した後に排出できないものかという着想のもと、回収した汚染ガスに含まれる汚染物質を高温電気ヒータの加熱により無害化して排出すると共に、高温化した排ガスを焼付炉内へ送気される不活性ガスの一次加熱用熱源として利用可能な焼付炉を開発し、本発明にかかる「電気式連続型焼付炉」の提案に至るものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第7078299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記問題に鑑み、回収した汚染ガスに含まれる汚染物質を高温電気ヒータの加熱により無害化して排出すると共に、高温化した排ガスを焼付炉内へ送気される不活性ガスの一次加熱用熱源として利用可能な電気式連続型焼付炉を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明は、ガス供給源と、該ガス供給源にて生成された不活性ガスを焼付温度へ加熱し焼付炉内へ送気する加熱ヒータと、搬入口から搬出口へワークを搬送する搬送手段を備えた焼付炉と、VOC除去装置と、で構成され、搬入口及び搬出口の高さが焼付炉よりも下部に備えられ搬送路に傾斜が設けられた電気式連続型焼付炉であって、焼付炉内には、加熱ヒータにて加熱された不活性ガスを該焼付炉内へ放出する複数の噴出口と、該焼付炉内下部の排ガスを吸引しVOC除去装置へ送気する吸入口と、が備えられ、VOC除去装置は、焼付炉から送気された排ガスを流入させる流入孔と、ガス供給源にて生成された不活性ガスを流入させる供給孔と、排ガスを高温に加熱させVOCの分解処理を行う高温電気ヒータと、該高温電気ヒータから送気された清浄且つ高温な排ガスと供給孔から流入した不活性ガスとの熱交換を行う熱交換器と、該熱交換器により高温となった不活性ガスを加熱ヒータへ送気する流出孔と、清浄な排ガスを利用機器へ送気させる送気管と接続される送気孔と、から成る手段を採る。
【0009】
また、本発明は、前記焼付炉内の天井に、シーリングファンが備えられている手段を採る。
【0010】
さらに、本発明は、前記送気管に、塵埃除去装置が接続されている手段を採る。
(【0011】以降は省略されています)
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