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公開番号2024124160
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023032141
出願日2023-03-02
発明の名称静電塗装ガン
出願人旭サナック株式会社
代理人個人,個人
主分類B05B 5/025 20060101AFI20240905BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】ガン先から粉体塗料を周方向に粗密なく均一に分散させながら噴射することができる静電塗装ガンを提供する。
【解決手段】ガン本体に、搬送エアと共に粉体塗料が通過する塗料通路を備え、この塗料通路の先端に粉体塗料の吐出口9aを有する静電塗装ガンにおいて、吐出口9aに、粉体塗料が旋回しながら通過するねじり孔9fを有するノズル部材7を装着したことを特徴とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ガン本体に、搬送エアと共に粉体塗料が通過する塗料通路を備え、この塗料通路の先端に粉体塗料の吐出口を有する静電塗装ガンにおいて、前記吐出口に、粉体塗料が旋回しながら通過するねじり孔を有するノズル部材を装着したことを特徴とする静電塗装ガン。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記ノズル部材は、絶縁性樹脂によって形成され、内周面に塗料通路と同径のノズル内通路を有する後方ノズルと、この後方ノズル筒の前方端に装着される前方ノズル筒とからなり、前記前方ノズル筒は、内周面の中央部に、塗料通路と同径の吐出口を有し、この吐出口の前方に、吐出口の内径よりも大径の空間部を形成し、この空間部の前方を先端壁によって閉塞し、この先端壁の周囲に、前記空間部と前方ノズル筒の外部とを繋ぐねじり孔を均等に複数設け、前記ねじり孔は、前方ノズル筒の中心軸に対して螺旋を描くように先端壁の後面から前面に向かってねじられ、前方ノズル筒の吐出口から空間部に流入した粉体塗料が、ねじり孔を通過することにより、分散されながら旋回流になってねじり孔から噴射されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の静電塗装ガン。
【請求項3】
前記先端壁の後面に、前記ねじり孔を有する周辺部から中心部に向かって次第に突出する山形の突出部を形成し、この山形の突出部によって前方ノズル筒の吐出口から空間部に流入した粉体塗料を、周辺のねじり孔に導入するようにしたことを特徴とする請求項2記載の静電塗装ガン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、粉体塗料を被塗物に噴射する静電塗装ガンに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
静電塗装装置は、図9に示すように、塗料タンク20内の粉体塗料Aを、圧縮エアが投入されるインジェクタ21によって吸い込み、塗料ホース22を経由して、インジェクタ21に投入された圧縮エアを搬送エアにして静電塗装ガン23まで搬送し、静電塗装ガン23から粉体塗料Aを被塗物Bに噴射して静電気力によって粉体塗料Aを被塗物Bに付着させる装置である。
【0003】
従来、この種の静電塗装装置に使用する静電塗装ガン23として、図10に示すように、ガン本体24のガン先にラッパ形状の反射板25を取付け、ガン本体24に設けた塗料通路26を搬送エアと共に通過する粉体塗料を、反射板25によって円形に広げて噴射するようにしたものがある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-57361号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ガン先にラッパ形状の反射板25を取付ける従来の静電塗装ガン23では、ガン先の吐出口の中心にコロナ放電電極27があり、このコロナ放電電極27を、塗料通路26の内周面に電極ホルダー28を介して保持している。
【0006】
したがって、塗料通路26内に配置された電極ホルダー28の向きによって、ガン先の反射板25に粉体塗料が均一に衝突しない。
【0007】
特に、直径の大きな反射板25をガン先に取付けた場合、円形に広がる吐出パターンに粗密ができて、吐出パターンが円形に広がらずに歪な楕円形になり、完全な円形分布の吐出パターンを得ることができなかった。
【0008】
吐出パターンが完全な円形分布でないと、被塗物に粉体塗料が均等に当たらないため、静電塗装ガンを切り返し、あるいは重ね塗りをして塗装を行う場合、均一な膜厚分布で塗装することが難しい。
【0009】
そこで、この発明は、ガン先から粉体塗料を粗密なく均一に分散させながら噴射することができる静電塗装ガンを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記の課題を解決するために、この発明は、ガン本体に、搬搬送エアと共に粉体塗料が通過する塗料通路を備え、この塗料通路の先端に粉体塗料の吐出口を有する静電塗装ガンにおいて、前記吐出口に、粉体塗料が旋回しながら通過するねじり孔を有するノズル部材を装着したことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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