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公開番号
2024121748
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-06
出願番号
2023042385
出願日
2023-02-27
発明の名称
冷却ミスト噴霧システム
出願人
テクノ環境機器株式会社
代理人
主分類
B05B
9/08 20060101AFI20240830BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】水道蛇口や交流電源から離れた場所で冷却ミスト噴霧を行うには蓄圧容器に水道水を充填してミスト噴霧の場所に移動しなければならない。長時間、噴霧継続するためには補填の為に繰り返し水道蛇口に通わなければならない。給水してから使用場所に移動することを前提としているという課題がある。
【解決手段】手運び可能な水容器と、前記水容器内に蓄えた水を吸引し加圧して吐出する蓄電式携帯電動又は手動加圧ポンプと、移動台に設けた蓄圧容器と、ミスト噴霧ノズルを配置し、水容器内に蓄えられた水にポンプの吸引ポートに取り付けられた水用ホース端を浸して吸引し、ポンプ吐出ポートに取り付けられたホース反対側端部に取り付けられた接続金具を蓄圧容器に取り付けられた接続金具が容易に着脱できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
手運び可能な水容器と、前記水容器内に蓄えた水を吸水し加圧して吐出する電動式又は手動式の水供給ポンプと、前記水供給ポンプの下流側に設けた移動台上に固定した蓄圧容器と、前記蓄圧容器の下流側に設けたミスト噴霧ノズルを備え、前記水供給ポンプと前記蓄圧容器と前記ミスト噴霧ノズルは管路で水が流動可能に連結され、
前記蓄圧容器は内部をゴム隔壁によって、圧力ガスを内封した蓄ガス部と水を貯える蓄水部に隔てられている前記蓄水部に、
前記水供給ポンプから送り込まれた水に押され前記蓄圧容器内の前記ゴム隔壁は前記蓄ガス部側に膨らみ、前記蓄水部に水が更に侵入すると、より大容量の水を前記蓄水部に蓄えて前記蓄ガス部のガス圧が上昇し、同時に前記蓄水部の水圧も上昇するが、
前記蓄圧容器は、上流側への水の逆流を防止する逆止弁と上流側の前記水供給ポンプとの管路に着脱可能な継手を設け、
前記蓄圧容器の下流側に前記ミスト噴霧ノズルの噴霧圧を設定する減圧弁を設け、
前記ミスト噴霧ノズルから噴霧のストップ弁を設け、前記ストップ弁を閉にし、
前記水供給ポンプを作動させて水を前記蓄圧容器内に送り込み、前記蓄圧容器内に送り込まれた水を増圧した状態で貯水し、
その後、前記着脱可能な継手を切り離して前記水供給ポンプからの送水を止めた状態で、前記ストップ弁を開にし、前記蓄圧容器内の圧力水を減圧弁で所定の水圧に調整して前記蓄圧容器内の圧力により前記ミスト噴霧ノズルから噴霧させることを特徴とする冷却ミスト噴霧システム1。
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【請求項2】
前記電動式水供給ポンプは、蓄電池により作動するポンプにより水を供給する蓄電式携帯電動ポンプであって、前記蓄電式携帯電動ポンプの上流側の給水ポートに取り付けられた管路の上流端を前記水容器内に浸漬し、前記蓄電式携帯電動ポンプの下流側の吐出ポートに取り付けられた管路の下流端開口部に前記蓄圧容器の上流側の管路に設けられた継手と容易に着脱できることを特徴とする冷却ミスト噴霧システム1。
【請求項3】
前記手動式水供給ポンプは、手動でピストンを上下動させて水を供給する水用ポリ容器用手動加圧ポンプであって、前記水用ポリ容器用手動加圧ポンプは、下端部に水を給水可能な給水口、上端部に水を吐出可能な吐出口を設け、水用ポリ容器の上端開口部から内部に送入可能な直径を有するパイプシリンダーと、前記パイプシリンダー内を上下方向で往復移動可能に設けられた前記パイプシリンダーの内壁面に摺動可能なピストン、ピストンを連結し、上端部にハンドルを有するハンドルピストンロッドとを備え、
前記パイプシリンダーは給水口から流入した水を給水口部と前記給水口の上部に前記ピストンを摺動可能な給水加圧部への水が流動可能な穴、
フィルターと上流側への逆流を防止する逆止弁を設けた穴を設けた隔壁で分離された吸入加圧部の底面部と前記ピストンの下面部との間に伸長方向に付勢力を有するバネを設け、
上部に前記ハンドルピストンロッドの外周面に密着するシール部材を設け、
前記ハンドルピストンロッドの外周面と前記ハンドルピストンロッドより大きい直径を有する筒状の流路を形成し、
上端近傍に前記吐出口を備え、
前記ハンドルピストンロッドは、下側は筒状で上部は棒状体で、前記筒状体下端部に方向の逆止弁を設け、
前記筒状部の上端部に周壁に圧力水が流出可能な穴を設け、
前記ハンドルピストンロッドが押し下げられて下端部に位置するときに、前記シール部より上の圧力水流路内に位置するようにし、
上端部の吐出口に下流からの逆流を防止する吐出口を設けた。
前記ハンドルピストンロッドを押し下げた後にバネの力で押し上げる時に、水タンクから前記給水加圧部の下側に吸い込まれ、前記給水加圧部のピストン上部の空気は排出され、
次にハンドルピストンロッドを押し下げると、前記給水加圧部内に流入した水に押し圧をかけられた水が前記ハンドルピストンロッド内の送水穴を流動し、圧力水流路形成部の圧力水流路を流動し、前記吐出部から下流側の前記蓄圧容器に吐出し、
前記給水加圧部内で前記ピストンの上部の空洞に空気が流入することを特徴とする請求項1に記載の冷却ミスト噴霧システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路工事や建設現場、広いグランドで行われるサッカーや野球等のスポーツ現場、夏祭り会場や公園・河岸・河川敷広場等でのイベント仮設会場など、水道蛇口や交流電源から離れた場所で冷却ミストを、数時間から終日、噴霧を継続することができる冷却ミスト噴霧システムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、夏季の一時期、学校の運動場の一隅にミストシャワーのゾーンが設けられ、高速道路のサービスエリアでは送風機でミストを送る光景が見られる。工事現場などでは近年、作業着に冷却用ファンが内蔵されたものなどが散見されるが、ミスト利用は見られない。
【0003】
ミスト噴霧は既に農業分野などでは広く導入されており、ノズル・メーカー等から殺虫剤や殺菌剤を含むミストの実例は多数紹介されている。
例えば、特許文献1では、庭の植木や園芸植物への水やり、屋根等のミスト冷却、ミスト冷房等に関して、蛇口から水道水を供給するだけで、ミスト散水に必要な一定量の水を、噴霧ノズルから噴霧するとともに、蛇口を閉じてもあるいは水道から切り離しても、一定時間、噴霧を継続した後、水切れによって自然に噴霧を終了することができるミスト散水装置が公開されている。
特開2013-46600 ミスト散水装置
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のミスト散水装置では移動台車タイプであっても、水道蛇口や交流電源から離れた場所で冷却ミスト噴霧を行うには移動台車の蓄圧容器に水道水を充填してミスト噴霧の場所に移動しなければならなく、また、長時間、噴霧継続するためには補填の為に繰り返し水道蛇口に通わなければならないという課題がある。
【0005】
暑い高所での建設工事現場では、持ち易い水入りポリ容器、吸入と吐出用の水用ホースを取り付けたポータブル加圧ポンプ、移動台車上の水未封入で空の軽い蓄圧容器、台車に取り付けられた噴霧ノズル、と冷却ミスト噴霧のシステムを別々に分解することができなければ、運び上げられないという課題がある。
【0006】
元来、特許文献1のミスト散水装置の移動台車タイプから派生した冷却ミスト噴霧装置は、給水してから使用場所に移動することを前提としており、使用場所では給水できない。本発明はこの課題を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る冷却ミスト噴霧システムは、
手運び可能な水容器10と、前記水容器10内に蓄えた水を吸引し加圧して吐出する蓄電式携帯電動ポンプ12又は水用ポリ容器用手動加圧ポンプ3と、移動台17上に設けた蓄圧容器14と、ミスト噴霧ノズル18を配置し、前記蓄電式携帯電動ポンプ12又は前記水用ポリ容器用手動加圧ポンプ3と前記蓄圧容器14と前記ミスト噴霧ノズル18は配管接合され、前記水容器10内に蓄えられた水に前記蓄電式携帯電動ポンプ12又は前記水用ポリ容器用手動加圧ポンプ3の吸引ポートに取り付けられた水用ホース11端を浸して吸引し、前記蓄電式携帯電動ポンプ12又は前記水用ポリ容器用手動加圧ポンプ3の吐出ポートに取り付けられた水用ホース11の反対側端部に取り付けられた接続金具を前記蓄圧容器14に取り付けられた接続金具が容易に着脱できることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る前記蓄圧容器14は、
内部をゴム隔壁14cによって、圧力ガスを内封した畜ガス部14aと、圧力水を貯える畜水部14bに隔てられており、前記蓄電式携帯電動ポンプ12又は前記水用ポリ容器用手動加圧ポンプ3から送り込まれた圧力水に押され前記蓄圧容器14内の前記ゴム隔壁14cは前記畜ガス部14a側に膨らみ、圧力水が更に浸入すると、より大容量で高圧の水を前記蓄圧容器14内に蓄えてガス圧はおよそ0.7MPa程度に達する。前記蓄圧容器14の入水側の上流に脱着可能な金具ワンタッチ継手16aと逆止弁13とを設けて上昇する内圧を保持し、出水側に噴霧圧設定用の減圧弁15とストップ弁19を設けたことを特徴とする。
【0009】
本発明に係る手動式水供給ポンプ3は、
手動でピストンを上下動させて水を供給する水用ポリ容器用手動加圧ポンプ3であって、前記水用ポリ容器用手動加圧ポンプ3は、下端部に水を給水可能な給水口30a、上端部に水を吐出可能な吐出口を設け、水用ポリ容器10bの上端開口部から内部に送入可能な直径を有するパイプシリンダー30と、前記パイプシリンダー30内を上下方向で往復移動可能に設けられた前記パイプシリンダー30の内壁面に摺動可能なピストン31a、前記ピストン31aを連結し上端部にハンドルを有するハンドルピストンロッド31とを備え、
前記パイプシリンダー30は前記給水口30aから流入した水を給水口部と前記給水口30aの上部に前記ピストン31aを摺動可能な給水加圧部30bへの水が流動可能な穴、水用フィルター32と上流側への逆流を防止する逆止弁33aを設け、
穴を設けた隔壁で分離された前記吸入加圧部30bの底面部と前記ピストンの下面部との間に伸長方向に付勢力を有するバネ34を設け、
上部に前記ハンドルピストンロッド31の外周面に密着するシール部材を設け、
前記ハンドルピストンロッド31の外周面と前記ハンドルピストンロッド31より大きい直径を有する筒状の流路を形成し、上端近傍に前記吐出口を備え、
前記ハンドルピストンロッド31は、下側は筒状で上部は棒状体で、前記筒状体下端部に上方向の逆止弁33bを設け、
前記筒状部の上端部に周壁に圧力水が流出可能な穴を設け、
前記ハンドルピストンロッド31が押し下げられて下端部に位置するときに、前記シール部より上の圧力水流路内に位置するようにし、
上端部の吐出口に下流からの逆流を防止する吐出口を設けた。
前記ハンドルピストンロッド31を押し下げた後にバネ34の力で押し上げる時に、水用ポリ容器10bから前記給水加圧部30bの下側に吸い込まれ、前記給水加圧部30bのピストン31a上部の空気は排出され、
次にハンドルピストンロッド31を押し下げると、前記給水加圧部30b内に流入した水に押し圧をかけられた水が前記ハンドルピストンロッド31内の送水穴を流動し、圧力水流路形成部の圧力水流路を流動し、前記吐出部から下流側の前記蓄圧容器に吐出し、
前記給水加圧部内で前記ピストンの上部の空洞に空気が流入することを特徴とする。
【0010】
本発明に係る冷却ミスト噴霧システムは、
前記蓄圧容器14から直接、接合金具ワンタッチ継手16cを介して前記蓄圧容器14内の水抜き用ストップ弁や水圧洗浄ガン等をワンタッチ接続することができることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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