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公開番号2024140423
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051556
出願日2023-03-28
発明の名称塗布装置
出願人東レエンジニアリング株式会社
代理人個人,個人
主分類B05C 5/02 20060101AFI20241003BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】塗布流路から気泡を除去されやすくして、塗工精度の低下を抑制することが可能な塗布装置を提供する。
【解決手段】この塗布装置100は、搬送される基材90に対して塗液1を塗布する塗布装置であって、塗液を供給するポンプ10と、基材の搬送方向と直交する幅方向に延びる吐出口21と、吐出口と繋がりポンプから供給された塗液を吐出口に供給するための塗布流路22と、塗布流路の上方から気泡を流出させる気泡流出孔23と、を含む塗布部20と、を備え、塗布流路は、気泡流出孔と繋がるとともに、気泡流出孔に気泡を導くように上方に向かって狭まる形状を有する気泡導出部26を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
搬送される基材に対して塗液を塗布する塗布装置であって、
前記塗液を供給するポンプと、
基材の搬送方向と直交する幅方向に延びる吐出口と、前記吐出口と繋がり前記ポンプから供給された前記塗液を前記吐出口に供給するための塗布流路と、前記塗布流路の上方から気泡を流出させる気泡流出孔と、を含む塗布部と、を備え、
前記塗布流路は、前記気泡流出孔と繋がるとともに、前記気泡流出孔に前記気泡を導くように上方に向かって狭まる形状を有する気泡導出部を含む、塗布装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記塗布流路は、前記塗液を貯留するマニホールドをさらに含み、
前記気泡流出孔は、前記マニホールドの上方に平面視で前記マニホールドと重なるように設けられ、
前記気泡導出部は、前記マニホールドに含まれている、請求項1に記載の塗布装置。
【請求項3】
前記気泡導出部は、上方に向かって狭まるように傾斜するかまたは上方に向かって狭まるように湾曲する形状を有する、請求項1または2に記載の塗布装置。
【請求項4】
前記気泡導出部は、前記幅方向に沿った断面視において、上方に向かって狭まるように直線状に傾斜するテーパー形状を有する、請求項3に記載の塗布装置。
【請求項5】
前記気泡導出部は、前記吐出口を含む鉛直方向に沿った断面視において、上方に向かって狭まるように湾曲する略半円形状を有する、請求項3に記載の塗布装置。
【請求項6】
前記気泡導出部は、前記吐出口を含む鉛直方向に沿った断面視において、上方に向かって狭まるように直線状に傾斜するテーパー形状を有する、請求項3に記載の塗布装置。
【請求項7】
前記気泡導出部は、前記気泡流出孔に向かって狭まるように傾斜するかまたは前記気泡流出孔に向かって狭まるように湾曲する形状を有する、請求項3に記載の塗布装置。
【請求項8】
前記気泡流出孔は、前記幅方向における前記塗布部の略中央部に形成されている、請求項1または2に記載の塗布装置。
【請求項9】
前記気泡流出孔は、前記幅方向に並ぶように前記塗布部に複数形成されており、
前記塗布流路は、複数の前記気泡流出孔の各々に対して前記気泡導出部を1つずつ含む、請求項1または2に記載の塗布装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、塗布装置に関し、特に、ポンプと、塗布部と、を備える塗布装置に関する。
関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ポンプと、塗布部と、を備え、搬送される基材に対して塗液を塗布する塗布装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、ポンプと、塗布部と、を備え、搬送される基材の表面に塗液を塗布する塗布装置が開示されている。上記特許文献1には、ポンプは、塗液を塗布部に供給するとともに、塗布部は、ポンプから供給された塗液を、塗布部に設けられたスリット(塗布流路)を経由させて吐出口から基材に対して吐出することが開示されている。また、上記特許文献1には、塗液の塗布の停止を補助するようにマニホールド(塗布流路)から塗液をサックバックすることが開示されている。ここで、サックバックとは、塗液を吐出口から吐出させるための圧力の印加が停止された際や圧力が減少された際に、塗布流路内の塗液の圧力を低減させることにより、塗布流路内の塗液の少なくとも一部を吐出口と反対側に引き込ませることである。サックバックにより、塗布エンド部における塗液の引きずりの発生を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-104479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1には開示されていないが、塗布部の塗布流路に塗液が供給されていない状態から塗液が供給された際に、塗布流路に空気が気泡としてそのまま残ってしまう場合がある。塗液流路に含まれる気泡は、圧力の変化を吸収するため、サックバックによる塗液の吸引力が低下する。これにより、塗布エンド部に引きずりが生じやすくなるため、塗布エンド部の塗工精度が低下する可能性がある。そのため、塗布流路から気泡を除去されやすくして、塗工精度の低下を抑制することが可能な塗布装置が望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、塗布流路から気泡を除去されやすくして、塗工精度の低下を抑制することが可能な塗布装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による塗布装置は、搬送される基材に対して塗液を塗布する塗布装置であって、塗液を供給するポンプと、基材の搬送方向と直交する幅方向に延びる吐出口と、吐出口と繋がりポンプから供給された塗液を吐出口に供給するための塗布流路と、塗布流路の上方から気泡を流出させる気泡流出孔と、を含む塗布部と、を備え、塗布流路は、気泡流出孔と繋がるとともに、気泡流出孔に気泡を導くように上方に向かって狭まる形状を有する気泡導出部を含む。
【0008】
本発明の一の局面による塗布装置は、上記のように、塗布流路は、気泡流出孔と繋がるとともに、気泡流出孔に気泡を導くように上方に向かって狭まる形状を有する気泡導出部を含む。これにより、塗布流路の気泡は、気泡導出部の上方に向かって狭まる形状に沿ってガイドされながら上方に向かうとともに、気泡流出孔に導かれる。そのため、塗布流路に含まれる気泡を気泡流出孔から流出されやすくすることができる。その結果、塗布流路から気泡を除去されやすくして、塗工精度の低下を抑制することができる。
【0009】
上記一の局面による塗布装置において、好ましくは、塗布流路は、塗液を貯留するマニホールドをさらに含み、気泡流出孔は、マニホールドの上方に平面視でマニホールドと重なるように設けられ、気泡導出部は、マニホールドに含まれている。ここで、マニホールドには、塗布部における他の部分よりも多くの塗液が収容されているため、塗布部における他の部分よりも多くの気泡が含まれている。上記気泡流出孔がマニホールドの上方に平面視でマニホールドと重なるように設けられ、上記気泡導出部がマニホールドに含まれているように構成すれば、マニホールドの気泡は、上方に向かいながら気泡流出孔に導かれやすくなる。そのため、塗布流路に含まれる気泡を気泡流出孔からより流出されやすくすることができる。その結果、塗布流路から気泡をより除去されやすくして、塗工精度の低下をより抑制することができる。
【0010】
上記一の局面による塗布装置において、好ましくは、気泡導出部は、上方に向かって狭まるように傾斜するかまたは上方に向かって狭まるように湾曲する形状を有する。このように構成すれば、塗布流路の気泡を、気泡導出部の上記形状に沿ってガイドさせながら容易に上方に向かわせることができる。そのため、塗布流路に含まれる気泡を気泡流出孔から容易に流出させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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