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公開番号
2024165413
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023081596
出願日
2023-05-17
発明の名称
塗料吐出量測定システム
出願人
旭サナック株式会社
代理人
弁理士法人サトー
主分類
B05B
7/14 20060101AFI20241121BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】塗装不良の発生を抑制しつつ、作業負担の軽減を図る。
【解決手段】塗料吐出量測定システムは、塗料を噴射する塗装ガンと、塗料経路を介して塗装ガンに対して塗料を供給する塗料供給装置と、塗料経路を通過する塗料を検出する光電センサを有する検出装置と、光電センサの検出値に基づいて、塗料経路を通過する塗料の吐出量が正常であるか否かを判定する制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
塗料を噴射する塗装ガンと、
塗料経路を介して前記塗装ガンに対して前記塗料を供給する塗料供給装置と、
前記塗料経路を通過する前記塗料を検出する光電センサを有する検出装置と、
前記光電センサの検出値に基づいて、前記塗料経路を通過する前記塗料の吐出量が正常であるか否かを判定する制御部と、を備える、
塗料吐出量測定システム。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記光電センサは、検出光を発光する発光部と、発光部から発光された検出光を受光する受光部と、を有し、
前記検出装置は、前記発光部及び前記受光部をそれぞれ収容する複数の収容部を更に有し、
各前記収容部にエアを供給するためのエア経路を更に備える、
請求項1に記載の塗料吐出量測定システム。
【請求項3】
前記発光部と前記受光部とは、前記塗料経路に対して直交するように配置される、
請求項1又は2に記載の塗料吐出量測定システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、塗料吐出量測定システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、塗装ガンに例えば粉体塗料を定量供給するための粉体塗料供給装置が知られている。粉体塗料供給装置は、粉体塗料を定量排出するスクリューフィーダ―ユニットと、スクリューフィーダ―ユニットから排出された粉体塗料を吸引して塗装ガンに供給するインジェクターユニットと、を含んで構成されている。
【0003】
ところで、従来構成では、塗装作業中において塗料吐出量の検出又は監視は行われていないため、設定吐出量に対して実際の塗料吐出量に変化が生じた場合に、当該変化を即時発見することが困難であった。塗料吐出量の変化は、粉体塗料が流れるホースの折れや破損等の不具合によって生じる場合があり、この不具合は塗装不良を引き起こす原因となり、生産効率に悪影響を及ぼすことがある。
【0004】
また、実際の塗料吐出量が設定吐出量と一致しているか否かは、例えば計量カップを用いた測定によって確認を行う方法があるが、作業者にとって多大な手間を要し負担となる。したがって、従来構成では、塗装不良の発生を抑制しつつ、作業負担の軽減を図る点において課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-025429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、塗装不良の発生を抑制しつつ、作業負担の軽減を図る塗料吐出量測定システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の塗料吐出量測定システムは、塗料を噴射する塗装ガンと、塗料経路を介して前記塗装ガンに対して前記塗料を供給する塗料供給装置と、前記塗料経路を通過する前記塗料を検出する光電センサを有する検出装置と、前記光電センサの検出値に基づいて、前記塗料経路を通過する前記塗料の吐出量が正常であるか否かを判定する制御部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態による塗料吐出量測定システムの一例を模式的に示す図
一実施形態による塗料吐出量測定システムについて、検出装置の一例を概略的に示す断面図
一実施形態による塗料吐出量測定システムについて、収容部にエアが供給される状態の一例を拡大して示す断面図
一実施形態による塗料吐出量測定システムの電気的構成の一例を示すブロック図
一実施形態による塗料吐出量測定システムについて、正常時及び異常時における光電センサの検出値の変化を示す図
一実施形態による塗料吐出量測定システムについて、入力電流の違いによる光電センサの検出値への影響を調べた試験結果を示す図
一実施形態による塗料吐出量測定システムについて、塗料の吐出量の測定で行われる処理の一例を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図では、説明の便宜上、必要に応じて各構成の寸法を適宜拡大している場合があり、各構成同士の寸法比は実際と同一であるとは限らない。
【0010】
図1に示す塗料吐出量測定システム1は、例えば粉体塗料の吐出量を測定できるシステムである。以下の説明では、塗料吐出量測定システム1を、単にシステム1と称する場合がある。塗料吐出量測定システム1は、塗装ガン10、塗料供給装置20、検出装置30、及び制御盤40を備えている。塗装ガン10は、例えば図示しないレシプロケータの先端部に装着されており、例えば粉体塗料等の塗料を噴射し、静電引力によって被塗物に自動で塗料を塗布するいわゆる自動ガンである。塗装ガン10は、その内部に高電圧を塗料に印加するための図示しない高電圧発生装置が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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